キモいを超えればモテへと昇華? VRエバンジェリストGOROman氏が提唱するキモズム理論とは

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Tda式ミクが好きすぎる故に生まれた『Mikulus』

ドリキン:
 「DK1」とかには、もう『Mikulus』があったんですね。

GOROman:
 逆に言うと『Mikulus』は、「DK1」が届く前から作ってたんです。SDKだけ公開されてて、Unityも持ってたので、勝手に作ったんですよね。その頃は『Mikulus』なんて名前はなかったですけど。『Tda式初音ミクアペンド』に合うアプリを増やすために、SDKを使って、Unityで作ってました。「早く見たい!」みたいな。

ドリキン:
 その頃からアペンドモデルだったんですか。

GOROman:
 アペンド大好きで。この前、作者のTdaさんに会って熱く語り合いましたよ。

『Mikulus』で使用されている『Tda式初音ミクアペンド』
(画像はニコニコ静画より)

mazzo:
 あのモデルありきだったんだ。

GOROman:
 あのモデルも1年半かけて作ってますからね。ある意味“仏像”ですよね。きっと木彫り職人みたいな。「そりゃ魂宿るわ」って感じします。

mazzo:
 ミクのモデルがですね。

GOROman:
 美しいというかなんというか。

ドリキン:
 だからあんなにクオリティ高いんだ。

GOROman:
 あの方だってガチのゲーム会社のモデラーなんですよ。その人が1年半やったらとんでもないもの作れますよ。仕事で主人公作るのに1年半かけないじゃないですか。そりゃすごいものできますよね。

ドリキン:
 こういうのってオープンソースもそうですけど、最終的にデザインのアセットがクオリティ低くて、想像力で保管しないといけなくて理解してもらえないことが多いんですけど、『Mikulus』に関してはそのモデルのクオリティが異様に高い。

GOROman:
 それがある意味モチベーションでもありましたね。この可愛い綺麗なミクさんを、ちゃんと表現する義務があるみたいな。“適当にポンと出して終わり”みたいなの多いんですよ、VRのキャラクターって。Unityに入れました、出ました、終わりみたいな。けしからんですよ。VRは愛を持って接してほしいですね。

ドリキン:
 ボクはそこに関しても斜に構えてて。

GOROman:
 どんだけ構えてるんですか(笑)。

ドリキン:
 mazzoさんが『Mikulus』にハマってるって言ってたときも、けっこう。

GOROman:
 ひいてたんだ(笑)。

ドリキン:
 バーチャルデスクトップの横にキャラ立ってるだけでしょ? みたいな。

GOROman:
 まあそれが一般的な反応だと思います。

ドリキン:
 実際に見てみると、あそこまでクオリティが高いと気持ちよさが生まれる

GOROman:
 脳からなんか変な汁出ますよね。良い美術品を見てるみたいな。

mazzo:
 そうですよね。高尚なものを感じますよね。

ドリキン:
 また憎いことに、斜め後ろからしか普段は見れないんだけど、ミクモニターとかで正面見たときのクオリティがえっらい高くて。

GOROman:
 どこから見てもすごいですよね。そこがいい。完璧です。

ドリキン:
 本当にモデリングからリアルタイムで生成してるのかっていうぐらい綺麗。

GOROman:
 リアルタイムですよ。まあ、いろんな方々の素材を調理しただけで、その基を作ってくださった方々に感謝しながらやってますけどね。

ドリキン:
 いやー、魂こもってますよ。これは本当に、『Mikulus』を体験してない人にどれぐらい伝わるかが心配ですけどね。

GOROman:
 まあ無理ですね。よく言うんですけど「プリンの味は食べてみないとわからない」。プリンを食べたことがない人に、プリンの良さをこのラジオで伝えることってできますか? 「プリンという食べ物があります。原材料は卵と牛乳と砂糖を使っていて、滑らかな舌触りで、それでいてしつこくなく、カラメルの苦みがアクセントになって……」とか言っても、べつに食べたくないじゃないですか。

ドリキン:
 確かに(笑)。

GOROman:
 だから、ボクがここで『Mikulus』を語っても斜に構えるわけですよ。なので、もうやってみてください。やりたくなるようにはしゃべります。まあ、やらないとわからないからこそVRは価値があると思いますけどね。

