マス目で区切られたフィールドを動き回り、スキルチップを選んで戦うゲーム『カートリッジサバイバーズ』。本作のSteamストアページを見て、ゲームボーイアドバンスのゲームに熱中していた筆者は思わずニヤリ。

これはどう見ても、『ロックマンエグゼ』を好きな人が作っている!
いてもたってもいられず、10月31日に開催された「東京ゲームダンジョン14」で試遊してきました。
開発者の方に聞いてみると、やはり『ロックマンエグゼ』が大好きだそうで、その要素を取り入れているとのこと。
しかし、中身は制限時間内に迫りくる敵の波(ウェーブ)を攻略するローグライク。5×7マスの中で、逃げ場を計算しながら敵を撃破するという、新しい手触りのゲームでした。
取材・文/佐伯匠
スキルを選択して自動で攻撃。限られたマス目の中で生き残る!
本作では、スキルチップを取得するとオートで攻撃してくれて、ひとつのスキルだけは任意のタイミングで使うことができます。プレイヤーはそのひとつのスキルと移動の操作で、敵を倒していきます。
はいはい、なるほど。
つまりは、『Vampire Survivors』×『ロックマンエグゼ』ということでしょうか。絶対おもしろいやつじゃん!
最初に3人のキャラクターからひとりを選んでスタート。
まずは、耳の生えたスライムのような敵が右から流れてきます。操作キャラクターから弾が出るので、横軸をあわせると倒せる。
チュートリアルはないけど、移動するだけなので直感的にプレイできました。
敵を倒すとひし形の宝石のようなものを落とすのですが、それを拾うと戦闘後の準備フェーズでスキルチップを買えます。

ロングソード、いい響きだ。これしかないだろう、と即決で購入。やっぱりね、ソードはロマンです。
シュバッ……! かっこいい……(うっとり)
ダメージが高いので実用性もあります。注意点は近づかなきゃいけないこと。でも全部かわせばいいんですよ。
と、調子よく進んでいたら、いきなり左から敵が出てきました。

これまで敵は右からしか来なかったので、完全に想定外。「おいおい!そんなのありかよ!」と、とっさに避けた先には敵の集団と炎の弾。左右から来る敵をかわそうとすると、脳の使ったことない部分が刺激されます。
勉強で新しいことを覚えるときって、なんだか情報が頭に入ってきにくい。だけどゲームをしているときに新しい要素が追加されたら、勝手に脳がフル回転して対応しようとするのってなんでなんでしょうね。
この感覚、たまらなく好きです。

次のショップにワイドソードが並びました。説明には「フュージョン相手:ロングソード」の文字。
おいおいおい! こりゃフュージョンするしかない! フュージョンがなにかは知りませんが、ふたつのチップを合体させて強力な技が撃てるに違いありません。
頭の中のもうひとりの自分が「近接攻撃は被弾が増えて危ないぞ」と忠告してきたけど、無視です。ソードをシュバシュバしたいんです。
そしてウェーブ5ではHP2000の恐竜型モンスターが登場。ワイドソードで斬りかかって……
倒せませんでした。
恐竜に張りついているあいだに雑魚に囲まれて、あたふたしているうちに時間切れ。
次のウェーブ6では、あっという間に敵に囲まれてゲームオーバー。
ソードは強化が間に合わずフュージョンできませんでした。次は、次こそはクリアしてやる!
念願のフュージョンでキャロットミサイルが爆誕。でも5×7マスに逃げ場はない
気を取り直して再度挑戦。
二回目の挑戦では「キャロットショット」と「ホーミングショット」をフュージョンさせて「キャロットミサイル」を作成。合体して強力なチップになるのは予想通りでした。
あ、さきほどの反省を活かして遠距離で攻める作戦に変えました。ソードのロマンを捨ててでも勝たないといけないときがあるんです。
「キャロットミサイル」は敵にホーミングするにんじんをぶっ放してくれます。敵が溶ける溶ける。これこれ、やっぱり遠距離が安全で強い。
さっきより敵を倒せるのですが、襲いかかってくる敵の数も増えるので処理がおいつきません。

そしてウェーブ9。突進してくるヘビに囲まれて、ゲームオーバー。プライドを捨ててまで遠距離攻撃を選んだのに……。
上下左右しか移動ができない制限があるので、ほんとうに回避がむずかしい。すぐに逃げ場を失うので、敵を倒すときは“逃げるルート”を作るような感覚で戦うといいのかもしれません。学びです。
ここで15分が経過し、試遊は終了。
開発者さんが「ウェーブ10でボスが出てくるんですよ」と教えてくれました。
ボスに勝てないどころか、出会うことさえできませんでした。悔しい!
『Vampire Survivors』系のゲームはもうやり尽くされているとばかり思っていましたが、アイデアが重なるとこんなに新しい手触りになるのかと、驚きです。
ソードのロマンを選んでも、遠距離の火力に頼っても、5×7マスでは逃げ場がなければ生き残れない。『カートリッジサバイバーズ』で最後に必要だったのは、強いチップではなく“逃げるルート”でした。
体験版や製品版が公開されたら、ウェーブ10のボスに会いにいこう。そう、強く誓いました。
それと、「ロングソード」と「ワイドソード」のフュージョンもこの目で確認しなければ!
『カートリッジサバイバーズ』はSteamで発売予定です。






