「同名映画の恐怖をVRで体感できる新時代のホラゲ」『パラノーマル・アクティビティ』【ホラゲレビュー百物語】

【ゲーム概要】
　2007年に公開されたホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」の世界観を表現したVRゲーム。ポルターガイスト現象など、同作で描かれた怪奇現象が実際に自分へと迫ってくる恐怖を体感できる。海外ではE3、国内ではニコニコ超会議などで展示され、IGN Entertainmentからは「世界で最も怖いVRゲーム」と評価されている。

編集部ひとことレビュー

　『パラノーマル・アクティビティ』と言えば、2007年に公開された、同棲中の男女を襲う超常現象をドキュメンタリー風に映像化したホラー映画だ。
　当時は、当事者視点の現実感あふれる撮影手法や、低予算での大ヒットが話題となった。

　本作は、その作品の世界を、「ヘッドマウントディスプレイ」＋「両手に持つ操作デバイス」で楽しむというもの。
　プレイは完全に一人称視点。実際にあたりを見回すことが、視界を操作することに直結している。また、両手に持ったデバイスを使って、視界内で手を伸ばしてアイテムを掴んだり、ドアを開けたりできるようになっている。
　恐怖の館に乗り込んで、能動的に探索しながら怪異現象を体験することになるのだ。

　もちろん、プレイヤーに不安や脅威を与える演出は無数に用意されている。
　いきなり閉まるドアやヒビが入る鏡など、思わず足がすくんでしまいそうな仕掛けが盛りだくさん。目の前の階段から家具が落ちてきて驚き、振り返ると不気味な少女がダッシュしてくる！ ……なんて、合わせ技も用意されている。

　まさに“体感”できる、新時代のホラーゲームなのだ。

（動画投稿：IGN）

パラノーマル・アクティビティ