Supergiant Gamesはローグライク・アクション『ハデス』のPC版について、日本語を適用するアップデートの配信開始を発表した。6月24日（木）の正式リリースに先立つプレビュー版となる。価格は税込2570円。
皆様！Our new PC patch for HADES adds a full text translation in Japanese, provided by the team at 8-4. We're still putting the finishing touches on it, though invite you to try it! The finalized translation will be coming to the Nintendo Switch version in the coming weeks.
— Supergiant Games (@SupergiantGames) April 21, 2021
※PC版『ハデス』にて全テキストの日本語翻訳を実施したと告げるSupergiant Gamesのツイート
『ハデス』はギリシャ神話の世界で繰り広げられるローグライク・アクションゲーム。主人公は地獄の世界を支配する冥界の神ハデスを父に持つ不死身の王子ザグレウス。このザグレウスは悪名高き父親から逃れるため、地獄からの脱出を試みるが、ハデスの刺客たちが行く手を阻む。
クォータービューで展開されるハイテンポな2Dアクションが特徴で、挑戦するたびにダンジョンの構造、手に入る報酬、出現するモンスターなどはランダムに変化する。とくに道中出会うことになるオリンポスの神々から授かるスキルと持っている武器の組み合わせによって、プレイスタイルはさまざまに変化していく。この状況に合わせた組み合わせやプレイスタイルが面白く、中毒性があると評判だ。
またザグレウスとハデスの親子喧嘩など、キャラクター同士の掛け合いがユーモラスなところも本作の魅力。『Undertale』のローカライズを手掛けたことで知られるハチノヨンが翻訳を手掛けることが発表されており、翻訳にも期待が持てるだろう。
なお今回の日本語アップデートはSteam版にプレビューで実装されているとのことで、正式版の発売はNintendo Switch版と同じく6月24日（木）となる。まだローカライズは改善中で、この物量のテストプレイは簡単には済まないと説明されている。バグを見つけた際は、プレイ中にF10を押せばいつでも報告して欲しいと呼びかけている。
とはいえ今回の日本語化されたプレビュー版の実装は、Nintendo Switch版から先駆けて『ハデス』を楽しめることができそうだ。プレビュー版を考慮したうえで、数々のゲームアワードにノミネートや受賞を果たしており、高い評価を得ている『ハデス』をいち早く触ってみたいという人はSteam版のプレイを検討してみてもよいかもしれない。
ライター／福山幸司
