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『ファイナルファンタジーXV』DLC「エピソードアーデン」の配信日が決定。物語を補完する小説版の発売も明らかに

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 スクウェア・エニックスは『小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-』4月25日に発売すると発表した。著者は映島巡氏。ページ数は未定。本作はそのタイトルから、『FINAL FANTASY XV』の開発中止となったDLC「未来へのの夜明け」を小説化したものと思われる。

 価格は通常版が税込み1620円、前日譚となるアニメ『FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN – PROLOGUE』のBlu-rayなどが付属した限定版「CELEBRATION BOX」が税込み4860円となる。

 「未来へのの夜明け」と名付けられた『FINAL FANTASY XV』のDLCは、アーデン、アラネア、ルナフレーナ、ノクティスをそれぞれ主人公とした4つDLCで構成され、2019年春に展開予定だった。しかし昨年、制作を担当していたLUMINOUS PRODUCTIONSが新たなAAAタイトルの開発に注力する「重要な方針の変更」をすることになり、プロジェクトが見直されることに。結果的に「未来へのの夜明け」のDLCは「アーデン編」のみ発売するとし、残りの『EPISODE 外伝 アラネア「終わりの始まり」』、『EPISODE II ルナフレーナ「自由という選択」』、『EPISODE III ノクティス「最後の剣」』のDLCは開発中止すると告知された。

『ファイナルファンタジーXV』DLC「エピソードアーデン」の配信日が決定。物語を補完する小説版の発売も明らかに_001
(画像はhttps://www.youtube.com/watch?v=12uSijjHnM8より)

 今回、発売することに決まった『小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-』は、そのタイトルと目次から「アーデン編」を含めた「未来へのの夜明け」の4つのDLCがすべて小説化されるようだ。著者は映島巡氏は、永嶋恵美という名義でも知られる小説家で、過去には『ドラッグオンドラグーン』、『FINAL FANTASY XIII』の小説を手掛けたこともある。なお発売済みのDLCのシナリオは複数のライターによって執筆されており、そのシナリオを元に映島巡氏が小説として描くものと思われる。

 また小説の発売告知と同時に、「未来への夜明け」の唯一DLCの発売となるアーデン編となる、「EPISODE ARDYN」の発売日が3月26日に決定した。その前日譚となる短編アニメ「FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN – PROLOGUE」がYouTubeで無料公開されている。本編では最大の宿敵だったアーデンが、なぜルシス王家への復讐を始めたのか。本編から35年前を舞台に、神々に翻弄される”アーデン・ルシス・チェラム”の憎しみと苦しみを描く。

 『小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-』によって、『FINAL FANTASY XV』の物語がどのような終幕を迎えるのか。DLC「EPISODE ARDYN」をプレイしつつ、小説で最後に描かれる物語を見届けたいところだ。

ライター/福山幸司

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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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