後半では、先行して体験できた本展覧会「THE WORLD OF BIOHAZARD 30周年展」の様子についてお届けしていく。
今回のイベントでは、『バイオハザード』シリーズのこれまでの歴史や没入体験を深めてくれるシアター、登場キャラクターついての貴重な資料の数々、迫力ある等身大造形などが豊富に展示されていた。
会場は、東京都渋谷区にある渋谷BEAM 4F BEAMギャラリーで、10月30日から12月24日までの期間限定で開催中だ。入場にはチケットが必要で、公式サイトで一般販売チケットが発売されている。

なお、筆者は恥ずかしながら『バイオハザード』シリーズについて軽く知っている程度の知識で、本展覧会に豊富に盛り込まれてすぎている細かいネタを拾うことができなかった。それでも、会場から感じた“すごみ”や“物珍しさ”の数々に圧倒され続け、非常に満足度の高い体験となった。
そのため、細かい点が気になった方はぜひ現地に足を運んでみてほしい。また、いくつかの展示物は撮影禁止エリアとなっており、今回紹介する内容はあくまでほんの一部分であることもおことわりしておく。

本稿では、先述した“すごみ”や“物珍しさ”にくわえて、“わかる人”が見たらついうれしくなってしまいそうな展示物の一部をピックアップし、フォトレポートとしてご紹介していく。
ひとつひとつのエリアがあまりに濃密すぎる。30年の歩みが雪崩のように押し寄せてくる
本展覧会では、会場が7つの展示エリアに分かれている。それだけでも「いろいろあるな」と思うが、まず最初に歩く長い通路「FILE1 恐怖の系譜」から、本作の紡いできた歴史の“圧倒的情報量”に圧倒されるのだ。
パッケージとともに展示された事件の数々からは、確かな“質感”を感じる
実物をじっくり眺めながら「これが30年の“重み”かぁ……」などとなんとなくわかったつもりになっていたところ、全然そんなことはないとすぐに思い知らされた。
なぜなら、つぎの部屋「FILE2 THE WORLD OF BIOHAZARD シアター」では、3画面の映像で歴代作品のシーンが映し出されるからだ。

シアターで映像を鑑賞してから「じつはこの展覧会、めちゃくちゃゴージャスなんじゃないか……!?」と正直怖くなってしまった。この3画面というのが本当にすごいので、ぜひ見に行ってほしい。
見ただけで“ヤバさ”が伝わってくる、ド迫力の実物大造形の数々
シアターを抜けた先の「FILE3 恐怖のエビデンス」では、本展覧会でもっとも「初見のインパクトが強い」展示が連続していておもしろい。「ヤバい」にも200種類ある……といえば明らかに言い過ぎだが、のれんをくぐるたびに「なんだこれ!?」が連続して続く、目が喜ぶ感覚を覚えるエリアだった。

本エリアでは、クリーチャーの生態について、複数のパネルにわたって解説されていることにも注目だ。たとえクリーチャーでも、ラフなタッチで描かれた独特な個性を見ると、不思議と愛着が湧いてくる……かもしれない。

本展覧会の目玉である、等身大造形も外せない。さまざまな事件の黒幕として暗躍したウェスカーや、ドミトレスク夫人の立体造形はそれぞれ専用のスペースが設けられており、空気がガラッと変わるのを感じた。
ウェスカーの等身大造形には“ちょっとした仕掛け”があるようで、注意深く観察していると変化がわかると、ステージ上に登壇されていた、プロデューサーの川田氏の話を思い出す。
また、ドミトレスク夫人は、建物の都合もあり座った状態とのことだったが、それでも2メートル90センチと、見上げ続けていると首が痛くなるような高さと迫力だった。筆者は隣に立って写真を撮ればよかったと後悔しているので、スペースに余裕があればぜひオススメしたい。
(左)「アルバート・ウェスカー」(右)「オルチーナ・ドミトレスク」
少し進んだ先にある「FILE4 対峙する者たちの記憶」に展示されていた「レオン・S・ケネディ」の等身大造形は、一風変わって“安心感”をもたらしてくれる雰囲気だった。このエリアでは歴代主人公たちの設定資料集などもパネルに設置されている。

グッズもすごい!――絶対に買いたくなる“変なスリッパ”もあった
リアルイベントの醍醐味といえば、会場で販売されているグッズの存在だ。じつはこの展覧会に訪れてから、ずっと変な商品「リッカースリッパ」が気になっていた。

「リッカースリッパ」6600円(税込)
実際に手に取ってみると「思ったより分厚いな……」と感じた。ひとつ購入してみたところ、このスリッパだけバッグのなかでひときわ存在感を放っており、“かなり”スペースを取る。ビニール袋で持ち帰ることはできるものの、この商品を目当てに本展覧会に訪れる人は、少し荷物に余裕を持っておくと安心だ。
なお、本エリアで販売されているグッズ商品一覧は公式サイトから確認できる。狩野英孝さんが大興奮していた「振り向きゾンビぬいぐるみ」や「動く!ゾンビ犬」など、敵ながらどこか憎めないデフォルメグッズがほかにも展開されている。
「THE WORLD OF BIOHAZARD 30周年展」は、とても1周しただけでは語りきれないほど濃密な展覧会となっていた。『バイオハザード』シリーズが大好きな人はもちろん、これまで『バイオハザード』シリーズに縁がなかった人でも、貴重な資料の数々や、迫力ある“等身大造形”を見るだけでも楽しめそうなボリューム感だと感じた。
「THE WORLD OF BIOHAZARD 30周年展」の会場は、東京都渋谷区にある渋谷BEAM 4F BEAMギャラリーだ。開催期間は、10月30日から12月24日までの期間限定となっている。
「THE WORLD OF BIOHAZARD 30周年展」 プレス発表会 ©CAPCOM








