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PC版『モンスターハンター:ワールド』が発売開始。Steamでは同時接続プレイヤー数24万人を発売数時間で記録、今年最大のローンチ規模に

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 カプコンは8月10日、SteamやGOG.com、Humble StoreでPC版『モンスターハンター:ワールド』の発売を開始した。同作は今年1月に日本国内でPlayStation 4、北米と欧州ではXbox Oneでもリリースされた、『モンスターハンター』シリーズの最新作。すでに出荷本数は全世界で800万本を記録しているが、その人気はPC版でも衰えていないようだ。

 Valveが公開しているSteamでの「現在最もプレイヤー数が多いゲーム」では、『モンスターハンター:ワールド』が発売日から数時間でSteamのプレイヤー数ランキング4位に浮上したことが示されている。ピーク時には24万901人のプレイヤーが同時に接続し、記事執筆現在も平均して20万人以上がプレイ中だ。
 なお上位には『Dota 2』『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』『Counter-Strike: Global Offensive』といった人気タイトルが並ぶ。

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(画像はSteam & ゲームデータより)

 北米における夕方から夜にかけてのゴールデンタイムを考慮すると、時差によってこれらの数値や順位はさらに変動することが考えられるが、少なくとも発売から数時間で20万人以上がプレイするという結果に至った点は、十分に大きな成功と言えるだろう。
 実際にSteamなどの大型プラットフォームを解析している「GitHyp」は、同作がSteamにおいて今年最大のローンチを達成したと伝え、10万5000人の同時プレイヤー数を記録した『Realm Ryales』の軽く2倍を超える数値だと伝えている。

 余談ではあるものの、中国のTencentが運営するゲームプラットフォーム「WeGame」では、7月末に事前予約本数が100万本を突破していたことも現地メディアによって伝えられえていた。ただし事前予約自体は無料であり、この数値は参考程度にしかならないのだが、ともかく世界中でPC版『モンスターハンター:ワールド』が注目を浴びている証左のひとつとはなるだろうか。

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(画像はSteam | Monster Hunter Worldより)

 ただし一方で、PC版『モンスターハンター:ワールド』には批判的な意見も寄せられており、記事執筆時点においてSteamでは約920件のレビューのうち32パーセントの不評が寄せられ「賛否両論」となっている。

 これは特にゲームの操作オプションにおける問題点がマイナス要素と見られているようで、レビューではマウス&キーボードでの操作のしづらさや、Xbox 360コントローラーが簡単には認識されない点などが批判されている。購入予定のプレイヤーはコントローラーを所持しているかどうか、またゲームを始める前にオプション設定を事前に確認するべきなど、これらの点を留意するとよいだろう。

※『モンスターハンター』のひな形を受け継ぎつつも独自の要素を加えた『Dauntless』は、先にPCでF2Pタイトルとして展開され200万人のプレイヤー数を達成。

 とはいえ多彩なグラフィックオプションを搭載し、コンソールと同時に展開されるシリーズ初のPC版としてスタートを切った『モンスターハンター:ワールド』。バトルロイヤル系ジャンルの人気の影に隠れているかもしれないが、先行してリリースされた『モンスターハンター』のひな形を受け継ぐ『Dauntless』は、無料ではあるもののベータテストで200万人のプレイヤー数を達成しており、“モンスターを狩るCo-opゲーム”というジャンルはいまだPCにおいては強い可能性を秘めている。本家『モンスターハンター:ワールド』とともに、今後さらなる発展を遂げていくのか注目したい。

文/ishigenn

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