Hondaは2月27日（木）、株式会社ポケモンの監修のもとで「ホンダコライドンプロジェクト」を始動したことを明らかにした。このプロジェクトで制作されている「ホンダコライドン」は3月7日（金）から9日（日）にかけて、Hondaウエルカムプラザ青山に展示される。
「ホンダコライドンプロジェクト」は、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット』の中で出会うことができる「コライドン」の形をしたミライモビリティを制作するというものだ。2024年にトヨタ技術会が「トヨタミライドン」を制作したことを受け、「HondaならHondaらしいコライドンが作れる」という思いでスタートを切ったという。
プロジェクトメンバーは、二輪・パワープロダクツ事業および先進技術研究所より社内公募で集まった約40名の有志たち。“Hondaの本気が子供の夢になる”をスローガンに掲げ、Hondaの二輪事業がこれまで培ってきた設計思想やシミュレーション技術を応用し、先進技術研究所が持つ先進バランス制御技術を取り入れて、Hondaが考えるモビリティの形として極限まで追求していくとしている。
「ホンダコライドン」はすでにコライドンの重さ、大きさともにほぼ実物大の形状再現を実現しており、今後は4足歩行やゲーム中にはない二輪での自立を可能とすべく、開発を進めていくそうだ。
これらに用いられるHonda独自のバランス制御技術は、ASIMOに代表されるヒューマノイドロボット研究で培ったバランス制御技術を応用し開発され、2017年に開催された家電見本市CESで世界初公開された「Honda Riding Assist」をベースとしている。引き続き、ホンダコライドンの「しっそうけいたい」を実現するため適用していくとのこと。
「ホンダコライドン」は3月7日（金）から9日（日）にかけて、Hondaウエルカムプラザ青山に展示予定。今回の展示ではスペースの関係上、静止状態での展示となる。
