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台風で倒壊した対馬の”平成の大鳥居”を再建するためのクラウドファンディングスタート。現実の「誉れの石碑」に名前が残せると『Ghost of Tsushima』ファンに間でも話題に

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 台風で倒壊した対馬の和多都美神社の“平成の大鳥居”を再建するためのクラウドファンディングがCAMPFIREでスタートした。目標額の500万円は再建費用のおよそ3分の1から4分の1に当てられる予定で、発表から5日を経たずして590万円が集まっている。

【更新 2020/12/1 20:00】 記事初版にて「発表から1日を経たずして」と記載しておりましたが、正しくは「5日を経たずして」でしした。訂正しお詫び申し上げます。

 1日で400人以上の支援者から500万円が集まったのは、対馬のシンボルとして多くの人に愛されてきたことに加えて、オープンワールドアクションゲーム『Ghost of Tsushima』のプレイヤーが支援に集まっていることも理由にありそうだ。

 記事執筆時点で440人の支援者から約570万円が集まっている。平均してひとり1万円以上支援している計算となる。支援へのリターンはさまざまあるが、とくに人気が高いのが1万円のコース。このコースはお礼状やしおりのほかに、支援者の名前を石碑または金属板に刻むリターンが用意されている。また、5万円以上を支払えば確実に石碑に名を入れることができる。

 SNS上ではゲームに登場する「誉れの石碑」に名前を刻むことができると話題となっており、440人のうち300人以上が1万円のコースを選択している。ゲームのクラウドファンディング支援者がクレジットに名前を残せるというリターンは一般的だが、現実の石碑に名前を残す機会はあまりないだろう。

台風で倒壊した対馬の”平成の大鳥居”を再建するためのクラウドファンディングスタート。現実の「誉れの石碑」に名前が残せると『Ghost of Tsushima』ファンに間でも話題に_001
(画像はCAMPFIREより)

 対馬は『Ghost of Tsushima』でも取り上げられたとおり、古来より防人の島として国土防衛の要所となっており、くわえて長崎県神社庁に属する神社が130社、それ以外の神社が100社以上ある「神々の島」としても知られているという。

 ゲームにも無数の神社が登場しており、「こんなにたくさんの神社があるんだろうか」と疑問に思った方もいるのではないだろうか。あくまでゲームに登場しているのは対馬の神社をモデルにした架空の神社だが、実際に無数の神社があるのだ。

 和多都美神社の公式Twitterアカウントは、神社以外に『Ghost of Tsushima』のこともツイートしている。ゲームに登場する「雲日神社」が和多都美神社をモチーフにしているらしいというが、「んー微妙。笑」とのこと。公式Twitterアカウントでは、鳥居のデザインが現実にある複数の鳥居を組み合わせたものではないかなど、神社ならではの視点でゲームを見ているのでいちど読んでみてほしい。

 CAMPFIREの「対馬 和多都美神社の大鳥居再建プロジェクト」ではプロジェクトの内容以上に対馬や和多都美神社のことについて詳しく記されている。境井仁として現実でも対馬の人々の危機を救いたいという方は、是非支援して欲しい。

ライター/古嶋誉幸

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros

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