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リュウやラシードはこうして作られた。『ストV』のキャラクターメイキング本が11月30日に発売へ

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 ボーンデジタル出版事業部より、書籍「ストリートファイター キャラクターメイキング-HOW TO MAKE CAPCOM FIGHTING CHARACTERS」が2018年11月30日に発売される。価格は4,200円(税別)。

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(画像はAmazon | ストリートファイター キャラクターメイキング-HOW TO MAKE CAPCOM FIGHTING CHARACTERSより)

 本書籍は、カプコンの対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV』がどのように制作されたのかを解説するというもの。現在公開されている本作のサンプルからは、「どのようにキャラクターとゲームシステムが作り上げられたのか」「登場キャラクター選定の秘密」そして「各キャラクターができるまでの制作工程」といった3つのチャプターが収録されると明らかになっている。

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(画像は株式会社ボーンデジタル | ストリートファイター キャラクターメイキングより)

 たとえば、「登場キャラクター選定の秘密」の部分では、欧米圏のみならず南米や中近東の人気に配慮したいといった思惑があり、ラシードといったキャラクターが産まれたということが記されている。あるいは「各キャラクターができるまでの制作工程」であれば、キャラクターの登場理由・ストーリー設定から制作が行われることによりゲーム世界の魅力を増すことに成功しているなど、こだわりの一部を垣間見れるというわけだ。

 全キャラクターのデザインコンセプト・設定画・CGメイキングも収録されるほか、シリーズや関連タイトル開発者に対する5万字超のインタビューも用意されている。インタビューに応じたのはイラストレーターのあきまん氏イケノ氏『ファイナルファイト』『ストリートファイターII』の生みの親と言われる西谷亮氏など。

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(画像はカプコン | シャドルー研究所より)

 さらに、カプコンの格闘ゲームの歴史に大きく関わる資料「あやしい美術解剖図」がすべて収録される。この資料はドット絵で人体を表現するためのノウハウが書かれたもので、まさしくカプコンの格闘ゲームに対するこだわりが見て取れるものになっているだろう。

文/渡邉卓也

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渡邉卓也
「マリオの乳で育った男」と自称するフリー・ゲームライター。いくつかのメディアでゲームニュース、レビュー、コラムなどを担当。自分が書いた記事で気に入っているのは「なぜこのゲームが「モンハン」の次に売れるのか…? 『Ice Station Z』から見る3DSという市場の特殊性とゲームの評価の難しさ」。好きなキャラクターは「しずえ」と「カービィ」。
Twitter:@SSSSSDM

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