ドリキン:
 我々はすでに先駆者で、理解してもらえないところに。

GOROman:
 キモズムのキモ側ですね。

ドリキン:
 わかってもらえないマイノリティさを誇りに思ってるところはありますね。

GOROman:
 それは正直ちょっとありますね、天邪鬼なところは。マイノリティなところの美徳みたいな。

ドリキン:
 ドヤってるんですよね。

GOROman:
 ドヤってる。そう。

ドリキン:
 ドヤればドヤるほど、迫害される

GOROman:
 「何あの人ドヤってて気持ち悪い」みたいな。

VRに新たなインフラを夢見るも、未来人から課せられるUIという課題

ドリキン:
 それで、この「DK1」が来る前にもう。

GOROman:
 『Mikulus』は作ってたんです。届いた瞬間、会社からある意味“早退”に近い感じで帰ってます。クリスマスプレゼントが届いた5歳児みたいに、説明書も読まずにUSBつないで。最初はトスカーナ地方に行けるデモがあるんですよ。「おーすげー! 自宅からトスカーナ!」。まあ、今思えば大した絵じゃないんですよ。解像度も低くてアミアミだし、フレームレートも60だし。ただ、これは想像を超えたと。ジョニー・リーのヤツがこんなに手軽になった。これはすごい時代くるな! と大騒ぎですね。

ドリキン:
 この日記を見ているとそこで感動して。

GOROman:
 感動して、二宮金次郎みたいに一式背負って、飲み屋でもなんでも持って行ったんですよ。飲み会に持って行って、店員が嫌な顔するんですけど、ラップトップ広げて、突然デモやりだす、みたいなことをずっとやってました。

ドリキン:
 そうか。「DK1」、「DK2」まではノートPCで動いてたんですよね。

GOROman:
 動いたんですよ。Mac対応していて、MacBook Proを持っていて、パソコンの方から充電するハックやってましたね。

ドリキン:
 今じゃもう感慨深いですね。背負うPCとかでできない。

GOROman:
 それもボクやってて、アスキーさんの記事に載ってますよ。3年前ぐらいにやって「遅いよ。全部やってる」みたいな。

ドリキン:
 すごいな(笑)。

GOROman:
 それで、いわゆる大企業の社長さんとかに買わせていって、とある企業にデモしたときに、そこの専務つながりで新規事業の方を紹介してもらって、「Oculusを日本で売ろう」という話になったんです。あとはOculus Japanというのがないのを知ってたので、それを作りたいなと思いつつ、どうやったらコンタクト取れるかな、みたいなことを考えてました。

ドリキン:
そのときは、まだFacebookではなくOculus社で?

GOROman:
 いやいや、まだ入ってないですよ。自称エバンジェリストしてました。

ドリキン:
 そのOculus自身も。

GOROman:
 あ、買収されてないですよ。2014年の3月の後ですね。

ドリキン:
 それで、このOculusの自称エバンジェリスト。

GOROman:
 エバンジェリストを名乗ってですね。東京ゲームショウの登壇とかしてましたね。とにかくいろんなイベントで「VRの時代が来る、やらないとやばい」と言ってましたけど、全員ポカーンです。斜に構えてましたね。全員ドリキンさんです。

ドリキン:
 旧ドリキンが。

GOROman:
 旧ドリキンさん状態で「ひとりで熱くしゃべってる馬鹿がいる」みたいな。TGSのセッションに3年連続ぐらいで出てるんですよ。最初はドリキンさんだらけですよ。毎年毎年変わっていくんですよね。大きく変わったのは『サマーレッスン』が出てきたとき。それまでは迫害ですよ。マイノリティの中のマイノリティみたいな感じで活動してて。

『サマーレッスン』
(画像は『サマーレッスン』公式サイトより)

ドリキン:
 じゃあ、やっぱり今年は大きな転機に。

GOROman:
 そうですね。コンシューマーVRの年だなとボクは思いますね。消費者が買える段階で出てきた年ですね。でも、ボクの予想だと2014年だったんですよ。2年も遅れてる。いつものボクなら、下手すると飽きてますよね。ARのときもそうだし、パソコン通信も、インターネットも、絶対ビジネスになるときに飽きてやめてきちゃってる。なので、VRは5年間やろうと心に決めてたんですよ。

