セガの天才プログラマー中裕司が明かす「ソニック」「PSO」開発裏話。セガのネット対応は“ある男”のポケットマネーだった…?【ニコ生書き起こし】

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DSの液晶パネル強度は、中さんのゲーム基準?

中:
 『きみのためなら死ねる』【※】いうゲームが出たときに、(画面を激しくこするジェスチャーをしながら)液晶パネルをこするじゃないですか。そうしたら「液晶パネルはこんなにこするように作っていないから、強度を上げなきゃ」みたいな話が出てきちゃって、(任天堂に)申し訳ないなと(笑)。

※きみのためなら死ねる
セガ(現、セガゲームス)が2004年12月2日に発売したニンテンドーDS用ゲームソフト。略称『きみしね』。モナコで開催された『Imagina Games Awards』では「最優秀コンセプト賞」を受賞。開発は、後にセガ本体に統合されたソニックチーム。ディレクターは吉永匠 。

コノミ:
 めっちゃやりました!

中:
 ゲームなので、激しい方がいいので。もともとE3【※】何かに出すときに、ソニックが走っていくスピードを上げるために、バーッと画面をこするデモを作ったんですよ。

※E3
Electronic Entertainment Expo.の略称。毎年5月中旬から6月初めの間の数日間、ロサンゼルスで開催される世界最大のコンピューターゲーム関連の見本市。

加藤:
 見た覚えがあります。

中:
 そのときに任天堂の人から「こんな使い方をされたら……」って言われたんですよ(笑)。

加藤:
 ソニックっぽくていいですけどね。

中:
 そうですよね。その方が盛り上がるし、いままでのゲーム体験と違う。やっぱりゲームってインタラクションが大事じゃないですか。なので、地味にやるのもいいんですけど、やっぱり最初は激しく遊んだほうが、楽しそうじゃないですか。

加藤:
 お祭り感あるし! セガさんって特にそうだと思うんですよ。体感の筐体とか、大型の筐体をイチバン作ってらっしゃいますし。

中:
 そうですね。

加藤:
 ハードから周辺機器から、全部作っちゃうじゃないですか。それを中さんはソフトだけでもいつもやっている気がしていて。

中:
 セガにいた頃は色々作ってもらえたんですけど、すごくそれが良かったんですよね。

加藤:
 『ファミリーフィッシング』なんかも、作っていましたよね。

中:
 そうですね。こういうのをやりたいって言って、ちゃんと釣りのコントローラーを……。

加藤:
 これこれ。さおコン【※】

※さおコン
釣竿を模したコントローラーの名称。『ファミリーフィッシング』に同梱されている

中:
 すごいですよね。それっぽいですよね。

加藤:
 これもすごいやりました。本当に釣りをしている気持ちになれるんですよ。

中:
 ありがとうございます。これがですね、驚くことにいまだに売れてるんですよ。

加藤:
 すごいですね!

217:
 ビジュアルがいいですもん。やっぱり。

中:
 釣りをされる方が世の中にたくさんいらっしゃるのか、と思いました。通常はゲームって、発売日初日しか売れないじゃないですか。

加藤:
 そうですね。1週間とか。

中:
 そうですね、1週間とか。これは2011年になっているので、6年ですね。いまだにロイヤリティがバンナムさんから入ってくるので、「あ、売れてるんだ」って。Wiiですよ? Wii Uが間にあったのに。まぁ、ほんの少しですけど、いまだにWiiで新しく遊んでいただけているんです。

加藤:
 釣りのジャンルでの決定版になった。

217:
 ということですよね。

中:
 すごく良いゲームができたなと、これは思いますね。

加藤:
 これがずっと売れているっていうことは、Wiiだからこそですかね。家族でできたり、親子でできたり。

中:
 そうですね。これは4人で同時に釣りできたりするので。

コノミ:
 ワカサギ釣ったり、ピラルク釣ったり。色んな魚が釣れるんですね。

中:
 そうですね。色んなことができます。やりだすと、すごく長く遊べちゃいますよ。

加藤:
 本当にリゾートに行っている気分になるんですよ。

中:
 そうですね。えぇ。

217:
 こういうの大好きなんですよ。実際に体を動かす系!

加藤:
 なんか217家は家族みんなでやりそう!

217:
 やりますね! 夏休みとかはガンガンやりますね、たぶん。

加藤:
 ですよね。

プロペはアプリも出しています

217:
 そして、たくさんアプリも出されているんですが、加藤さんのオススメは?

