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『FF7 リメイク』は原作(オリジナル版)からどれくらい進化した?比較画像でわかるキャラクター・戦闘システム・街の変化

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 E3 2019では『ファイナルファンタジー7 リメイク』(『FF7 リメイク』)の新たな映像が公開され、ティファやセフィロスが初お披露めされるなど盛り上がりをみせた。

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(画像はSquare Enix – Twitchより)
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(画像はSquare Enix – Twitchより)

 本作は1997年にプレイステーションで発売された『ファイナルファンタジー7』のフルリメイク作品であり、細かな部分も原作に寄せようという意図が随所に見られるのが特徴だ。

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(画像はSquare Enix – Twitchより)

 いまやゲームの表現はかなりリッチになりものすごい進歩を遂げている。本稿では原作『FF7』と、生まれ変わる『FF7 リメイク』の画像を比較し、どれほど進化、変化したのかをみていく。

◆クラウド

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 ノースリーブのタートルネックやボルトがついた肩当てなど原作に寄せたデザインに仕上がっている。髪の毛や筋肉の表現がより細やかになっているだろう。

◆エアリス

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 エアリスもまた原作をなるべく再現しようという意図が感じられる。リアルな世界にあわせてなのか、服のカラーがやや暗めになっている。

◆ティファ

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 ティファは基本的なデザインこそ同じだが、いくつも手が加えられている。まず原作に比べて胸が控えめに描写されており、さらに黒いインナーも身に着けている。

◆バレット

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 イカつい男になったバレット。サングラスやネックレスに胸毛など、原作になかった表現がいくつも確認できる。

◆セフィロス

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 髪の毛の描写がより丁寧になったため、セフィロスの特徴的な前髪はより自然な形になったようだ。とはいえよく見てみると、リメイク版にも折れ曲がっているような前髪が存在する。

◆ビッグス

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 アバランチのメンバーであるビッグスは、より精悍な顔つきになった。バンダナや衣装などは変わりないものの、髪型などに手が加えられている。

◆ウェッジ

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はFINAL FANTASY VII REMAKE for FFVII A Symphonic Reunion – YouTubeより)

 同じくアバランチのメンバーであるウェッジは、原作のイメージをそのまま現代に蘇らせたかのよう。体型なども原作のままだ。

◆ジェシー

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 アバランチのジェシーは髪型が変更され、リメイク版ではポニーテールになっている。なお、クラウドにマテリアを渡すシーンなども追加されているようである。

◆マリン

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 バレットの娘であるマリンも原作をうまく再現したかのようなキャラクターに仕上がっている。

◆ハイデッカー

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 神羅カンパニーが持つ軍隊の指揮官であるハイデッカーは、原作と異なりかなりカッコよく描写されている。ガハハハと笑う姿も再現されるのだろうか。

◆バトルシステム

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)

 原作のバトルシステムは、ATB(アクティブタイムバトル)というシステムが採用されていた。

 基本はターン制のコマンド選択形式で、ゲージが溜まったあとになんらかのコマンドを入力するとキャラクターがその行動を行う。つまり、コマンド選択型がベースでそこに半リアルタイム制度が導入されていた。

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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 リメイク版はアクション寄りのリアルタイムシステムとなっている。ただしATBゲージが溜まると魔法やアビリティといったコマンドが使用可能で、それらを選択する際は時間の流れが遅くなる。

 要するに原作と対照的に、リアルタイムがベースになっており、そこにコマンド選択型の要素が採用されているのだ(ショートカットを使うことでさらにリアルタイム寄りの戦闘を楽しむこともできるようである)。

◆Gバイク

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)

 原作では、仲間たちが乗る車を守るため、クラウドがバイクに乗り込み追手を倒すGバイクというミニゲームが存在している。本編でプレイすることができるほか、ゴールドソーサーのミニゲームとしても遊ぶことが可能。

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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 E3 2019で発表された映像では、後ろにジェシーを乗せつつバイクで戦うシーンが確認できる。おそらくこれがリメイク版のGバイクに相当するものと思われるが、原作とシチュエーションが異なっている模様。

◆ボス「ガードスコーピオン」

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 敵キャラクターもしっかりと再現されている。最初に戦うことになるボスのガードスコーピオンも基本デザインは変らず。リメイク版の細かなメカ表現が美しい。

◆ボス「エアバスター」

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 神羅カンパニーが作り出した新たな兵器、エアバスターも映像に登場。原作のデザインを踏襲しつつもカッコよく仕上がっている。

◆ボス「アプス」

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 下水道で戦うことになるアプスもよりリアルになった。長い舌や特徴的なツノはそのままで、ツノをあえて折ることによって生き物らしさが表現されている。

◆リミット技「凶斬り」

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 「凶」の文字を描きながら攻撃するクラウドのリミット技「凶斬り」。原作では控えめな表現だったが、リメイク版では激しい演出に。

 書き順(最後にバツを書く)も原作を踏襲しているようだ。

◆リミット技「ヘビーショット」

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 バレットのリミット技「ヘビーショット」も、とても強そうになった。反動を抑えるかのようなポーズもリアルに寄せた結果か。

◆リミット技「サマーソルト」

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(画像は左はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より、右はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語] – YouTubeより)

 驚くべき跳躍と円形のエフェクトが印象的なティファのリミット技「サマーソルト」もきちんと再現されている。

◆ミッドガルの風景

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 ゲーム序盤の舞台となるミッドガル。原作でもかなりワクワクさせられたが、リメイク版の街並みの細かな表現には驚かされる。

◆駅構内

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 クラウドが列車から飛び降り、魔晄炉の爆破へ向かうシーン。ポーズもきちんと再現されている。

◆ミッドガル内部

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 魔晄炉を爆破したあと、混乱が広がるミッドガル内部。原作では人がまばらにいる程度だったが、リメイク版では車や壊れた家屋なども細かく描かれている。

◆列車の内部

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 アバランチのメンバーが移動で使う列車の様子も確認できた。リメイク版は乗客それぞれの個性すら見えてくる。

◆下水道

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 クラウド、ティファ、エアリスの3人が下水道で戦う場面もあるようだ。敵キャラである「サハギン」もよりリアルになっている。

◆バー「セブンスヘブン」

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 アバランチの拠点となるバー「セブンスヘブン」はリメイク版でよりおしゃれに。地下に移動できるように改造されたピンボール台もきちんとあるようだ。

◆神羅ビル フロント

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 神羅ビルはより薄暗いイメージに変化しており、特徴的な階段などは変わりないようだ。

◆神羅ビル バイク前

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(画像はPC版『ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC』より)
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(画像はSquare Enix LIVE E3 2019 [日本語]より)

 神羅ビルにはバイクや車などが展示されているのだが、原作ではかなり小さく描写されているのでよくわからなかったという人も多いはず。

 リメイク版ではこういった細かな部分までしっかりと見ることができるため、眺めているだけでもかなり楽しめそうだ。

ライター/渡邉卓也

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ライター
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渡邉卓也
「マリオの乳で育った男」と自称するフリー・ゲームライター。いくつかのメディアでゲームニュース、レビュー、コラムなどを担当。自分が書いた記事で気に入っているのは「なぜこのゲームが「モンハン」の次に売れるのか…? 『Ice Station Z』から見る3DSという市場の特殊性とゲームの評価の難しさ」。好きなキャラクターは「しずえ」と「カービィ」。
Twitter:@SSSSSDM

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