やっほー!みんな!元気に労働してる?
ま、そんなわけないわな。
ということで今回は「東京ゲームダンジョン14」で試遊してきた高難易度社畜体験型アドベンチャーゲーム『あとはよろしく、社畜さん!』について紹介していくぜ。
本作は、IT系企業の中間管理職として部下の仕事や健康状態を管理しながら、雑にブン投げられた業務の完遂を目指すマネジメントゲーム。実際に仕事をするのは部下たちで、プレイヤーはタスクの割り振りやスケジュールの管理、そして時には残業の指示などを行うことになる。
とはいえ、本邦開闢よりこのかた、雑に始まった開発業務がスムーズにいったためしはない。
突如メテオフォールしてくる謎の業務、定時後に発生する研修、クソみたいな丸投げ指示、終わらない仕事──納期が迫りくる中、ついに始まってしまう無限残業編。
おれは本当は、いい上司になりたかったんだ……
執筆/恵那
新卒ギャル子ちゃんはめちゃくちゃいい子なのに、俺の上司が理不尽カス野郎すぎる。神様こいつを地獄に送ってください
さて、本作でプレイヤーの部下として配属されてくるのが、こちらの新卒ギャル子ちゃん。めちゃくちゃいい子。まあギャルに悪い子なんていませんからね。
どうやらこの会社はVR空間での勤務ができるという先進的かつイノベーティブな企業らしく、ギャル子ちゃんもそれに惹かれて入社したらしい。
「VRデバイスをつけながら仕事ができる」という環境にフレッシュな感動を覚えているギャル子ちゃんに、マネージャーであり先輩社会人でもある主人公(プレイヤー)は……
そう、社会人は本音が言えないのである!こんな解像度ゲームに持ち込むな。
そんなギャル子ちゃん、初日からさっそく定時後の研修会議というカスの労働洗礼を浴びながらも、元気いっぱいかつ仕事に前向き。なんていい子なんだ。表情がくるくる変わってかわいい。
愉快な職場で、プレイヤーの上司でもある部長さんから彼女にまず最初に命じられたお仕事がこちら!
これから新卒含めて何人か人を集めるからそれで月末までに1つ簡単なアプリを作ってくれ
まだ要件も何も決まってない
なんかめちゃくちゃ雑な指示が来たな。というか何も決まってねえじゃねえか。
勤勉誠実なニポンのサラリマンとして正直に「なにしましょっか?」を伝えたところ、「それを考えるのもお前の仕事だろ」「それじゃあ成長できねえぞ」とのありがたいお言葉。神様こいつを地獄に送ってください。
そしてクソ上司あるところにクソ人事ありけり。彼女の採用に関わった人事の優男も何やらワンチャン狙っていそうなクソ野郎であることも判明。神様こいつも地獄に送ってください。
ともあれ、結局はギャル子ちゃんの提案によって「VRオフィスでネコを飼えるアプリ」を開発することに。こんなしょうもない仕事にも真面目に向き合ってくれる君はえらいね……。
さて、作るものが決まったところで、ここからが本格的な業務の始まりだ。
本作では開発に必要なさまざまなタスクが発生し、プレイヤーはそれらを部下に割り振って仕事を進めていく。各タスクには期限が設定されているため、納期に間に合うようにスケジュールを組むことが重要となる。
とはいえ、開発の仕事なんて何が何やら分からないし、どのタスクから手をつければいいのかもサッパリ。とりあえず締切が近いものから順番にギャル子ちゃんにお願いすることにした。頼んだぜ、ギャル子ちゃん!
また、仕事の合間にはギャル子ちゃんとの会話イベントが発生することもある。
なんでも、こうしたコミュニケーションも彼女のモチベーションやストレスに影響するらしいのだが、正直なところ若い女の子との会話なんて何が正解なのか全然わかんない。おじさんポケモンとガンダムの話しかわからないんだ。ごめんね……。
実は本作の部下には「身体的健康」と「精神的健康」のステータスが存在しており、その状態によっては何やらよろしくないことが起こるらしい。
しかも困ったことに、これらのステータスは普段の業務画面からは確認できない。部下の状態を把握するためには、定期的に「1on1」を実施する必要があるのだ。はえー、1on1ってそういうためのものだったんですね。全国の中間管理職のみなさん、正しく活用できてますか?
とまあ、そんな具合に部下とのコミュニケーションにも気を配りながら仕事を進めていくのだが、もちろん業務は順調に進まない。
早速発生したのが、開発に必要なツールが社内ネットワークの制限に引っかかって使えない、というトラブルだ。
なんやかんやあって利用自体はできそうなことが分かったものの、今度はそのための申請をすべて自分で処理しなければならないらしい。えっ、情シスさんやってくれないの……?
さっきまでなかったタスクがポップし、しかもそれを終わらせるまで通常業務が進行できない。雑務に追われている間にも時間は経過するし、もちろん納期は伸びない。

