人気上昇中! 家でスマホから遊べる、遠隔クレーンゲームの裏側を潜入取材。巨大工場で聞いた「落としテク」とは?【行ってみた】

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海外のユーザーからも人気!?

 というわけでさらに鈴木さんにお話を聞いてみました。

ユーザーの方はどういった人たちが多いんですか?

ゲームセンターに行くのはおっくうだったり、大きい景品を持ち帰るのは恥ずかしいといった人に人気があります。

それわかります。自分も星のカービィの一番くじでA賞の大きなぬいぐるみが当たって嬉しかったんですけど、池袋から家まで自転車で持って帰るのがすごい恥ずかしかったです。

 

その時の様子

 

海外のユーザーもいらっしゃるんですか?

そうですね。台湾や韓国のユーザーさんがいるので、景品は週1くらいで発送するようにしています。たとえば台湾だけでもこの1ヶ月で2500個ほど発送しました。1日あたりだと80個以上ですね。

でもたしかに、他所の国にある機械を遠隔操作で動かして物を手に入れるって、ちょっとたまらないですね。

海外もヘビーユーザーがけっこう多くて、ポケモングッズやぬいぐるみ系をたくさん取っていくんですよ。ポケモンは常に人気ですね。

やっぱり世界のPokémon強しなんですね。

 

画像はイメージです

 

オンラインクレーンゲーム界の“佐為”

ユーザーの中でこの人めっちゃうまい! って話題になる人とかいたりするんですか?

やっぱりいますね。特にフィギュアみたいな景品に対して、景品の入荷初日に待機している方にはユーザーさんはヘビーユーザさんがの方が多くて、そういう人はうまいですね。

ネット上だけに存在していて誰も姿を見たことのない名人がいるって、ヒカルの碁の佐為【※】みたいでかっこいいですね。

 

※佐為……藤原佐為(ふじわらのさい)。「週刊少年ジャンプ」にて、1999〜2003年に連載されていた囲碁漫画『ヒカルの碁』に登場する天才棋士の亡霊の名前。画像奥のただならぬ雰囲気を放っている長髪の男性を指す。その姿は基本的に主人公のヒカルにしか見ることができない。
(画像はAmazonより)

 

そういう人たちってリアルのクレーンゲームとどっちがうまいんでしょうか?

おそらくオンラインのほうが強いと思いますよ。うちのシステムは一定で変わってないので、そのやり方をマスターしている人もいます。台の設定にも特色があって、アームの折れ方とか爪の角度とか一台一台違うんですよ。ヘビーユーザーの方はそういうところまで計算に入れたりします。

 

ヘビーユーザーのことまで知り尽くしている鈴木氏

コースの特性を熟知しているプロゴルファーみたいだ。リアルのクレーンゲームが上手い人とオンラインのクレーンゲームの名人で対決したりするのを見てみたいですね。あとやっぱり、オンラインだと24時間いつでもできるっていうのが強みですよね。

スタッフは24時間、3交代制で常時詰めています。深夜3時くらいまでは稼働が多いですね。ネットユーザーの方は皆さん夜遅くまでゲームされてますね。

すごくわかります。その時間って1番やることないですから。寝付けないときとか。デジタルゲームをやるのと違って、実際にクレーンを動かして、実物が送られてくるのは、世界とつながっている感じがあっていいですよね。

 

ぬいぐるみだけじゃない! 食べ物も取れるクレーンゲーム

ちなみに、何かユニークな商品はありますか?

たとえば夏だとそうめんとか、扇風機とか、季節ごとの商品がよく獲得されていきますよ。

 

 

そうめんとか取れるんですか!

意外と食べ物系が人気です。かっぱえびせんの大型缶とか。家電系も一人暮らし用の炊飯器とか、ホットケーキメーカーとか。他にも釣具とかもあります。フィギュアとぬいぐるみだけだとお客さんも飽きてしまうので、いろいろな商品を入れるようにしています。

ネットクレーンゲームで獲得した景品だけで1ヶ月生活してみたっていう企画、早い者勝ちだと思うのでYouTuberの皆さんぜひやってみてください。

挑戦者お待ちしています。

今後はどのように展開されていくんでしょうか?

オンラインクレーンゲームは実はライバル会社の参入がけっこう多いんです。ここだけの話、来年あたり大手のメーカーさん参入してくるという話もあります。

えっ、そうなんですか!

ネッチも最近は押され気味なので、今後も他社とコラボしたオリジナル商品を拡充したりして頑張っていきたいですね。

たとえばどんなグッズですか?

最近だとご注文はうさぎですか?」シリーズのオリジナルスマホケースを作ったりしました。うちならではの商品を展開していかないといけないんです。ただ、オリジナル商品は発注個数をある程度確保しないといけないのがネックなので、簡単に作れないんですよね。

 これからもさらに進化し続けるわけですね。楽しみです!(了)

 

後日談

 というわけでネットクレーンゲーム・ネッチさんにお話を聞いてきたんですけど、その後どうなったかといいますと……

 

 

 

個人的にネットのクレーンゲームにどっぷりハマってしまいまして……

 

 

 

その結果……

 

 

 鈴木さんからコツを教えてもらったおかげでかなり景品が取れるようになった一方、

課金しすぎてお金がなくなってしまったので景品のかっぱえびせんBIG缶を食べてなんとか食いつないでいます。

 

 

 オンラインクレーンゲーム、恐るべし。

 みなさんも試しに一度プレイしてみてください。(了)

取材協力/ネッチ

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取材、文
冷凍食品
週刊ファミ通の読者投稿ページ「ファミ通町内会」の元投稿者。現在は、アイドルの追っかけと名将・野村克也氏の著書の研究をしています。好きなゲームは『リンダキューブ』。
Twitter:@frozen_food
取材
電ファミニコゲーマー編集部員。映画を観るのとアナログゲームをするのが好き。
Twitter:@_k18

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