『レゴ® PlayStation™』を組み立てたら、童心に帰って朝まで夢中になっていた件
みなさん、2026年10月4日にゲーマー垂涎モノな“あのホビー”が発売されていたのはご存知でしょうか?

「レゴ® PlayStation™」です。
子どもから大人まで、エイジレスに創作意欲を掻き立てる人気ホビーのレゴ®ブロックが、なんとSONYの家庭用ゲーム機である初代「PlayStation®」(以降、PS1)とコラボしちゃってたんですねぇ。
しかもこちらの製品、実物のPS1にほぼ近いサイズ感で再現されているというのです。うーん、気になる。すごく気になるぞ……?
幼少期にサンタさん(正体はおばあちゃん)からもらったPS1で『ディノクライシス』を遊ぼうとしたら、「アンタにはまだ早い」と母のひと言で本体ごと取り上げられ、その後レゴ®ブロックを買い与えられた身としてはヒジョーに気になるホビーだったりします。
そこで、ハイ。
諸般の事情により「レゴ® PlayStation™」が私の手元にやってきました。
しかし……箱が思っていたよりデカいんですよね。
PS5を2台並べたら丁度パッケージに相当するサイズだと思います。うん、デケェわこれ。
ということで、今回はピース数1,911個から構成されるほぼ実物サイズの「レゴ® PlayStation™」をアラサーのおっさんが夜な夜な組み立ててみた過程をご紹介いたします。
組み立てるほど懐かしさが込み上げる。大人を夢中にさせる1,911ピースの魔力
さっそく、開封してみました。
パッケージの中は、PS1を形作るパーツがそれぞれ小分けされた状態で入っています。ひとつひとつの袋に、主要なパーツを構成するためのレゴ®ブロックがまとまっていました。
これらの袋には番号が振り分けられており、説明書もその番号に沿ってレゴ®ブロックを組み立てていきます。番号順に部位が少しずつ完成していくので、中断しやすく進捗もすごくわかりやすい。
そのため「二日酔いが辛いから今日は5番だけ進めておくか」みたいなことができてしまうんです。いや、私はそんなことありませんでしたよ……?
数えてみると袋の総数は全部で「14袋」もありました。
しかし、実際にはこの番号が書かれた大袋の中に、レゴ®ブロックと小袋が同封されていることもあって、総数だけで言えば20袋以上あるかもしれません。袋を開けてまた似たような袋が出てきたとき、「マトリョーシカみたい!」と思った方は私以外にもいると思います。
袋以外には組み立て中に貼るステッカーが1枚と、異様な厚みの説明書が1冊同封されていました。
説明書をペラペラめくってみると、組み立て方法がおよそ250ページにわたって図解されています。しかも全ページフルカラー。
この時点で一瞬意識が飛びかけたのは恐らく眠気のせいではありません。
果たして無事に完成するのか?という不安はもちろんですが、それ以上に「だれか助けてくれ」という気持ちの方が強かった。
ただ、実際の組み立てを振り返ってみると、すっかり時間を忘れて作業に没頭し続けていたなと思います。気がついたら朝日が昇っていたことすらありましたからね。
十数年ぶりのレゴ®ブロックは、それほどまでに楽しい体験だったんです。
小さなものから大きなものまで、さまざまな形のブロックを組み合わせながら、PS1を組み立てていくわけですが、ブロックのはめ込み方を間違えると取り外すのがかなり大変です。
説明書を見ながら慎重に組み立てていても、ちょっとしたミスでうっかりはめ込んでしまうんですよね。私が注意力散漫なだけなのかもしれませんが。
おかげさまで、付属品のブリックセパレーターさんにはめちゃめちゃお世話になりました。
人間の爪ですら外すのが難しいブロックを、ひょいと外してしまうこのツール。私の
時代にあったかなぁ。

そんなこんなで少しずつ完成に近づけていくわけですが、袋のパーツを完成させていくと“パーツが余る”という不思議な現象が起こります。
……あれれぇ?
もしかして、やっちゃいました?

