いま読まれている記事

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定。“ド派手”な衣装に込められた思いや、その装いを支える地域文化に迫る

article-thumbnail-2610082g

福岡県北九州市(北九州市役所)は10月8日、同市の成人式文化に着目した企画展『Tradition/Rebellion: Coming-of-Age Style in Kitakyushu, Japan まつろわぬ二十歳』が、英国・ロンドンの「ジャパン・ハウス ロンドン」にて開催されると発表した。

会期は11月11日から2027年4月18日までの約5か月間となる。外務省の対外発信拠点であるジャパン・ハウス ロンドンが主催し、ファッションディレクターの山口壮大氏と共同で企画されている。

本展は、北九州市の「二十歳の記念式典」で見られる独自の装いと、その背景にある地域文化に着目した展覧会だ。振袖や羽織袴、スーツなどにくわえ、ひときわ華やかな「ド派手衣装」を身にまとう若者たちの姿を通じて、それぞれの価値観や個性が紹介される。

会場では、実際に新成人が着用した衣装や映像のほか、新成人8人へのインタビュー映像が展示される。衣装に込められた家族への感謝や仲間との絆、地域への誇り、新成人としての決意などが取り上げられるという。

また、衣装制作やヘアメイクを手がける地元の事業者やクリエイター、地域コミュニティにも焦点が当てられる。

若者たちの自己表現を支える人々とのつながりを通じて、「アイデンティティ」「多様性」「コミュニティ」といったテーマが掘り下げられる。

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_003

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_004

『Tradition/Rebellion: Coming-of-Age Style in Kitakyushu, Japan まつろわぬ二十歳』は、「ジャパン・ハウス ロンドン」にて11月11日より開催される。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


北九州の成人式文化が、ロンドンで約5か月の企画展に!「Tradition/Rebellion: Coming-of-Age Style in Kitakyushu, Japan|まつろわぬ二十歳」開催

外務省対外発信拠点「ジャパン・ハウスロンドン」主催/2026年11月11日(火)~2027年4月18日(日)

福岡県北九州市(北九州市役所)

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_005

外務省の対外発信拠点「ジャパン・ハウスロンドン」にて、11月11日(火)から約5か月間、北九州市の成人式文化と地域社会に着目した世界初の企画展が開催されます。

形式にとらわれず、自らの「個性」や「決意」を表現する若者たちのエネルギーと、その姿を支える人々や地域コミュニティ。本展を通じて、北九州ならではの文化と街の魅力がロンドンから世界へ発信されます。

企画展の概要

展覧会名:『Tradition/Rebellion: Coming-of-Age Style in Kitakyushu, Japan まつろわぬ二十歳』
会期:令和8年(2026年)11月11日(水)〜令和9年(2027年)4月18日(日)
会場:ジャパン・ハウスロンドン(英国・ロンドン)
主催:ジャパン・ハウスロンドン
企画:ジャパン・ハウスロンドン、山口壮大氏(ファッションディレクター)

展示について(ジャパン・ハウスロンドン発表資料より)

北九州市の「二十歳の記念式典」。そこには、振袖や羽織袴、スーツなどのフォーマルな装いから、創意あふれる華やかなスタイルまで、それぞれの個性や価値観をまとい、人生の節目を迎える若者たちの姿があります。ジャパン・ハウスロンドンが今回着目したのは、華やかな装いそのものだけではなく、その背景にある若者たちの思いです。「仲間との絆」「地域への誇り」「家族への感謝」「新成人としての決意」――一人ひとりが装いに込めた思いと、そこから生まれる自己表現に光を当てます。

本展では、実際に着用された衣装や映像、新成人8人へのインタビュー動画を通じて、それぞれの装いに込められた思いを紹介します。さらに、衣装制作やヘアメイクなどに携わる地元の事業者・クリエイターや地域コミュニティにも焦点を当て、若者たちの自己表現が、周囲の人々とのつながりの中で形づくられていく姿を描きます。

