RPGの魔王より悪いやつっているんだろうか。
モンスターの王様で、悪の親玉。そんな存在よりも悪いやつなんて……
僕でした……
スライムに変えられた元魔王・セーナとなって、相手を“捕食”してスキルやステータスを奪っていくローグライトゲーム『スキルイーター』。本作をプレイしていた筆者は、人間も魔物も関係なしにバクバク食べまくる暴食スライムと化していた。
このゲーム、相手を捕食することがメリットだらけなのだ。スキル、ステータス、相手の姿まで、奪って損するものがなさすぎる!
全体攻撃でうっかり倒してしまうと「もったいない」なんて思ってしまうくらいに捕食が当たり前になっていた。
そして最後には魔王軍の元部下と対峙することとなる。
本稿では、「東京ゲームダンジョン14」にて『スキルイーター』を試遊し、目に映るものを食いつくすモンスターと化した筆者が、元魔王の人格者ぶりに完敗するまでをお届けしていく。
取材・文/としあど
食べたぶんだけ強くなるし、かわいい姿にもなれちゃうなんて捕食しない理由がなさすぎる!
本作の特徴はやはり“捕食”スキルだろう。弱らせた敵を捕食することで、相手が使うスキルを習得できたり、ステータスを奪ったりすることができるのだ。
奪ったスキルは画面下部のスキル欄に追加されていく。手当たりしだいに捕食しまくっていたら、あっという間に埋まってしまった。
ここからは奪ったスキルと入れ替えたりするのかと思っていたら……
2ページ目が追加された!?
この調子でスキルを奪い続けたら、自分がどんなスキルを奪ったのか把握しきれなくなってしまう。でも捕食はやめられない!
スキルのほかにもステータスを奪うことも可能なうえ、捕食に成功するとHPとSPの回復までできてしまう。
さらにこのゲーム、敵キャラがかなりかわいい。
人間からモンスター娘まで個性豊かなキャラクターたちが、HDイラストで表現されてぬるぬる動いてくれる。

そして重要なのが、スライムのセーナは捕食した相手の姿に変化するということだ!
強くなるだけじゃなく、かわいい敵キャラの姿になったスライム娘まで見られてしまうのだ。ますます目の前の敵を捕食しない理由が見当たらない!
街での買い物や強敵との戦闘も。戦略とリスク管理も重要なローグライト
通常の戦闘のほかにも、本作ではマップ上にさまざまな行き先を選ぶことができる。
たとえば、街ではアイテムやステータスを購入することができる。ただし、人間の街に入るためには人間の姿をしていなければならず、魔物の街に入るためには魔物の姿をしていなければならない。
魔物の街の直前で人間との戦闘が起こってしまったら、捕食をせずに敵を全員倒し、魔物の姿を維持しなければ魔物の街には入れないのだ。
貯まったお金で買えるステータスやアイテムと、目の前の敵から奪えるステータスを計算して、捕食をガマンして進むことも戦略のひとつだ。

そのほかにも、強敵が待ち受ける高難度戦闘が存在する。高難度戦闘の敵は通常戦闘の敵と比べてステータスが高く、ゲームオーバーのリスクも高い。
しかし、捕食できると大幅にステータスを上昇させられるチャンスでもある。

街に入るために捕食をガマンしたり、リスクとリターンを天秤にかけたりと、ローグライトらしい戦略性もしっかり楽しむことができるのだ。
相手は元部下! 元魔王の人格者ぶりがすごすぎるボス戦
いよいよボス戦、立ちはだかるのは魔王国四天王のミオ。元魔王のスライム・セーナの元部下にあたる。元部下とはいえ、戦うとなれば本気でやるしかない!
ところが「なぜかボスが弱体化している!」……なんで?
おかげでゴリゴリとボスの体力を削ることができ、見事勝利!

反旗を翻した元部下に、セーナがくだす判断はというと──
セーナ「ミオにも立場がありますし、ここには寄らなかったことにします。ミオ、魔王軍のことを想ってくれてありがとうございます」
人格者すぎるだろ!!!!
そりゃミオも本気で倒しにこないよ! セーナをスライムに変えた張本人であるリザと、ミオがよくぶつかっていたことを把握してたようなセリフもあったし。セーナ様が理想の上司すぎないか?
こっちは元部下だと知りながら「ミオも捕食できないかな」とか考えてたんですよ? 元魔王に人格で完敗してしまった筆者はどうすれば……?
“捕食”でどんどん強くなりながら、ローグライトらしい戦略性もしっかり楽しめる『スキルイーター』をプレイしたら、捕食することが当然になりすぎて魔王顔負けの倫理観になってしまっていた。
かわいい敵や強力なスキルを見ると、ついつい捕食したくなってしまう本作をプレイして、みなさんもモンスターの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
『スキルイーター』は2027年1月にSteamにて発売予定だ。










