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「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?

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記事末尾には植松氏サインのプレゼントも! “BRA★BRA 2018”初日公演夜の部参加者コメント

 植松氏が現在制作総指揮をつとめるコンサートツアー“BRA★BRA FINAL FANTASY VII BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra”
 会場では、タンバリンをはじめ、フルート、クラリネットなどさまざまな楽器を持った参加者で溢れていました。

「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?_026

 そこで取材班は、楽器を持って一緒に演奏できる“来場者参加”プログラムを楽しんだ方数名に突撃して、コメントを寄せていただきました。「楽しいことは教えてあげたいんだよね」という植松氏の思いは、お客様にも伝わったようです。

 BRA★BRAは今日が初めての体験です。『FF』シリーズが好きで、いちばん好きなシリーズは『FFX』。今日は同行者に誘われたんですが、楽しそうだから楽器を持って参加しました。『FFX』に特化したコンサートがあったらまた来てみたいです。凄く楽しかったです。ありがとうございました。

 曲の途中でも手を挙げたり、叩いたりしてもウェルカムな、なんでもありな感じで、自由ですごく楽しい。手拍子を入れたら周りの人もノッてくれるんだよね(笑)。今日は昼の部とは違って、夜は自発的にみんなから拍手が起こったところも楽しかったです。

 BRA★BRAのハッシュタグをキッカケに友達がいっぱいできました。今日集まった友達も全員ハッシュタグで知り合って、昼公演にいたメンバーも含20人くらい友人がいます。自由に集まって自由に話して……って感じの仲間です。僕自身は今回のツアーはすべて通う予定です。BRA★BRAの魅力は、普通のコンサートではできないような手拍子を入れられるところ。そして、「ブラボー!」と叫べるところ(笑)。

 一緒に参加できることも魅力だと思いますけど、純粋に好きなゲーム音楽をちゃんとした吹奏楽のプロの方の演奏で楽しむことができるところが魅力的だなと思います。シエナさんたちが斜め上からくるというか、ときどき原曲を超えたアレンジをするんですよ(周囲の人が「あるあるある!」と同意)。『星降る峡谷』とか、「最高だな」と今日聴いていても思いましたね。
 しかも必ず小ネタが挟まっていて、それが公演ごとに全部違うので、全国どこに行っても楽しむことができる。演奏のクオリティも毎回違うように感じますね。オリジナリティがあって、同じ日でも観客とともに成長している感じがあるというか……場が盛り上がれば、シエナさんたちの音も、もっと力強くなる。一緒に作り上げている感じがあります。そういうところも含めて面白いです。

BRA★BRAの最初の年から参加しています。BRA★BRAをキッカケにシエナさんにハマり、即ファンクラブに入りました! もともと『FF』が好きだし、演奏を聴くことが好きなのでライブには行っていたんですけど、正直「ここまでハマるとは思わなかった!」というくらい、いまではシエナさんの大ファンで追っかけています(笑)。ステージから伝わってくるシエナさんのフレンドリーさも最高です。

 2015年に参加したBRA★BRA公演をキッカケに、指揮者の栗田博文さんに魅了されました。BRA★BRAの魅力は、演者の方々と交流できるところや、仲間ができること。“なんでもあり”なところが凄く楽しい。何より、栗田さんの神がかったような指揮が本当に格好いいなと思います。

 もともとシエナファンでBRA★BRAに通うようになりました。今日はアンデスという鍵盤ハーモニカで参加しています。遠征することもあってサインもいただきました(笑)。BRA★BRAの魅力はたくさんあります。でもこのあいだの公演で、どの席でも楽しむことができるのがいいなあと思いました。
 遠くからでもしっかりと音を楽しむことができる。楽器を持っていれば、最後は一緒に立つことができますし、本当に楽しいイベントだなと思います。

 こうやって仲間を作れるところが魅力的だなと思います。ゲーム音楽でこんなに楽しめる公演はほかにないと思うんです。オーケストラ公演だと構えてしまって手拍子を入れることなんてできないけど、BRA★BRAだと自由に楽しむことができる。逆にほかの公演に行ったときに物足りなさを感じるくらいですね(笑)。

 シエナさんと植松さんたちの一体感がどんどん出てきてる気がします。植松さん、指揮者の栗田さん、司会の山下まみちゃん、演者とファン、全員で共鳴して、ひとつの作品を作り上げていってるイメージですね。アドリブやアンケートも毎回楽しみにしています。

 公演後に感想を教えていただきました、魁斗さん、しーた@全通さん、ゆうなさん、ゆらさん、とっちゅ~さん、Hebisukeさん、りんさん、コラールさん、あさぬまさん、長野の小林さん、あるすさん……ありがとうございました。

(C) 1997,2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Character Graphic: Kazuko Shibuya

【BRA★BRA FINAL FANTASY VII BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra”】

「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?_029

© 1997,2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Character Graphic: Kazuko Shibuya

作曲: 植松伸夫
指揮: 栗田博文
演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ
MC
山下まみ (一部公演を除く)
出演: 植松 伸夫、北瀬佳範
主催: スクウェア・エニックス/ローソンチケット/一般社団法人ジャパン・シンフォニック・ウインズ
制作: プロマックス
協力: スマイル・プリーズ/ドッグイヤー・レコーズ
公式サイト:http://sqex.to/bbff2018
公演日:6月23日(土)【神奈川】神奈川県民ホール、7月15日(日)【兵庫】神戸国際会館・こくさいホール、7月20日(金)【福岡】福岡シンフォニーホールル、7月21日(土)【広島】上野学園ホール、7月23日(月)【台湾】國家表演藝術中心國家音樂廳 (National Concert Hall)

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 昨今、ゲームだけではなく音楽の分野においても、いわゆるピコピコ音を使った楽曲を耳にする機会が増えてきましたが、そうした音楽がチップチューンと呼ばれています。
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インタビュー・著者
「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?_030
逆井マリ
音楽ライターとして数多くの雑誌で活動中。パンクからアニソンまで、ジャンルを問わずこよなく愛している。アニメ、ゲームにも造詣が深く、現在はPC版「クロノ・トリガー」をプレイ中。
インタビュアー
「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?_031
週刊ファミ通、ファミ通.comなどを経て、電ファミニコゲーマーに参加。
Twitter:@koyamaondemand
構成
「ささやかなことをメロディでつぶやいていたい」──『FF』音楽の父・植松伸夫の幼少期から今日までの体験。何を聴き、どう曲を紡ぐのか?_032
コスプレ雑誌の編集部を経て、電ファミ初の女性スタッフとなった編集者。乙女ゲームと育成ゲームをこよなく愛し、BLゲームを嗜んでいる。2.5次元舞台の観劇とコスプレ撮影が趣味。アニメに影響されフィギュアスケートを習っている。
 

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