たびたびブロックの付け忘れが起こっていたいまならわかりますが、これはユーザーが小さなブロックを紛失、あるいは破損させてしまった際に使える「スペアパーツ」だったようです。
たしかに、小さなブロックは失くしてしまいかねないほどのサイズ感です。
私は失くさないようにパッケージの中で組み立てていましたが、それでも説明書に記載された小さなパーツを探すのには苦労しました。
仮に部屋の中で失くしたとしたら、ミニマリストの部屋でもない限りは絶望的な状況になりかねません。そうした憂慮に先回りした配慮があったけぇ。
「レゴ® PlayStation™」は、ただ原寸大に近いPS1を再現するだけではなく、代表作でもある『グランツーリスモ』と『サルゲッチュ』の世界観を、本体ギミックとして取り入れている点がユニークです。
ですから、PS1を組み立てているはずなのに「レースサーキット」や「ピポサル」が出てくるんです。
幼少期の頃『サルゲッチュ』は遊ばせてもらえていたので、当時の懐かしさに浸りながら作業を進めていきました。いやー、本当に懐かしいです。『サルゲッチュ』を復活させてくれないですかね、SIEさん。


袋が減っていくたび、PS1の完成が近づいていく。
本体外装のデザインが見えてくると、組み立ての達成感以上に「完成した現物を見たくてたまらない」という衝動に駆られるようになりました。
コントローラーやメモリーカードの差し込み口、丸々としたあの特徴的なCD-ROMドライブの上蓋。
見慣れた姿が形になると、途端にワクワクしてくるんですよね。そこからはもう、火が付いたように夢中になって組み立てていました。
そしてついに完成。
個人差はあると思いますが、組み立て時間はだいたい7時間ほどだったと記憶しています。終始地道な作業が続きますが、私は完成が近づくほど作業が止められなくなりました。
また、後半戦になると比較的大きなパーツの組み立てが増えるので“モノづくりしている感”も強まります。
私にとってはPS1がゲーム機デビューを飾ったコンソールなので、本体の外装が仕上がってきたり、PS1のロゴが目に入ると、それだけで作り続けるモチベーションが刺激されるんですよね。
長いようであっという間の7時間でした。最初に抱えていた不安はどこに行ったんだろう……。いやぁ楽しかった。
しかも、組み立てたPS1はOPENボタンを押すと蓋が開閉します。そしてPOWERボタンを押せば、あたかも電源が入ったかのようなLEDランプ風の仕掛けが。
「この2か所だけやたら複雑だけど、どんな意味が……」なんて思っていましたが、このギミックを実際に触ってみて納得です。
『グランツーリスモ』と『サルゲッチュ』の世界観も、PS1本体の中に収納されています。蓋を開けばPS1の中にミニチュアが広がっているなんてエモーショナル過ぎませんか?
レゴ®ブロックを組み立てるのは実に二十数年ぶり。この歳にして、あらためてレゴ®ブロックのおもしろさを実感しましたね。
「あれ、レゴ®ブロックっておもしろいな?」
PS1が完成した達成感の中には、そんな気持ちが入り混じっていました。これは自分にとって再発見とでも言うべき価値でしょうか。
プレイステーションブランドもいまや30周年を越えて、当時世代だった子どもたちも、すっかりいい大人になってしまいました。私も今では胃もたれに苦しむ哀れなおじさんです。
ゲーム機の性能は飛躍的に進化を遂げ、映像表現も当時とは比べものにならないほど豊かです。それでも、こうしてPS1を模したレゴ®ブロックを組み立てていると、あのころの記憶がおぼろげながら蘇ってくるようです。
かつてPS1で遊んでいた人はもちろん、久しくレゴ®ブロックに触れていないという大人にも、ぜひ一度体験してほしいホビーだと思います。
さて、私は『ディノクライシス』でも遊ぶとしますかね……。


