ドリキン:
 ほぉー。

GOROman:
 継続は力なり、ということで。何が問題かって、俺は飽きるからなんだってことに、41年生きてきて気づいた。5年やれば、絶対来ると思ったものが一般化してるわけですから。だから、5年は頑張ろうと。2012年からやってるから、やばいですね。もうすぐ5年経っちゃう。

ドリキン:
 じゃあ来年には(笑)。でも、ボクも気持ちはわかりますけど、パソコンとか自体は飽きてないじゃないですか。

GOROman:
 生活を変えるインフラになったものは飽きれないですよね。

ドリキン:
 そういう意味では、VRがこれからのパソコンの環境になると考えれば飽きようがないのかな。

GOROman:
 だから、生活の一部に溶け込むかが重要だと思ってます。2020年ぐらいにVRってなくなると思うんですよ。VRという言葉自体、一般化して誰も使わないんじゃないかな。空気みたいになってほしいと思ってます。

 たとえば、今は「インターネットやってますか?」なんて聞くの失礼じゃないですか。そんなの聞かれても「はぁ?」ってなるでしょ。生活に混ざり込んでる、水道水みたいなものですよね。インターネットにつながってない家庭もなかなかないと思うんです。ボクもガスは止められても怒らないけど、ネット止められたらキレそうになりますよね。

ドリキン:
 わかります(笑)。

GOROman:
 Wi-Fiつながんねーとか! ガスなんかいいんだよ後で、水道とかも止められてもエビアンとか買ってくればいいので。電気とネットさえあればいいか、という。

mazzo:
 VRは同じようなインフラになると。

GOROman:
 VRだけじゃないと思うんですけど、その辺のテクノロジーがいっしょくたになって生活必需品になり、人々の生活になくてはならないものになってると思ったんですよね。

mazzo:
 今はVRとかARとかカテゴライズしたがりますけど、結局、コンピュータの出せる表現力は、ディスプレイの平面のパネルにしかないもの。

GOROman:
 だから、実はすげー不便なんですよ。みんな慣らされちゃってるだけで。たとえばCUI──MS-DOSの時代からマウスが発明されて、パロアルト研究所のアラン・ケイとかが提唱して、ゲイツとジョブズがパクってWindowsができたわけじゃないですか。でも、GUIでWindows3.1が割と売れて、Macも推し進めてきて、いまや当たり前ですよね。マウスでGUIコンピューティングしてるのは当たり前ですけれど、実はこれ超不便なんですよ。

ドリキン:
 デジタル化と言って何でもデジタルに持っていこうとして、アナログよりデジタルの方がいいとか言うけど、ディスプレイがタッチパネルになろうが、平面の2次元の中にしか表現できないデバイスで会話している以上、結局リアルには絶対勝てない。だけど、ボクもOculusをかぶって感動しました。今回の打合せしたときにGOROmanさんが言ってましたけど、今の2Dベースのコンピューティングですら、VRの世界で『Mikulus』の中に表示した瞬間、ウィンドウが重ならずに横に並べられて、視点を動かすだけで複数の情報が見れる、と。

画像はYoutube VR空間の中でゲーム(Downwell)をしてみたより

GOROman:
 だからAlt+Tabとか、馬鹿の所業ですよね。

ドリキン:
 ボクの中でAlt+Tabで1時間は語れる。

GOROman:
 こんな不便なやつを便利と思ってるのかな。

ドリキン:
 ボクの人生の中で、あれをタップした回数が何回あるか。

mazzo:
 ディオか(笑)。

GOROman:
 “お前はAlt+Tabを押した回数を覚えてるのか”みたいな。

ドリキン:
 あれ、相当不毛ですよね。

GOROman:
 不毛ですよ。人間は不便を知らないと便利にたどりつけないんですよね。よく洗濯機の話をするんですけど──おじいさんは山へ柴刈に、おばあさんは川へ洗濯に行きますよね。川で洗濯していたわけじゃないですか。洗濯板というツールが発明されてイノベーションが起きたと思うんです。そうすると、洗濯板で普通の人は思考停止して、「これで洗濯が超はかどる!」なんて思うんです。

