皆さんは「魔法使いになって空飛ぶほうきで自由に移動する」といったような妄想をしたことはないでしょうか。
なんならそれだけでは飽き足らず、「魔法学校に通う」なんてところまで想像を広げたことがある方もいるかもしれません。筆者がそうです。学生という立場を終えて久しい身ではあるけど。
でも魔法学校で学生生活を送るという設定は、それだけでなんとも夢とロマンにあふれていますよね。気になる子と空飛ぶほうきで登下校しちゃったりとか考え出すと止まらないですよね~!(激キモ妄想癖)
そんな魔法使いとしての学生生活を体験できるのが、Chucklefishが手掛ける魔法学校ライフシム『Witchbrook』。
今回、東京ゲームショウ2026にて世界初公開となる最新ビルドをひと足先に試遊する機会をいただいたので、その模様をお届けしたいと思います。
※プレイ内容および画像は開発中のものとなります。
ほうきで空を飛べる!でも学費からは逃げられない。ロマンと現実が同居する、なまなましい魔法使い生活
舞台は賑やかな港街「モスポート」。
ここは日常と魔法が共存する世界なので、街を歩けば都心における電動キックボード並みの頻度で空飛ぶほうきに乗った人々と遭遇します。魔法使いが暮らす街ならではの光景ですね。

そしてもちろん、ほうきに乗って空を飛べるのはNPCだけではありません。プレイヤー自身も扱い方を習得することで空飛ぶほうきを利用できるようになります。
これが単に「徒歩より速く移動できる便利な乗り物」というだけではないのが面白いところ。ほうきに乗った状態でそのまま上昇することができるため、地形や建物といった障害物を飛び越えながら移動できるのです。これは熱いぞ……!

たとえば徒歩では大きく迂回しなければならない川が目の前にあったとしても、ほうきがあれば関係なし。そのまま川の上をひとっ飛びして向こう岸へ渡ることが可能です。
やべえチコクする~とか言いながら空飛ぶほうきに乗って木や建物を飛び越えて颯爽と登校するという、僕が好んで妄想していたシチュエーションもそのまま再現できて感無量です。

当然ながら、本作で体験できる魔法使い要素は空飛ぶほうきだけではありません。
メインの舞台となるウィッチブルック大学では、錬金術やポーション調合、占星術、儀式、タロットなどさまざまな分野の魔術を学ぶことができます。
そしてそれらは「あっ!ひらめいた!」で習得できるわけではなく、しっかり授業に出席して課題をこなし、試験に合格することで新たな魔法を覚えることが可能。
さながら現実世界同様のなまなましさではありますが、こういった段取りがあるからこそ魔法学校の生徒としての没入感が一層高まりますね。
ちなみに、その授業はタダで受けられるわけではなく、しっかりと授業料がかかります。しかもなかなかのお値段。なまなましすぎるよ。
魔法使いでも学費からは逃れられないというのはなんとも世知辛いところですが、お金を稼ぐための仕事にも習得した魔法が活用できるのがまたおもしろい点。
たとえば配達の仕事をするにしても、前述した空飛ぶほうきを扱えるようになっていれば、空から優雅に配達の仕事がこなせちゃいます。
魔法を覚えるだけでなく、それを日常生活で実用的に使って暮らしていけるというのが、“魔法使いとして生きている”って感じでとても楽しい……!

主人公がいなくても世界は回る。モスポートの住民ひとりひとりに日常がある
また、本作で印象的だったのが、NPCたちの「本当にそこで暮らしている感」。
街にはかなりの人数のモブがいるのですが、彼らはただ決まった場所に立っているなどといった背景状態ではなく、仕事へ向かう人もいれば、パブで一杯やっている人、図書館で試験のために一夜漬けに励む人など、それぞれが自分の日常を過ごしています。
ゲームのNPCって門の横で足踏みしてて、話しかけても「ここは ○○町です」しか喋らない存在じゃないの……!?(偏見)
しかも驚くべきは、プレイヤーが見ている場面だけ彼らが動いているわけではないという点。自分が遠い場所を歩いている間にも、街のどこかでは住民たちがおのおのの一日を過ごし続けているため、「全員にそれぞれの人生がある」という実在感があります。

魔法使いだって恋がしたい!プレゼントやデートを重ねて意中のキャラと恋人関係に
本作ではそんな個性豊かな住民たちとは、友情を育むだけでなく恋愛関係に発展させることも可能です。
とはいえこれがまた現実の人間かのように奥深く、気になる相手にひたすら話しかけていれば簡単に恋人になれる……というわけではありません。
キャラクターによって性格や嗜好は異なり、打ち解けるまでに必要な時間もそれぞれ。プレゼントを贈ったり、こまめにコミュニケーションを取ったり、ときにはデートに誘ったりしながら少しずつ関係を深めていくことになります。
恋愛に関しては、我々の住んでいる世界と同じく地道な努力が必要なんですね。
ちなみに筆者は今回の試遊の時間でデートにチャレンジしてみたのですが、ウキウキでゲームセンターに付き合ってもらおうとしたら「こういうところはあまりスキじゃないのよね」とバッサリ斬られました。

寄り道してたらあっという間の1時間。やりたいことが尽きない魔法使い生活
ここまでさまざまな要素をご紹介してきましたが、それらは本作でできることのごくごく一部に過ぎません。
とにかく選択肢が豊富で、限られた試遊時間内では到底すべてを体験しきれないほど、さまざまな過ごし方が用意されています。
実際、筆者も「せっかくだから行けるところまで行ってみよう!」と街を離れて森の奥へ奥へと進んでみた結果、道に迷った挙句に獣に襲われて画面外に吹っ飛ばされるというスローライフゲームとは思えない時間を過ごしたりもしてしまいました(そんなことしてるから時間が足りなくなる)。
魔法大学の授業も受けたい。もっと住民たちとも交流したいし彼女もほしい。釣りもしたいし、ガーデニングもしたい。まだ見ぬ場所にも行ってみたい。というか1時間くらいほうきでウロウロ飛び回りたい。
振り返ってみれば「次はこれをやりたい」が次々と浮かんでくる試遊体験となりました。
ちなみに、ゲーム内の最初の1年間だけでもプレイ時間は(プレイスタイルにもよるけど)約40~50時間を想定しているとのことなので、ガッツリかつじっくりとした生活シムを楽しめるようです。
魔法を学んで、働いて、遊んで、誰かと仲良くなって、ときには目的もなくほうきで空を飛ぶ。そんなモスポートでの“もうひとつの日常”を製品版で心ゆくまで満喫したいなあ。
ということで、ひとまず現実世界に戻ります。
俺も空飛ぶほうきで幕張メッセから自宅まで一直線に帰りたい!!(戻れてない)



