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脚本は虚淵玄、キャラデザ原案が小畑健の新作アニメ映画『バブル』が2022年5月13日に上映決定。『進撃の巨人』『カバネリ』荒木哲郎が監督務める

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 ワーナー・ブラザースは12月7日(火)、新作アニメ映画『バブル』2022年5月13日(金)に全国公開すると発表、あわせて特報映像を公開した。

 舞台となるのは泡(バブル)重力が壊れてしまった東京。家族を失い、危険な遊びに興じ続けていたひとりの少年と不思議な力を持つ少女の出会い、そして新感覚の“グラビティ・アクション”が描かれるようだ。

 今回公開されたティザービジュアルは、キャラクターデザイン原案を担う小畑健氏の手によるもの。さかさまに水没した渋谷の街並みと、空を舞うバブルを掴む少女「ウタ」の姿が描かれた、リアルと幻想の入り混じる印象的なビジュアルとなっている。

本作の舞台は世界に降り注いだ泡〈バブル〉で、重力が壊れた東京。ライフラインが閉ざされた東京は家族を失った一部の若者たちの遊び場となり、ビルからビルに駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となっていた。ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めていたエースのヒビキは無軌道なプレイで重力が歪む海へ落下してしまった。そこに突如現れた、不思議な力を持つ少女ウタがヒビキの命を救った。そして、2人にだけ特別な音が聞こえた…。なぜ、ウタはヒビキの前に現れたのか。二人の出会いは、世界を変える真実へとつながる。

『バブル』公式サイトより引用)

 本作の監督を務めるのはアニメ『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』といった作品で、極限の人間像や絶望から這い上がる様を描き、世界中から高い評価を得た荒木哲郎氏だ。

 さらに、脚本を『魔法少女まどか☆マギカ』で社会現象を引き起こした虚淵玄氏、キャラクターデザイン原案に「少年ジャンプ」誌上で『DEATH NOTE』『バクマン。』を描いてきた小畑健氏。そして音楽を『プロメア』『機動戦士ガンダムNT』といったアニメ作品で知られる澤野弘之氏と、日本のトップクリエイター陣が集結する構えを見せている。

 キャスト陣には、まず主人公の少年「ヒビキ」役に実力派の若手俳優である志尊淳さん。荒木監督のコメントによれば「穏やかな中に芝居への情熱と、高い技術が感じられました」とのことだ。

 くわえて『DEATH NOTE』の夜神月役の宮野真守さん、『進撃の巨人』エレン・イェーガー役の梶裕貴さん、『甲鉄城のカバネリ』生駒役の畠中祐さんといった豪華声優陣が出演することも明らかにされた。それぞれが演じるキャラクターについては、記事執筆時点ではシルエット表示となっている。

 『バブル』は2022年の4月28日NETFLIX版が全世界に向けて配信され、その後5月13日に劇場版が公開される流れとなる。公開された制作陣、およびキャスト陣のコメントは以下の通り。

荒木哲郎氏(監督)

長年ひっそりと作っていましたが、ようやくお披露目できることを嬉しく思います。

自分のお馴染みの皆さんと、一番得意なことを存分にやりました。ワクワクする絵がたくさん上がっています。楽しんでいただけるかと思います! 爽快なアクションや、美しい背景美術はもちろんのこと、今回はさらに、思いもよらないところに皆さんを連れていけると良いなと思っています。早くお見せしたい! よろしくお願いします!

虚淵玄氏(脚本)

荒木さんとご一緒に何か面白い作品を作りたい、という所から始まって、人魚姫モチーフの物語で「少女が恋した末に泡になる」のを「泡が恋して少女になる」に組み替えてはどうか? というアイディアになり、小畑さんをはじめたくさんの魅力的なスタッフが集結。まさに無数の泡が集まって一つの大きなうねりになっていくような、刺激的な体験でした。
 
志尊淳(ヒビキ役)

アニメ界のとてつもなく素晴らしいクリエイターの皆様とのお仕事。こんな大役、自分に務まるのか。お話を頂いた時はその気持ちでいっぱいでした。ですが、作品を見させて頂き、この作品の中で生きられることを想像する度、高揚したのを覚えています。

アフレコをしてみて、アニメーションがどのような工程を踏んで作られていくかを間近で見させて頂き、その計り知れない労力にしっかりと色を加えられるよう、できる限りに演じました。

これは本当に沢山の方々に見て頂きたいです。こんな素晴らしい作品に携われたこと、幸せに思います。

宮野真守

「荒木哲郎×虚淵玄×小畑健」という夢のような企画に出演できる事……、本当に嬉しく思っています。みなさまにはとてもお世話になっておりまして、宮野のターニングポイントになる作品ばかりなんです。

そして、今回も作中では、また「新たなチャレンジ」をさせていただいております。丁寧に丁寧に、演出していただき…心から、有意義に感じる時間でした。『バブル」はとてもピュアで美しい作品です。ご覧になってくださる皆様に、映画を通して、暖かい感情を届けられればと思っております。どうぞ、完成を楽しみに待っていてください!

梶裕貴

劇場アニメーション『バブル』製作、おめでとうございます!

荒木哲郎監督作品ファンの一人として、完全新作に触れられること……そして、役者として参加させていただけることを心から幸せに思います。僕という声優を形成する細胞には、確実に”荒木ゲノム”が組み込まれています。

今回のこの『バブル」では、どんな潜在的アイデンティティを引き出してもらえるのか……個人的に、ものすごく楽しみです。きっと、新しいアニメーション体験をさせていただけるはず。作品の完成、そして公開を、胸を高鳴らせながら今しばらくお待ちください!

畠中祐

荒木さんともう一度仕事ができる、こんなに嬉しいことはありません。

カバネリでご一緒させてもらった時、とんでもなく熱量の高い現場で、荒木さんが、僕ら役者に、丁寧に丁寧に向き合ってくださって、本当にその記憶が忘れられません。

そんな荒木さんがガチで作る映画『バブル』が、面白くないわけないのです!!! とんでもないクオリティで、最高にドラマチックな瞬間を届けてくださること間違いなし!!! 是非みなさん、劇場に足を運んでいただければ幸いです!!! よろしくお願いします!!!

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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