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諸国絶景縦横無尽!! 帰ってきた名作『朧村正怪奇譚』は、やっぱり美しい。奥義を組み合わせ、さらに自由度を増した剣技で元禄の世を駆け抜ける。絶景、グルメ、温泉と旅のお楽しみも異様に充実。もうこれは“旅行剣戟アクション”と言っても過言ではないのでは?

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いまはむかし、『朧村正』という名作2Dアクションありけり。

2009年にマーベラスよりWiiで発売され、かつて存在した「みんなのニンテンドーチャンネル」のアンケート機能でも「ゴールドランク」という高いプレイヤー評価を受けた作品だ。

その後PS Vitaに移植され、追加DLCも制作されるなど、根強い人気を誇っている。そんな『朧村正』が帰ってきた。その名も『朧村正怪奇譚』である。

まず目を引くのがビジュアル。開発を手がけるヴァニラウェアの特徴である絵巻物のようなタッチの鮮やかなアートワークで人、妖怪、神様までもが入り乱れて動きまくる剣戟アクションに魅せられたプレイヤーは多かった。

そして物語の本筋とは関係ないはずの食事シーンも完成度が異様に高く、ほかほかのご飯やもちもちの団子はみているだけで腹が減ってくる。

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ゲームとしては元禄時代を舞台とした横スクロールアクションであり、さまざまな刀を持ち替えながら旅をする物語が展開される。そのアクションもボタンひとつで華麗な連続攻撃が可能。低難度モードの「無双」では群がる敵をバッサリと切り払い、ここぞという場面で繰り出す奥義は爽快感バツグン。

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そんな『朧村正』がDLCであった『元禄怪奇譚』の内容も収録され、いま再臨する。今回、本作をひと足先に試遊する機会をいただくことができた。ただのリマスターではない、新たに生まれ変わった『朧村正怪奇譚』の魅力を紹介しよう。

取材・文/岡井モノ
編集/海ソーマ

※本記事で使用している画像・動画は開発中のものです。BGMやゲームの一部仕様などが最終製品版とは異なる場合があります。


連続奥義で華麗な立ち回り、新要素で広がる可能性

まず、本作の基本となるアクションの手触りは相変わらず良好だ。方向入力と攻撃ボタンの組み合わせで直感的に操作が可能。左右はもちろん、上方向に攻撃したいと思ったら上+攻撃ボタン、空中から素早く着地したいと思えば下にと、入力に応じてキビキビと動いてくれる。

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攻撃ボタンが防御を兼ねることもあり、初心者は方向入力とボタン連打でも見栄えの良い戦闘が可能。さらに熟練すればそれこそ目にも止まらぬ華麗な動きを披露できるだろう。

素早い連撃が可能な太刀や重い一撃の大太刀、複数の刀を使い分けての攻略も特徴のひとつ。新たな刀から新たな技、奥義も修得できる。

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条件が整えば刀の切り替えは「居合」を伴って解放される。静から動へ、一瞬の間をおいて目にもとまらぬ斬撃が走って倒れる敵。こんなの男の子全員好きなやつだろ、超かっこいい。

居合は刀の切り替えボタンひとつで出すことができるが、強力な攻撃手段なのでここぞというタイミングを狙いたい。耐久力の回復など、刀の使い分け自体に戦略的な意味があるので、積極的にいろんな刀を試していきたい。

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さらに本作では、奥義の複数装備と育成が可能となっている。背後にまわる「霞斬り」で敵陣に斬り込んでから、攻撃持続に優れた「星天風車」で追い討ち、といった動きがスムーズに繰り出せる。霊力を消費する強力な攻撃だが、それらを組み合わせた新たな戦略も考えられるだろう。

スムーズな攻略を目指すやり込みプレイヤーなどは、これらの奥義の組み合わせや、いかに成長させるかなども研究しがいがありそう。過去作をやりこんだプレイヤーも新たな試行錯誤が楽しめ、またひと味違ったプレイ感覚になりそうだ。

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試遊プレイは2幕までだったが、先のマップや他のプレイキャラクターの存在もある。過去作から調整されている部分も確認できたので、これから発見される新要素も楽しみだ。

温泉! グルメ! 戦闘をおいて旅情を楽しんでしまう罪深いゲーム

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そして、本編ゲーム攻略とはまた別の楽しみにも注目してほしい。冒険は元禄時代の江戸~大和にかけての本州に及ぶが、旅好きの人ならば地図を眺めるだけでもワクワクするだろう。筆者は右下の「温泉効果」の文字を発見し、さらに心が躍った。

これたぶん、全国に点在する特殊効果がある温泉に入浴できるやつだ。百姫ちゃんで全国温泉めぐりしたいと考えた紳士諸君は楽しみにするといいだろう。

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移動するたびに山へ河へと風光明媚な景色が自然と目に入ってくるので、通常プレイでも旅行気分は高まりそう。やっぱり『朧村正』のグラフィック、いいよね……。

そして、知る人ぞ知るヴァニラウェア作品の魅力といえば「食べ物」である。

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こちらは山の蕎麦屋でいただいたおにぎり三種盛りときつねうどん。どうだ、じつに美味そうではないか。さらに一口ごとに減っていくアニメーションも用意されている。

体力回復や成長効果があるので、こうした食事も攻略に関与する要素だ。でも筆者は意味がなくとも旅先でふらっと入ったお店で食事をしたい。だって楽しいから。

日本各地を旅して絶景に見惚れたかと思えば、地域のグルメに舌鼓を打つ。そして旅の疲れは、温泉で……あれ? これもう「旅行ゲー」じゃね?

より深く楽しく、遊びが広がる『朧村正怪奇譚』

長々とお伝えしてきたが、公開されている紹介映像を視聴した人ならば、すでに本作の魅力を十分に感じとっていることだろう。

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今回試遊して感じたことは、まず動きや操作感、グラフィックは相変わらず素晴らしいということ。そこに新たな要素や調整点が加わり、面白さがプラスになっていると感じた。ちなみに過去作そのままのバージョンも収録されているとのことなので、昔遊んだまんまで楽しみたいというこだわり派のプレイヤーも安心だ。

個人的にも『朧村正』はもっともっと知られて欲しいゲームなので、美麗な和風の世界観やハイテンポな2Dアクションという本作の持ち味が刺さった方は、ぜひ最新機で遊べる今回の『朧村正怪奇譚』を体験してほしい。

ヴァニラウェアが開発し、マーベラスが販売する『朧村正怪奇譚』はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、Steam向けに2027年2月4日発売予定(Steam版は2月5日配信予定)だ。

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ライター
寿司屋に擬態したライター編集者。幼少期におばあちゃんと対戦した『プロ野球ファミリースタジアム'88』でコールド負けを喫したくやしさからゲーマーとしての才能が開花。半年の猛特訓を経て再戦した際には5分でコールド負けをしたほどの実力を持つ。
編集・ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。最も脳を焼かれたゲームキャラは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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