1月29日は『バイオハザード2』が発売された日だ。
1998年1月29日、カプコンからプレイステーション用ソフトとして発売された『バイオハザード2』。本作は、1996年3月22日に発売されて世界中で大ヒットした『バイオハザード』の続編となる。
新米警官レオン・S・ケネディーと、前作の主人公のひとりであるクリス・レッドフィールドの妹、クレア・レッドフィールドのふたりが主人公。ゲーム開始時に、レオンとクリスのどちらかを選んでスタートさせることになる。基本的なゲームシステムは前作を踏襲しつつ、多数のゾンビに襲われる「数の恐怖」が描かれているのが特徴だ。
本作では、いずれかの主人公でゲームをクリアすると、もうひとりの主人公の裏シナリオがプレイ可能になる（表レオン、裏レオン、表クレア、裏クレアの全4シナリオ）。破格のボリュームに加え、表シナリオでとった行動が裏シナリオに影響を及ぼすザッピングシステムの採用により、さまざまな角度からストーリーが楽しめた。
さらに、本作は特定の条件を満たすことでエクストラゲーム（隠しシナリオ）を楽しむことができた。エクストラゲームは2種類あり、ひとつはアンブレラに雇われた傭兵「ハンク」を操作してGウィルス奪取に挑む「The 4th Survivor」。そしてもうひとつは、なぜか豆腐を操作してゴールを目指すという「The 豆腐 Suvivor」だ。
多数のゾンビのほか、長く伸びる舌を使って攻撃してくる強敵のリッカーが初めて登場するなど、本作ではさまざまなクリーチャーが襲いかかってくる。本作では体力によって主人公の移動モーションが変化し、腹部を抑えたり足を引きずるなど移動速度が低下するため、凝った演出で登場するクリーチャーに恐怖を感じた人も多いことだろう。
また、ドラマシーンの演出もすばらしく、ザッピングシステムと相まって物語の没入感が非常に高かったことも印象深い。
レオンとクレアは能力こそ差異はないが、入手（使用）できる武器は異なり、レオンはハンドガン、ショットガン、マグナムなどが使えるほか、一部武器のカスタムが可能。一方、クレアはボウガン、グレネードランチャーなどを使うことができた。
洗練されたアクションや恐怖演出により、さらなる進化を遂げた『バイオハザード2』。ハイクオリティな本作が『バイオハザード』人気をさらに高めたことは間違いない。2019年1月25日にはリメイク作品の『バイオハザード RE:2』も発売され、全世界で1450万本以上のセールスを記録している（2024年9月30日時点）。
