『人の交換日記』や『事故物件鑑定士試験』など手掛ける第四境界は、コインロッカーの忘れ物を展示する考察型イベント 『残置物展』のオンライン対応を発表した。
『残置物展』では、いくつかのコインロッカーに長期間放置されていた忘れ物を展示。イベント会場には実物のコインロッカーを設置され、自分の手でその扉を開き、中身を確認していく考察型のイベントだ。
どのような残置物が展示されているかは明かされておらず、扉を開けるまでコインロッカーの中身は分からないようになっている。
ただ一つ明らかになっていることは、このイベントには、とあるコインロッカーの「いわく」が隠されているということだ。

展示されている残置物の一つ一つから得られる情報は断片的なものだが、それらの情報を紐解いていくことで、あるコインロッカーに隠された、「いわく」に迫ることができるという。
オンライン版では、Webサイト上にコインロッカーが再現され、PCやスマートフォンからその中身を確認することができるようだ。
なお、このイベントは実際の忘れ物を展示するものではなく、展示品や物語はフィクションとなっている。
このイベントは第四境界初のリアルイベント『東京侵蝕2025 supported by SANKYO』の会場で実施されるのだが、同イベントのチケット販売数が、数日で7割を突破している。
これを受け、『東京侵蝕2025』のオンライン対応が当初の想定よりもより深く実施されることとなった。
『東京侵蝕2025』では『残置物展』のほかにも、非人道的な実験を行っている少年院の闇に迫る『かがみの特殊少年更生施設 ぼくらの表現祭』、霊器素養の開孔と受容のプロセスが含まれる試験を受ける『事故物件鑑定士試験』、プレイヤー数無制限のリアルタイムアドベンチャーゲーム『交錯≠少女』などが実施される。
なお、オンライン版の体験可能期間は4月16日10:00~5月6日23:59 (※『交錯≠少女』のみ4月20日22:59まで)で、チケット代は3,800円(税込)だ。
各企画の詳細は以下を確認してほしい。
■残置物展
『残置物展』は、いくつかのコインロッカーに長期間放置されていた忘れ物を展示するイベントです。
会場には実物のコインロッカーが設置されており、ご自身で扉を開けて中身を確認していただくことになります。どういった品が入っているかは、扉を開けるまで分かりません。
展示品一つ一つから得られる情報は断片的ですが、いくつもの情報を繋ぎ合わせていくことで、とあるコインロッカーに隠された「いわく」に迫ることができます。
オンライン版では、現地に展示されている内容をオンラインからご覧いただけ、Webサイト上のコインロッカーを選択することで、その扉を開くことができます。
ただし、オンラインから閲覧できる一部の展示品は、日替わりとなっております。毎日じっくりアイテムの考察を楽しむもよし。お急ぎの方は、現地組がSNSで発信する情報を探してみるのもいいでしょう。
なお、イベント会期後にあたる4月21日~5月6日の期間は、日替わりの制限なく全展示品をいつでも閲覧することが可能です。
■かがみの特殊少年更生施設 ぼくらの表現祭
「愛宝学園かがみの特殊少年更生施設」では、青少年の更生プログラムとして芸術表現に力を入れており、その発表の場として、定期的に展示展「表現祭」が実施されています。
しかしこの施設には、「院生に対して人格矯正を行っている」という噂があり、非人道的な闇が隠されています。今回開催される「令和七年度 ぼくらの表現祭」では、まだ誰も知らない新たな闇に迫ることができます。なお、これまでの展開を知らない人でも楽しんでいただける内容になっております。
オンライン版では、会場で展示される作品と音声ガイドをご体験いただけます。公開はイベント終了後を予定しており、1週間の先行体験にご参加いただけます。先行体験終了後は無料で公開されます。
■事故物件鑑定士試験
『事故物件鑑定士試験』は今回のオンライン化の対象外となります。5月に単体作品として、オンライン版をリリース予定です。
■交錯≠少女
交錯≠少女(CLOSSOVER GIRL)』はフィクションがインターネットと現実世界を侵蝕し、あなたの日常で物語が繰り広げられる、プレイヤー数無制限のリアルタイムアドベンチャーゲームです。
プレイヤーはPCやスマートフォンからこの物語に参加し、物語の登場人物の一人として、他のプレイヤーと協力をしながら“ある事変”の解決を目指します。
物語の多くは無料で展開されますが、チケットをご購入いただくことで、物語を最後までお楽しみいただけます。
■第四境界ヒストリー
2024年3月31日に本格始動した第四境界の1年間の軌跡を振り返ります。会場では年表の他に、第四境界が制作した作品、10名を超えるイラストレーターとコラボレーションしたイラストの展示を行います。
オンライン版では、現地に展示されている内容をオンラインからご覧いただけます。音声ガイドも再現しておりますので、ぜひそちらもお楽しみください。