加藤:
 ボクのおすすめは、ちょっと前のだと“侍”のやつですね。

中:
 『SAMURAI SANTARO』【※】ですね。

※SAMURAI SANTARO
プロぺから2014年にリリースされたiOS/Android用アプリの名称。疾走する馬上から的に矢を射る弓術「流鏑馬(やぶさめ)」がモチーフの本格アクションゲーム。

加藤:
 ボクがやったのは、つい最近なんですけど。

中:
 リリースはもうだいぶ前ですけどね(笑)。

加藤:
 これめっちゃカッコいいんですよ。これはスマホのアプリで、アクションで、こんなにカッコ良くてちゃんとアクションできんの!? って感じの、気持ちいいアクションです。

中:
 けっこうボス戦とかもあって、絵的にいい感じにできているんじゃないかなと。

加藤:
 メッチャ綺麗なんですよ。馬に乗って走っているだけでも気持ちい。

217:
 すごい! これスマホアプリですよね?

加藤:
 そうなんですよ。

中:
 これ無料なので、ぜひ遊んでください。無料で最後まで遊べますよ。

加藤:
 本当にコレ、無料で遊べちゃうんですよ!

中:
 普通に最後まで遊べますね。でもちょっとハード目のアクションなので、頑張らないと最後まで行かないかもしれません。

加藤:
 217さん、うまいと思う。

217:
 まじすか!? やろうかな。

加藤:
 あとは、また最近やって笑ったのが、スキーのジャンプなんですよ。

217:
 あー、『リアルスキージャンプ HD』【※】

※リアルスキージャンプ HD
プロぺから2012年にリリースされたスマホ向けソーシャルアプリの名称。本体を構え、実際にスキージャンプの選手になった気持ちでジャンプすることで、まるでジェットコースターを急降下しているようなスピード感、飛行感をリアルに体験できる。

加藤:
 スマホを持って、実際に勢いよく跳ぶと、本当に跳んでいる(ように感じる)っていう、バーチャルなやつなんです。これのね、ボーナスステージが宇宙なんですよ! すごい勢いで滑っていくんですけど、飛んでいくと、すごい先に着地する台があるんですよ。ボクは下手で、そこのへりにガンっ! ってぶつかって終わるんですよね(笑)。でもうまく跳び続けると、何回も何回も次のジャンプ台へ向けて続けてジャンプできるんですよ。

中:
 上手だと飛距離が伸びるので、また次のジャンプ台に行って、ずーっと跳べるんです。

加藤:
 無限に跳べるんですよ。

NRK:
 気持ちよさそうですね。

中:
 これは、必ず冬になると世界中でダウンロード数が、ガーッと増えるんですよ。iPhoneとかAndroidのアプリって、一度ダウンロードされなくなると、ダウンロード数がすごく減るんですけど、これは不思議と、ずっとダウンロードされるんですよ。

加藤:
 季節モノなんですね。

中:
 冬になるとみんな跳びたくなるのかな。

加藤:
 いまコメントで「VR」って言葉が出たんですけど、VRのゲームも作られているんですよね。

中:
 VRね。これをVRでやるといいんですけどね。

217:
 これをVR対応したらヤバイですよね!

加藤:
 メッチャ怖いですよ(笑)。

中:
 ただ、VRは難しいんですよね。最近『電撃迷路VR』っていうのを出したんですけど、これは「電撃イライラ棒」をVRで遊ぶゲームなんですよ。

加藤:
 これもけっこうおかしいですよね(笑)。これは、まだボクはプレイできていないんですが……。

中:
 ボクはかなりいい感じでできているなと思います。VRって実際にやると、(VRヘッドセットをつけて左右を軽く見まわすジェスチャーをしながら)ずーっとこんな程度じゃないですか。酔わないためにみんなそう作るんですけど、ツマラナイじゃないですか。それをあえて、上向いたり、こーやって回ったり、全方位に体を動かして見る──だからこれは、実は座ってではなくて、立って遊んでいただきたいんです。

加藤:
 なるほど!

中:
 それで、ぜひタイムアタックを友だちと競っていただけると。

加藤:
 その映像を撮りたいね(笑)!

中:
 実はもともと会社でやっていたときに、「やっている人の動きが面白い!」って話になって。で、動いているモーションが面白いモノを作ろうと。しかもこれ、エクストラ面みたいなものがあるんですけど、そこにちょっとホラーっぽいものが入っていたりするんで、ちょっとビビってみてください。

加藤:
 いきなり「イライラ棒」的なものからホラーになったらビビりますよ!

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