『FGO』の超高難易度クエストを編成コストわずか4でクリア。フィナーレ「金色のメトロポリス」に見る低コストへの挑戦

 ゲームのやりこみといえばコンソールタイトルやPCタイトルを連想するゲーマーが多いかもしれないが、一部スマートフォン向けタイトルでもそうしたプレイに挑戦するプレイヤーたちは存在する。人気作品『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)ではその傾向が顕著で、低レアキャラ縛りなどに興じる猛者は少なくない。

 そうした下地があるなか、『FGO』で現在開催中のイベント「バトル・イン・ニューヨーク 2018」(通称「ギル祭」)で、スーパープレイが飛び出した。

 ギル祭は『FGO』にて年一回開催されてきた「ネロ祭」の流れをくむイベントで、大盤振る舞いといっても過言ではない経験値・アイテム効率や、日毎に追加されてる超高難易度クエストが特徴。
 超高難易度クエストはそれぞれ複雑怪奇なギミックが組み込まれており、いずれも一筋縄ではいかない戦いばかり。多種多様で個性的なバフ・デバフなどの影響をうけるため、「とにかく強いキャラクターの一撃で殲滅する」といったようなゴリ押しは原則的に通用しない。

 10月3日に最終戦として始まった”フィナーレ「金色のメトロポリス」”は、ギミックを理解さえしてしまえばさほど難しくはなく、SNS上などで早々に「簡単なのでは?」という声が散見されたものの、無論、雑な編成でクリアできるほど甘くはない内容である。

筆者が惨敗した編成の例

 だがしかし、「ならばどこまで弱い編成でクリアできるのか?」という発想まで思い至るゲーマーは多くない。そして海老蟹氏はそのひとりだ。同氏は以前から『FGO』の高難度クエストを編成コスト30でクリアするプレイングに取り組んでいる。

 『FGO』未経験者向けに簡単に解説すると、サーヴァント(キャラクター)と概念礼装(装備のようなもの)には、それぞれ編成コストがかかる。当然、強力なものほどコストは高くなり、たとえば最高レアのサーヴァントでは12。なお現状の環境では編成コストの最大値はおよそ110であり、編成を全て最高レアで敷き詰めるようなスタイルは不可能となっている。
 つまり海老蟹氏の編成コスト縛りプレイでは、自前の戦力は最大値の3分の1以下。サーヴァントと概念礼装の強弱や各種シナジーなど各要素が濃厚にからむため一概にはいえないものの、きわめて厳しい条件といっていいだろう。

 そんな同氏は「金色のメトロポリス」において30コストではあきたらず、イベント解禁後3時間ほどで16コストでフィナーレをクリアしてしまった。直後に「超運がよくて4コストになるんでしょうかね? 」とツイート。その20分後には有言実行、4コストでクリアしてのけている

 編成はマシュ・オルテナウス、ゲオルギウス、クー・フーリン・オルタ。マスター礼装には魔術礼装・アトラス院制服。マシュとゲオルギウスは低コスト&無課金編成のスターとすら呼べる存在で、敵の猛攻を一時的にとはいえ凌げるのが特長だ。
 戦術の概略としては、とにかくクー・フーリン・オルタの被弾を避ける形を取りつつ、マスター礼装もフル活用し、着実に1体ずつ倒していくというもの。文字化するとシンプルだが全ての行動に無駄がなく、かつ運がいくらかからむため、実践は容易ではないだろう。

 ちなみにメインアタッカーのクー・フーリン・オルタは聖杯(レベルキャップ解放アイテム)を投入したりしているような”完全体”ではないが、攻撃力は少々底上げされているようだ。そのことが本攻略に与える影響は不明であるものの、おそらく微差であると思われる。

この編成でクリアできる……!

 こういった高難易度クエストでの挑戦はほかにもあり、別の角度から”フィナーレの簡単さ”に挑んだ剛の者が存在することもお伝えしたい。だめぽよちゃん氏による攻略は、8コストながら、プレイヤーの編成がフレンド以外レベル1というのがポイント。こちらも強い発想力を感じる戦法だ。

※戦闘開始後わずか2分で勝利宣言

 現在、スマホ向けゲームのフィールドで一大文化を形成しているといって過言ではない『FGO』。強力なサーヴァントや概念礼装を手に入れるには運がどうしても絡んでくるが、手に入れやすい低レアや低コストなカードを主軸とした挑戦は、チャレンジングで魅力的なゲーム性を感じさせてくれる。

フィナーレが終わってもギル祭はまだ終わらない

written_by_Yoichi_Yumitori

文/Yoichi Yumitori

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