海外で発売された『アサクリ』ワイン・コレクションが凝りすぎ。エツィオの生まれた国の赤ワインなど、過去作の設定に絡めた品々

 世界中を舞台に暗殺者たちの戦いを描いてきた『アサシンクリード』(以下、アサクリ)シリーズ。その過去作にちなんだワイン・コレクションが、ニューヨークにある高品質なワインと食品の通販サイトLot18にて販売されている。

 ワインは各作品の主人公を描いた全6本が用意されており、それぞれゲームの舞台となった地域や設定が生産地となっている。価格は20ドル。6種類のワインがすべて入ったハーフセットは108ドル、2本ずつのフルセットは192ドルだ。

(画像はLot18より)

 日本でも日本酒や焼酎にキャラクターのイラストを付けてコラボレーション商品として販売することはよくある。ときに関係性がいまいちわからない商品もあるが、今回の『アサクリ』ワインの原作への愛と凝りようは一味違う。

 『アサクリ2』などで主役をつとめたエツィオが記された赤ワインは、彼が誕生したイタリア・トスカーナ州からの1本。女性をよく口説く彼の性格を反映してか、「エツィオと同様にチャーミングでカリスマ的、桜と梅の香りが味わえる」と紹介されており、ディナーデートや友人と楽しむのに最適とされている。テイストは「赤いチェリー、プラム、バニラ、燻されたオークのフレーバーとともに、素晴らしいエネルギーとバランスを備えている」とのこと。

(画像はLot18より)

 初代『アサクリ』アルタイルの赤ワインは、彼が若くしてアサシンマスターになったことになぞらえ、すぐに成熟するカベルネ・フラン種のブドウが採用。イギリス人とネイティブ・アメリカンの間に生まれた『アサクリIII』コナーのワインは、異なる2つの品種の自然交配で生まれたカベルネ・ソーヴィニヨン種。『アサクリIII: レディ リバティ』アヴリーンのフランス産ワインは、作中で彼女が素性を変えて暗躍していたことをヒントに、一緒に食べるもので味が大きく変わるブレンドの一品となっている。

 また『アサクリ ユニティ』アルノ・ドリアンは、皮肉屋ゆえにその信念に気づいてもらえず誤解されがちで、彼のワインはオーストリア産でけっして味が広く知られているわけではないツヴァイゲルト種が使われている。そして『アサクリ オリジンズ』の主役シワのバエクの赤ワインは、作品がテンプル騎士団の前身である古き結社との戦いの起源に迫るものだったことに由来して、2000年前の古代ローマから存在していたというテンプラニーリョ種のものだ。

 いずれも簡単な説明となるが、主人公や作品の背景を汲み取り、それに合った品種や味のワインを選んでいるコラボレーションとなっている。

 世界各地を舞台としてきた暗殺オープンワールドゲーム『アサクリ』は、近年ではよりその地域の歴史や文化を深くプレイヤーに紹介することを目的としており、『アサクリ オリジンズ』の古代エジプトや最新作『アサクリ オデッセイ』の古代ギリシャは、その街々や地域、住む人々が真に迫るクオリティと緻密さで描かれている。そんな詳細に描かれた地域や設定を汲んだこれらのワインは、まさに『アサクリ』らしい品々だと言えるだろう。

 まるでゲーム好きなソムリエに「『アサクリ』のワインを」と頼んだようなこのワインラインナップ。残念ながらLot18の商品は米国内のみを対象に販売されている。もし飲む機会があれば、アサシンブレードで暗殺するように切り分けた血が滴るステーキと一緒に、シリーズの過去作を楽しむのもいいかもしれない。

文/ishigenn

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編集
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn
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