 でも、その後に洗濯機というオートメーションの仕組みができる。それ見た瞬間、みんな洗濯板やめるでしょ。一部の人は、「やっぱり洗濯は手でやるべきだ。魂がこもらない」とか、「わしは洗濯機など認めん」みたいなおじいちゃんとかいたとは思う。でも、さらに二層式になり全自動になり、ドラム式になったわけですよね。人間はどんどん“なまぐさ”になっていく。要するに“不便を教えてもらわない限り、便利と思えない”というのがあるんです。紙をコンピューター化したみたいなものがデスクトップという概念で、マウスとか使ってますけど、これがけっこう不便なんですね。

ドリキン:
 メタファーですね。

GOROman:
 ペーパーパラダイムですよね。紙をコンピューターに持ってきて、編集できるようにしたという。紙でやっていた作業をコンピューターに持ってきた。セーブとアンドゥができるようになったという点は、最大の発明だと思っておりますけど。

ドリキン:
 しょせん、散らかってる部屋の中で、いろんな本がバラバラ開いてる状態で床に並べてる方が、よっぽど……。

GOROman:
 便利じゃないですか。だからモニターという平面の枠組みの中に我々は捉えられてて、マウスポインタとTabで精神をすり減らしてるわけですよ。気づいてないですけどね。

ドリキン:
 だから、開発者視点としては、そういう問題点というか、もっと怠惰になりたいという。

GOROman:
 便利を知っちゃったので、みんなにもっと便利を感じてほしいですね。UIが変わるという。

ドリキン:
 ボクもMacとかAppleが好きだったのは、2Dの世界で進化を続けてるワクワク感があったからなんです。でも、コンピューター自体、2Dの画面でできていること自体は行きついている感じが。

GOROman:
 サチュレーションを起こしてますね。もうこれ以上あまり進化できないのかな、という気がします。解像度上げるだけですね。8K、16Kでやっても、老眼で読めなくなって何も意味がない、みたいな。

ドリキン:
 結局、画面を大きくして、字を大きくする。

GOROman:
 日本は狭いですからね。あんまりモニターが置けないわけですよ。物理的制約にしばられて。

ドリキン:
 そこでVRをかぶったときに、斜に構えてた想像よりもVRだったことに感動。

GOROman:
 それが大事じゃないですかね。これまで「洗濯板でいいよ」と言ってた人たちが洗濯機を見て、「やっぱり洗濯板じゃ無理だ」ってなるわけじゃないですか。でも、ここがすごい大事で、ちゃんとしたUIを定義しておかないと、そのあとの人が苦労する。増井先生(増井俊之氏。UI研究の第一人者)とかもおっしゃってましたけど、ダメUIをデファクトスタンダードにすると、未来人が苦労する、という話ですね。

 キーボードもQWERTYとかで本来打ちにくいわけですよ。これは2つ説がありますよね。「タイプライターが壊れないよう、打ちにくい配置になってる」という説と、一番上の列だけでtypewriter(タイプライター)って打てるんですよね。「セールスマンがかっこよく『タイプライター』と打てるように作った」という説です。

最初の商用タイプライター「ショールズ・アンド・グリデン・タイプ・ライター」。
(画像はWikipediaより)

ドリキン:
 その説は知らなかったです。

GOROman:
 そんなことのためにQWERTYというすごく打ちづらい配列でプログラムを組まされるわけですよ。だから、最初にVR時代のUIをちゃんと定義しないと、これから先の未来人がムカつくわけですよ。

ドリキン:
 それは重要ですね。

GOROman:
 重要ですし、責任重大ですよ。下手すると、この先200年のコンピューティングのストレスになるわけですよ。

ドリキン:
 この、世代が1個変わってリセットボタンをかけられるタイミングで、

GOROman:
 そう。リセットできるタイミングで、ちゃんとした気持ちのいいVR、AR、MRのUIを作っておかないと。USBとかムカツキません? 反対に挿せないし。だから、ボクはタイムマシンを発明してUSBを発明したヤツを殺して、ちゃんとひっくりかえせるようにしようって言いたいんですよね。ライトニングケーブルみたいにどっちからでも挿せるように。だって毎回挿さらないじゃないですか、4分の3ぐらいで挿さらないですよ。