大丈夫だ、まだ慌てるような時間じゃない。焦って仕事を詰め込んでも、ギャル子ちゃんに負担がかかってしまう。ここは冷静に対処するべきだろう。
……などと悠長に構えていたところ、呼んでもないのにクソ上司がまたも降臨。
丸投げしてきた仕事に後出しでいちゃもんをつけてきた上に謎の追加業務が爆誕。「あとはよろしく」じゃねえよ。神様こいつを地獄に(ry
いくら上司に文句を言ったところで仕事が減るわけではないが、すでにスケジュールビハインド気味であるのに新しいタスクまで発生してしまった。いよいよ納期が危うい。
本作では、ひとりの部下に複数のタスクを割り振ることも可能なのだが、あまり仕事を詰め込みすぎるとよろしくないことが起こると警告される。そりゃ新卒2週目の子だからね!
とはいえ、仕事は終わらせなければならない。
こんなときになにが起こるか、ほかならぬみなさんなら先刻ご承知であろう。
そう、我が国が誇る伝家の宝刀「ZANGYO」を抜くしかない。
すまねえ、ギャル子ちゃん……。こんな情けない上司でごめんよ……。
ところで、この残業というシステムなのだが、実際に使ってみると分かることがある。
めちゃくちゃ便利なのだ。
というのも、本作では通常、朝・昼・夕の3つの時間帯に仕事を進めることになるのだが、残業を活用すれば1日に確保できる作業時間を大幅に増やすことができる。もう1日ぶん働けるドン!
なんなら、ほとんど倍近くの工数を確保することだってできてしまうので、この味を覚えてしまうとやめられないとまらないになってしまうのも、わからなくはない。いや、わかりたくはない。神様おれを地獄に送ってください……。
とはいえ、当然こんな便利なシステムがデメリット無しで使えるはずもない。
その後に実施した1on1で、ギャル子ちゃんの身体的な負担が結構溜まってきていることが発覚。そりゃ新卒2週目の子だからね!

なお、自分がそんな状況でもギャル子ちゃんは「私も早く戦力になりたいな!マネージャーを助けてあげたい!」と良い子すぎる。早くこんな会社辞めな?
とまれ、そんなこんなで迎えた納期当日。
前日も遅くまで残業していたギャル子ちゃんながら、なおまったく未着手のタスクがまだ2つある。もうどうあがいても定時までに終わらせることは不可能な確定残業コース。
しかも、この忙しいときに例のクソ上司が「俺が具体的な指示を出していないのはお前らの成長のため」とかマジでいらんチャットを飛ばしてくる始末。神様こいつを(ry
が、ことここに及んでは是非に及ばず。もはや残業連打で切り抜けるしかない。
すまねえ、ギャル子ちゃん。今日も残業をお願いするよ……。無能な上司で本当にごめんな……。
そして迎えた夜22時。
ギャル子ちゃんの献身的な働きと、度重なる残業の甲斐あって、どうにか最初の仕事を完了することに成功した。
やった……! 終わった……! てっぺん越えなくてよかった……!
なんで新卒2週目の子にこんな働かせてるんだ……?

ということでなんとかファースト労働を乗り切ったギャル子ちゃんだが、2週間いっしょに働いてみて、なんだかブラック耐性がだいぶ高そうで不安である。
エナドリは命の前借りだからマジでやめたほうがいいよ……。

どうもここまでは、ゲーム的にはチュートリアルみたいなものっぽい。どうやら次週以降は他のメンバーとチームを組んで仕事をする……つまりこちらのマネジメントもそれだけ増えるらしい。
今回の試遊版では部下はギャル子ちゃんひとりだったが、開発者の方によれば、正式版では部下の数が4人まで増える予定とのこと。中間管理職の人たちってたいへんなんやな……。
なお本作はPCでプレイ可能になる予定で、現在Steamのストアページも準備中であるとのこと。今のところはまだ公式サイトにも作者の方の公式X(Twitter)のみがある状態だが、気になる方はそちらをチェックしておくといいだろう。














