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KEY × アニプレックス × P.A.WORKSによるオリジナルアニメ『神様になった日』が発表。原作・脚本は麻枝准氏、「原点回帰」を掲げる

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 KEY、アニプレックス、P.A.WORKSは オリジナル・アニメーション『神様になった日』を発表し、合わせてプロモーションビデオと公式サイトを公開した。原作・脚本は麻枝准氏、キャラクター原案はNa-Ga氏が務める。2020年10月放送予定。

 2010年のオリジナルアニメ『Angel Beats!』、2015年の『Charlotte』に続いて、3度目となるKEY、アニプレックス、P.A.WORKSによるオリジナル・アニメーションの新プロジェクト『神様になった日』が発表された。

 神として目覚めた少女・ひな。「世界の終わり」を予見した彼女はひとりの少年と、その終わりまでを過ごし見届ける。「彼女が神様になった日、世界は終焉へと動き出した。」というキャッチフレーズのもと、原作・脚本は麻枝准氏、キャラクター原案はNa-Ga氏が務める。

 麻枝准氏といえば、『AIR』『CLANNAD』などの代表作で知られ、繊細な感情描写や美しいテキストによって「泣きゲー」を確立したシナリオライターとして知られる人物だ。ゲームシナリオで高く評価されたその手腕は、アニメでも存分に発揮され、麻枝准氏が原作と脚本を務めた『Angel Beats!』、『Charlotte』でも引き続き、旋風を巻き起こした。

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(画像はニコニコ生放送「Key、アニプレックス、P.A.WORKS 新プロジェクト発表会見」より)
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(画像はニコニコ生放送「Key、アニプレックス、P.A.WORKS 新プロジェクト発表会見」より)
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(画像はニコニコ生放送「Key、アニプレックス、P.A.WORKS 新プロジェクト発表会見」より)

 また、これに合わせて5月24日20:30からTOKYO MXにて、プロローグ特番も決定。ここでは麻枝准氏のインタビューとともに、これまでの麻枝准氏の軌跡を振り返るドキュメントを公開。『神様になった日』の少女・ひな役の声を務める人が発表されるとのこと。なお、声優の緑川光さんがナレーションを務めるという。

 発表会に出演したP.A.WORKSのプロデューサー辻充仁氏は「(『Angel Beats!』、『Charlotte』に続いて)麻枝准氏の三部作をやりたい」と豊富を語った。アニプレックスのプロデューサー鳥羽洋典氏は、本作が「原点回帰」を掲げていることについて、「今の麻枝さんが原点を見返すと、どういうものが返ってくるか、それが見たかった」と答えた。

 なお、ニコニコ生放送の発表会見では、麻枝准氏がリモート出演するというサプライズも。久々に公の前に姿を出し、「新境地に到達するべく、あがいている毎日です」と作品に対する意気込みを語った。

 配信番組ではこのほかにも、Webサイト「麻枝准研究所」がオープンされ、WEBラジオ「麻枝准の殺伐RADIO」が復活することも発表されている。

 Webサイト「麻枝准研究所」では、麻枝准氏との対談や、これまでの軌跡、音楽遍歴などが掲載される予定。第1回は麻枝准氏と久弥直樹氏の同時インタビューが掲載される。『MOON.』『ONE~輝く季節へ~』『Kanon』と作品に関わってきた同志でもありライバル関係でもあった両者が、それぞれの視点から当時を振り返るという、ファンにとっては、驚きの記事となっている。また、『Angel Beats!』、『Charlotte』の公式サイトで配信していた麻枝准氏がパーソナリティを務めるWEBラジオ「麻枝准の殺伐RADIO」の復活もファンには嬉しい情報といえるだろう。

 病気などで長らく闘病と療養をしていた麻枝准氏だったが、今回のさまざまな発表は、麻枝准氏の復活が強く印象付けられた発表だったといえるだろう。今後の続報にも期待したい。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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