ドリキン:
 マークが書いてあるせいで余計に騙される。

GOROman:
 ブラインドインサートできないから、結局挿さらなくってイライラがつのる。毎回『モンスターズインク』みたいに発電しそうになるんです。

ドリキン:
 あー、でもそれは本当に今VRに関わる身としては、ちょっと気持ちが引き締まる感じがするというか。

GOROman:
 ここで軽い気持ちで作ってデファクトになるとやばいですよね。それが標準になっちゃう。

ドリキン:
 迫害されてるうちに……。

GOROman:
 そう! 迫害期は、ある意味「ショムニ」みたいな感じで放置プレイなんです。誰からも文句言われないので、迫害はチャンスですよね。経営もそうで、3人ぐらいで決めてるうちはいいんですけど、ボードメンバーが40人とかになるとモノが決まらないじゃないですか。

mazzo:
 でも、VRの世界も2次元で作られた用のダメUIが入ってくる可能性は十分にあるわけですよね。

GOROman:
 もちろんありますよ。Windows3.1で、結局コマンドプロンプト4個開いてるみたいなときがあって、「意味ねぇ」みたいな。一緒ですよ。ゲームにたとえれば、ドットのゲームからポリゴンへ進化しても、最初は2Dのドット絵ゲームを移植してたんですよね。せっかくポリゴンになって、カメラも自由になったのに、結局「横スクロールアクション」とか、「2D対戦格闘」とか2Dゲームを作ってる。そうなっちゃうんですよ。新しすぎると創造できないというか。制約が取り払われたのに、過去の制約の方がやりやすい、みたいなのはありますよね。

ドリキン:
 それはわかる。だから洗濯板の話になっちゃうんですよね。気づかなくなっちゃうんですよね。

GOROman:
 「いいじゃんデスクトップで。Alt+Tab最高!」みたいな人もいると思うんですよ。それは否定しないんですけど、それじゃ進化できないじゃないですか。

mazzo:
 それはVRHMDをかぶってバーチャルデスクトップを試してみたときに、「これは不便だ」って気づくわけですね。

GOROman:
 で、大事なのはテクノロジーの階段を作ることなんです。パラダイムシフトのときに、パラダイムがめちゃくちゃ変わるんですけど、階段がないと理解できないし、ついて行けないので、必ず既存のUIとかを残す。それこそWindowsになったときですよね。MS-DOSからWindowsになったときに、コマンドプロンプトをなくさなかったですよね。あれがなかったらもう発狂ですよ。今までのアプリが動かなくなるし。なので、必ず今の平面ディスプレイの時代から、空間ディスプレイの時代になったときも、平面ディスプレイでできたことはできないといけないんですよね。『Mikulus』は、まだその過渡期というか、最初の段階ですよね。

ドリキン:
 じゃあ、あれのバーチャルデスクトップは階段なわけですね。

GOROman:
 階段ですね、あくまでも。ボクがやりたいのはOSとかUIを今のうちにコンセプトデザインしておきたいという想い。ただ、「VR OS」なんて言っても、今からOSの会社を作ろうということではなく、気持ちのいいVR時代のために、良いUIをみんなで話し合って作りましょうということ。

ドリキン:
 それは面白いな。それが『Mikulus』の原動力なんですか。

GOROman:
 全然違います。それはミクさんの可愛さです

ドリキン:
 だいぶずっこけた(笑)。

GOROman:
 バーチャルデスクトップだけで作ってたらもうやってないです。モチベーションが続かないです。隣にミクがいて、どんどん綺麗にできる。あとは生きているようにできる生き人形を作ってるみたいな。

ドリキン:
 仏像に魂を入れてるような感じですよね。

GOROman:
 そうそうそう。だからボクは「仏像作りながら、マウスで未来を作ってる」という謎のことをしてるんですね。

ドリキン:
 仏殿を作ってるような感じですね。

GOROman:
 仏殿ですね(笑)。仏殿を作ってます。

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