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まさに正義とは何かという問いは…ホラー? 『ハーバード大学白熱教室』でベストセラー本“ホラー”ゲーム化会議【麻野一哉×飯田和敏×米光一成】

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後日談

・米光 一成
 サンデル先生がもうゾンビにしか見えなくなっちゃったよ……。いやだがしかし、人はゾンビではない。ないのだから、あれこれなんというか理屈だけで考えを推し進めると頭の中が漂流教室になってしまう。頭は柔らかく。でも歯は石でもかじれるように硬く。流浪の企画「ベストセラー本ゲーム化会議」、また、いつか、どこかで。

 

・飯田 和敏
 「ギャグとホラーは紙一重」これをぼくは楳図かずお先生の著書で読んだ(気がする)。
 だとすると、いっぱつめの『漂流教室』でこの書籍のホラー化成功は約束された。
 対談では笑いまみれだけれど、「いいシュートだ。君の名は?」って実際にサンデルが言ったらマジでコエ〜。

 

・麻野 一哉
 前から思っているんだけど、マイケル・サンデルとロシアのプーチン大統領は似ている。ウルトラマンとニセウルトラマンくらいには似ている。他のだれにとっても似てなくても、麻野には似てるのだ。
 きっと、プーチンが兄で、サンデルが弟なのだ。兄はクマを手懐ける柔道家で、弟は日夜正義とは何かを考える哲学者だ。
 兄は国家の繁栄のためには秘密警察を駆使する功利主義者だ。ベンサムだ。弟はベンサムとカントとアリストテレスの三角形の中で悩む。兄は行動する。弟は考える。
 兄は悩む弟に一本背負いをかける。受け身をとるサンデル。「兄さん。この前の粛清は、正義なのかな」「うるさい! お前に何がわかる!」
 それはそれとして、プーチンさん、早いとこ北方領土返してください。




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