2026年10月10日、有限会社エムツー主催の「エムツーショットトリガーズ 10周年弩感謝祭〜Let’s Jailbreak Together!!〜」が開催された。
「エムツーショットトリガーズ」とは、シューティングゲームを中心とした歴史的作品を現代に復刻していくエムツーのブランド。『バトルガレッガ Rev.2016』に始まり、『怒首領蜂大往生 臨廻転生』など数々の作品がリリースされている。今回のイベントはその10周年を記念したものだ。
エムツーによるリアルイベントは、コロナ禍を挟んだ影響もあり、なんと2019年以来の7年ぶり。会場はシューターたちで埋まり、大盛況となっていた。
トークショーによると、アーリーチケット「JAILBREAKチケット」の当選倍率は4倍、一般チケットもすぐに完売したという。シューティングゲームの火は、今もなお灯り続けているのだ。そう思うと、胸が熱くなる。
今回のイベントは、試遊会、トークショー、物販・展示の3本立て。なかでも注目は、待望の家庭用移植となる『アームドポリス バトライダー』と『戦刃アレスタ』の試遊会だ。しかも、どちらもエムツーおなじみ「M2ガジェット」を搭載予定!
長年移植を待ち望んでいたタイトルを、家庭用ゲーム機で遊べる! そんな喜びを噛み締めつつ試遊を満喫したあとは、4時間にわたるトークショーで驚きの新情報が次々と飛び出した。
本稿では、試遊した2タイトルの魅力と、会場を沸かせた発表の数々をレポートしていこう。
まさか家庭用に移植してくれるなんて! 『アームドポリス バトライダー』と『戦刃アレスタ』を試遊!!
会場となったのは、上野御徒町近くの「esports Style UENO」。メディア向けにひと足早く試遊させていただけるとのことで、開場30分前に到着した。
会場には大型LEDモニターや6つの天吊りモニターが設置されており、広々とした空間が広がっていた。
スタッフの方々に案内していただき、さっそく試遊スペースへ。
そこで目にしたのは、『アームドポリス バトライダー』と『戦刃アレスタ』の2タイトルだ。
おおお……!!! す、Switchで動いてる!!!!
思わず興奮してしまったが、無理もない。『アームドポリス バトライダー』は2022年の「アストロシティミニ V」以来の新たな移植、『戦刃アレスタ』に至っては家庭用初移植となるのだ。どちらも敵を破壊する爽快感にあふれた作品であり、これで落ち着けというほうが無理である。

まずは、1998年に株式会社ライジング(現・株式会社エイティング)からリリースされた『アームドポリス バトライダー』についてお話しさせていただきたい。
本作は名作『バトルガレッガ』の流れを汲むタイトルで、最大の特徴はシューティングゲームとしては珍しいチーム制を採用していること。格闘ゲームでいう『THE KING OF FIGHTERS』のように、複数のキャラクターでチームを組んで戦うのだ。
今回の『アームドポリス バトライダー(仮)』は、そんな作品を令和に復刻したものとなる。

プレイアブルキャラクターは、過去作からの参戦を含めて総勢18人。さらに、ステージボスだけでなく、隠しボスがなんと12体も登場する。
まさにライジングの総力を結集したお祭りSTG。爽快感あふれるゲーム性はもちろん、描き込まれたドットやスコア稼ぎの奥深さなど、語りたいことはいくらでもある。
今回の試遊ではプレイ時に「Arcade」モードか「SuperEasy」モードの片方をプレイ可能とのこと。
ワンコインクリアするまでやりこんだタイトルなので、もちろん「Arcade」を選択!

