いま読まれている記事

任天堂、実写映画『ゼルダの伝説』の後も「新しい映像を継続して届ける」方針。NINTENDO 64の4つのコントローラー端子を例に、誰かと一緒に遊ぶことの価値も語る

article-thumbnail-2611062p

任天堂は11月6日、2027年3月期第2四半期決算説明会・経営方針説明会の質疑応答の要旨を公開した。古川俊太郎社長は、2027年公開予定の実写映画『ゼルダの伝説』の後も、新しい映像を継続して届ける方針を示した。

任天堂はここ数年、映像分野に積極的に取り組みたいとの考えを示してきた。古川氏はその理由として、映像ビジネスとゲーム専用機ビジネスの親和性が高いことを挙げた。

劇場向けの映画に加え、子会社のニンテンドーピクチャーズが制作する映像などを通じて、任天堂のキャラクターやゲームの世界に触れる機会を増やすことが、事業全体の中長期的な成長を目指すうえで重要だという。

取締役上席執行役員の別府裕介氏は、映画を世界に展開する取り組みについて、任天堂のゲーム専用機ビジネスと極めて相性が良いとの考えを示した。映画には、任天堂の個性やキャラクターの魅力を90分や120分に凝縮して届けられる利点がある。制作の過程で蓄積したデジタルアセットも、将来にわたって活用できる資産になると説明した。

各プロジェクトには、宮本茂氏をはじめ、任天堂のプロデューサーやディレクターも深く関わっている。別府氏によれば、観る人に満足してもらえる映像をつくる経験は、開発者が新たな能力を伸ばす機会にもなっている。劇場公開や二次利用で収益を上げ、それを再投資に回せる点にも触れ、2028年以降も映像制作への投資を続ける考えを示した。

ハードやソフトの価格設定をめぐる質疑では、古川氏が、ハードの製造コストの上昇が一定程度であれば、生産の効率化や自社での負担によって、できる限り販売価格を維持したいと説明した。

一方、中長期にわたってコスト増を吸収しきれず、健全な収益構造の維持が難しいと判断した場合には、価格改定を考慮する必要があるという。ソフトについては、それぞれの内容を踏まえ、個々のタイトルの価値に見合う価格を設定する方針だ。

同じ質問に答えた別府氏は、映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の鑑賞者を対象にした調査結果も紹介した。満足度は、1人で観た人より2人で観た人のほうが高く、2人で観た人より4人で観た人のほうが高かったという。

別府氏は、任天堂が以前からみんなで遊ぶことを大切にしてきた例として、NINTENDO 64にコントローラーの接続端子を4つ設けたことを挙げた。一緒に遊べることが任天堂の商品を手に取る理由のひとつになり、そこから遊ぶ人の輪も広がっていくという。

価格設定にも間接的に影響するとの見方を示しつつ、誰かと一緒に遊ぶ動機や機会をつくることが、任天堂の価値を高めるうえで大切だと語った。

ライター
ゲームの好きなところは、誰でも主人公になれるという公平さ。 子供の頃よりも現実に直面する場面が増えたからこそ、束の間にゲームをする。 お気に入りのゲームは『UNDERTALE』

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