二十歳という人生の節目にあふれる若者たちのエネルギーと、その自己表現を支える人々や地域とのつながり。本展では、北九州市の成人式文化を入り口に、その背景にある地域文化にも光を当てながら、「アイデンティティ」「多様性」「コミュニティ」というテーマを問いかけます。

【参考】

世界に日本の魅力を発信する「ジャパン・ハウス」

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_008

戦略的対外発信の強化に向けた取組の一環として、外務省がサンパウロ・ロンドン・ロサンゼルスの世界3都市に設置した対外発信拠点。これまで日本に興味のなかった人々も含め、幅広い層に向けて日本の多様な魅力、政策や取組を伝え、親日派・知日派の裾野を拡大していくことを目的とする。2018年に開館したロンドン拠点(ケンジントン・ハイストリート)は、展示ギャラリー、ショップ、レストランなどを備え、日本の文化・芸術・テクノロジー等の多様な魅力を欧州へ紹介しており、開館以来300万人以上が来館しています。

https://www.japanhouselondon.uk/

ジャパン・ハウスロンドン企画局長サイモン・ライト氏 コメント

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_011
© Japan House London

日本には、海外ではまだあまり知られていない魅力的な地域文化やカウンターカルチャーが数多くあります。北九州市の成人式文化は、その代表的な例といえるでしょう。

新成人にとって特別なこの祝祭の日を彩る華やかな色彩や、喜び、そしてそれを生き生きと表現する地域の作り手たちの創造性を、ロンドンの皆さまにご紹介できることを大変うれしく思います。本展が、日本の地域文化の新たな魅力に触れるきっかけとなれば幸いです。

ファッションディレクター 山口 壮大氏 コメント

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_012

20 年もの年月、つたない自分を露呈してきた家族、隣人、友人たちの前で、今の自分を誇り、感謝し、主張する北九州市の新成人の姿に心を打たれました。たとえ全国に放映され、世間の賛否に晒されても、彼らの装いが向いているのは、自己と仲間、そして目の前にいる家族です。

未知の異文化ともいえる着物にひるまず、自分なりに解釈し、前のめりに身にまとう。遠くの流行ではなく、目の前の嗜好を。‘いつか/どこか’ではなく、‘いま、ここ’を大切にする。その姿には、かつて‘着るもの’であった着物の、いきいきとした姿と、自己と社会との関係を結びつづける、プリミティブなファッションの力が現れていました。

この北九州市で約 30 年にわたり育まれてきた独自の継承を通じて、受け継がれながらも変化をつづける日本文化とファッションの一端をお楽しみいただけると幸いです。

北九州市長 武内 和久 コメント

北九州の「成人式文化」をテーマにした企画展がロンドンで開催決定_013

「Tradition/Rebellion: Coming-of-Age Style in Kitakyushu, Japan まつろわぬ二十歳」展の開催、心よりお祝い申し上げます。

「まつろわぬ」という言葉は、古来「権力に服従しない」ことを意味しますが、ここでは既存の枠組みにとらわれず、自分の心に従い、自分らしい道を進む思いを象徴しています。

北九州市の二十歳の記念式典では、振袖やスーツに加え、ひときわ華やかな「ド派手衣装」で節目を祝う若者たちの姿があります。これは単なるファッションではなく、若者たちの力強い個性や家族への感謝、仲間への絆が込められた決意の表明です。

私は、常識や正解に縛られず、自ら選んだ道を「正解」にしていく彼らのエネルギーを否定することなく、全力で応援したいと考えています。新しい時代を切り拓く若者たちの姿は、未来の希望そのものです。

ロンドンの地で、北九州の若者たちが放つ圧倒的なパワーと、その挑戦を優しく、力強く後押しする街の空気感を、ぜひ肌で感じてください。

ライター
物語、テキスト、音楽や演出──何かしらの要素で自分を揺さぶってくるような、引力のあるゲームに惹かれます。特に『デスピリア』『シルバー事件』『プラネットライカ』『夕闇通り探検隊』など、90~00年代のアドベンチャーゲームが好き。最近は、国内外のインディーゲームで遊ぶことが多いです。普段は美術作品を作ったり、フロアでゆらゆら踊ったり。
Twitter:@___sayome___

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