そして、待望の『アームドポリス バトライダー』を、いざプレイ!
うおおおお、熱い!! 熱すぎる……!!!
筆者が本作を遊ぶのは数年ぶりのため、実機との厳密な遅延差までは言及できないものの、プレイ中に目立った入力遅延はないように思えた。また、処理落ちの再現にもこだわっているように見え、実機へのリスペクトが感じられた。


また、本作はそれなりに難易度の高いタイトルだが、初心者でも楽しみやすい「SuperEasy」モードも搭載されている。リアルタイムに現在のプレイ状況を表示してくれる「M2ガジェット」も含め、完成版への期待が高まる試遊となった。
続いては『戦刃アレスタ』!

「アレスタ」は、のちに『ぷよぷよ』を生み出すコンパイルが手がけたSTGシリーズ。1988年に初代が登場して以来、敵を破壊する爽快感や、複数の強力な武器を駆使する楽しさが魅力のシリーズだ。
そんな歴史あるシリーズを令和に蘇らせた新作として、エムツーが2021年にゲームセンター向けに送り出したのが本作である。
開発コンセプトは「STGのジャンルに初めて興味を持っていただいた方にSTGの面白さを伝えたい」というもの。
ワンコインでゲームを進められたときの優越感を味わってほしいという思いから、腕前に合わせて選べる4種類の難易度が用意されている。

本作はそんな遊びやすさ・面白さと、「アレスタらしさ」の両立にこだわって制作されているのだ。
実は筆者もメガドライブが現役の頃は、STG未経験者には遊びやすく爽快感にあふれた『武者アレスタ』を薦めていた。実際に遊んだ人がハマってくれることも多かったので、このコンセプトには「そうそう、これもアレスタの魅力なんだよ!」と頷いてしまう。
今回の家庭用移植では、アーケード版の忠実な移植に加え、新たなゲーム性を盛り込んだアレンジモード「戦刃アレスタBLADE」を搭載。こちらは操作ボタンが3つから5つに増え、「交代ボタン」と「ミサイル発射ボタン」が追加されている。
アーケード版ではアイテム取得によって行っていたキャラクター交代を、新モードでは任意のタイミングで実行できるようになった。交代時にはわずかな無敵時間もあるため、ピンチを切り抜ける手段としても活用できる。

そして、最大の目玉が「ブレードミサイル」だ。
時間経過やスコアアイテムの取得によってゲージが増加し、満タンになるとミサイルを1本ストックできる。最大4本までストック可能だ。
そして、パワーアップ中に発射ボタンを押せば、強力なミサイルが一斉発射される!
ゆっくりと敵に食い込むように進むミサイルは、敵弾をバリバリと破壊し、消した弾をスコアアイテムへと変えていく。

これが、もう、気持ちよすぎる!!!
アーケード版では避けに徹するしかなかった場面でも、ミサイルを撃ち込めば攻めに転じられる。コンパイルシューならではの、敵弾をバリバリ壊す快感が帰ってきたようで、思わず感動してしまった。

そんな『戦刃アレスタ』も、M2ガジェットとともに家庭用へ。対応ハードはNintendo Switch、PS5、PS4で、発売日は2027年3月18日。
予約受付も始まっているので、ぜひ手に取って、この快感を味わってほしい。
ステージイベントの内容も盛りだくさん! 次々と発表される新規移植タイトルに会場も大盛り上がり
14時の開場後は、シューターたちが集まり会場は一気に賑やかとなる。来場者たちは試遊や物販、展示を思い思いに楽しんでいた。



さらに、16時から始まったトークショーでは、立ち見を含めて100人以上が熱心にステージへ耳を傾けていた。
休憩を挟んで約4時間という長丁場だったが、発表内容は盛りだくさん。ここからは、特に注目したい発表を振り返っていこう。
まずは『アームドポリス バトライダー』の家庭用移植が正式発表!
「M2ガジェット」や「SuperEasy」などの新要素が紹介され、ArcadeモードとSuperEasyモードの実機プレイも披露された。クリア時には拍手が巻き起こり、会場は大いに盛り上がった。

続いて、エムツーの堀井直樹氏と久保田和樹氏による「M2ShotTriggers 10周年振り返り」コーナーへ。花見の席から始まったというM2ShotTriggersブランドの誕生秘話や、各作品の裏話などが語られた。
そして、ここから怒涛の新情報ラッシュが始まる。

最初に発表されたのは、『エドワード・ランディ』と『ザ・グレイト・ラグタイムショー』の移植をまとめた『エドワード・ラグタイムショー』。デコゲーとして知られるDATA EAST作品の発表に、会場から驚きの歓声が上がった。
休憩時間には、スーパースィープのアツシオハラさんによるラウンジDJも実施。「バトルガレッガ」「怒首領蜂大往生」「ケツイ ~絆地獄たち~」など、会場にぴったりの楽曲が流れ、来場者を楽しませていた。

再開後は、ケイブの小谷明広氏をゲストに迎え、8月にSteamで発売された『新約・怒首領蜂大復活』を紹介。新要素や今後のロードマップが披露された。
ケイブとしては今後のコンソール展開も視野に入れ、シューティング業界全体を盛り上げていきたいと語っていた。

さらに、「Shooting Game Builder」で制作され、Steamで好評を博している『DEVIL BLADE REBOOT』の家庭用移植も発表。PS4で動作する映像が公開され、今後は同ツールで制作されたタイトルの家庭用移植にも取り組んでいきたいという意欲が示された。

続いて、アーケード向け新作『M2ShotTriggers ARCADE』の第1弾として、『究極TIGER』の新たな展開も明らかに。エムツーによって家庭用に移植された『究極TIGER』が、今度はゲームセンターでも楽しめるようになるという。
つまり、「M2ガジェット」や「SUPER EASYモード」など、家庭用向けに追加された新要素をそのまま搭載したバージョンを、ゲームセンターでも遊べるのだ。
こちらは10月15日から「ALL.Net P-ras MULTI バージョン3」で稼働予定となっている。
このアーケードゲーム回帰の展開について、「作ったゲームをゲーセンに戻したい」という熱い言葉も印象的だった。
そして最後を飾ったのが、『戦刃アレスタ』の家庭用移植発表だ。先述の「BLADE」モードに加え、キャラクターグラフィックの一新やストーリーボイスの新録など、家庭用版に向けた新要素も紹介された。
「アレスタらしさ」を追求した開発陣の熱意が、トークからひしひしと伝わってきた。コロナ禍にリリースされた本作は、リアルイベントで開発陣が作品について語る機会も少なかったという。だからこそ、今回、本作へのこだわりを直接聞けたことが嬉しかった。

「長いから途中で帰っちゃうかな?」という運営陣の心配をよそに、ほとんどの来場者が最後までステージを見届け、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
今回のイベントを通して感じたのは、シューティングゲームはまだまだ終わらない、ということだ。
名作の家庭用移植はもちろん、ゲームセンターへの逆移植、新たなタイトルの展開まで、これからも楽しみは尽きない。
シューターたちの熱気に包まれた会場で、これからのシューティングゲームがますます楽しみになった。
まずは試遊会で熱狂させてもらった『アームドポリス バトライダー』と『戦刃アレスタ』の発売を心待ちにしつつ、エムツーの次なる一手にも期待したい。
『アームドポリス バトライダー(仮)』© 1998 EIGHTING ©2026 M2 Co., Ltd.
『新約・怒首領蜂大復活』©2008, 2026 CAVE Interactive CO., LTD.
『究極TIGER』© TATSUJIN Co., Ltd.
『ALL.Net P-ras MULTI バージョン3』©SEGA
『DEVIL BLADE REBOOT Consumer Edition(仮)』©SHIGATAKE GAMES ©M2 Co., Ltd.
『エドワード・ラグタイムショー』© G-MODE Corporation / DATA EAST and DATA EAST logo(s) are registered trademarks of G-MODE Corporation. ©2025 M2 Co., Ltd.
『戦刃アレスタ』©2021,2026 M2 Co., Ltd.
『M2ShotTriggers ARCADE』©2026 M2 Co., Ltd.








