アクションゲームを手に取る理由のひとつに、「パッケージのこの子を動かしたい!」というものがあります。魅力的なキャラクターを、自分の手で自由自在に動かしたい、という欲求。
筆者のそんな欲求に全力で働きかけて来たのが、今回紹介する『夢幻桜楼閣』です。
うおお!どゆんっ!
忍者っぽい衣装なのに、肝心なところがまったく隠れていない主人公「レトラ」ちゃんです。かわいい!
本作の最大の特徴、それは「レトラちゃんを魅せることに“全力”すぎる」ことです。爽快なアクションも、強化を重ねてどんどん強くなっていくローグライトの部分も、ちゃんと面白い。面白いんですけど、なによりもまず「レトラちゃんを魅力的に表現したい」という制作陣の想いがヒシヒシと伝わってきます。
本稿では、そんな思い切りと割り切りが良すぎるゲーム『夢幻桜楼閣』の魅力を語っていきます。
※この記事は『夢幻桜楼閣』の魅力をもっと知ってもらいたい松竹ゲームズさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
“忍び”なのにあちこち丸出しでぜんぜん忍べてない主人公・レトラちゃんのかわいさがすごいので、何はともあれ勝利演出を見てくれ
本作の魅力はなんといっても主人公・レトラのかわいさです! 論より証拠、百聞は一見に如かず。まずは本作自慢の「勝利演出」を見てください。
華やかな花びらのエフェクトとともに飛びあがり、無邪気にダブルピース連打! 可愛すぎませんか? 「アタシの~カチカチカチ勝ちぃ!」という煽りボイスまで可愛い。
底抜けの明るさと、健康的なボディを惜しげもなく見せてくれる気前の良さを感じます。たぶん距離感も近いタイプだし、いいにおいがしそう。
そのうえで見逃してはいけないのが、この表情!
ニッと歯を見せ、目を細めた笑顔。さっきまでの無邪気さから一転して、ちょっと蠱惑的な表情です。元気属性の子のこういう表情、刺さる……!
数多の男子を勘違いさせてしまう、魔性の魅力を漂わせています。
本作はそんな彼女を操作して二振りの刀で敵を斬り伏せながら、すごいお宝が手に入るという“幻の楼閣”を突き進むアクションゲーム……なんですが。冒頭でもお伝えしたように、なによりもまず「レトラをかわいく見せる」ことに対して全力すぎるゲームなんです!
勝利演出だけじゃなく、戦闘開始や必殺技発動のタイミングで流れるカットインのアニメーションも差分が多く、制作陣の力の入れようが伝わってきます。

これは決して、レトラちゃんに見惚れてしまった筆者が作品の内容を曲解しているわけではないのです(多分)。本作の「レトラを見てくれ!」という思いは、ゲームを起動した瞬間からあふれ出ています。
タイトル画面のこの立ち姿! 可愛らしいお顔は自信たっぷりに小さな笑みを浮かべつつ、横乳、おしり、ふとももという紳士の視線が吸い寄せられるポイントをひとつの画角にすべて納めた、完璧なアングルです。
ゲームを起動してまずこの画面をみせてくるゲームが、「女の子の魅力」に無頓着なワケがありません!
ロビー画面には、レトラの衣装のつくりがよくわかる立ち姿も配置されています。フードで覆われた頭とは対照的に、防御力が心配になってくる通気性のよさそうな衣装を堪能したら、いよいよダンジョン「夢幻桜楼閣」へと侵入していきましょう。
本作の思い切りのいいところは、ロビー画面の「夢幻桜楼閣に挑戦する」のボタンを押すと、そのままバトルが始まることです。レトラが何者なのか、どういう経緯で夢幻桜楼閣に挑むこととなったのか? といった周辺情報を語るプロローグ的なヤツを挟むこともなく、すぐに戦いが始まります。
タイトル画面とロビーでレトラをたっぷり見せたら、あとは本人を動かして楽しんでくれ、と言わんばかりのこのスピード感。細かいことはいいから「この子でアクションゲームしたい!」という気持ちに、まっすぐ応えてくれる作りです。
爽快コンボのアクション。ド派手な「アーツ」でレトラを思いのままに暴れさせよう!
ここまでレトラの話ばかりしてきましたが、ご安心を。本作は、アクションもちゃんと気持ちいいんです!
なかでもクセになるのが、必殺技の「アーツ」です。
闇・火・氷といった派手な属性アーツを、手を止めずに次々と繰り出せるのが、本作の特徴です。
手を止めずに撃ち続けられるのは、アーツが通常攻撃から途切れずにつながるうえに、発動に必要なAPが攻撃を当てていれば溜まっていくから。殴れば殴るほどアーツをたたき込める、つまり“殴り得”ってことです! 総じて、手軽かつ自由に組み立てられる戦闘に感じました。
しかもそのたびにレトラが技名を叫んでくれて、映像も音声もにぎやか。難しいことは考えず、レトラを思うままに暴れさせている感覚を楽しめます。
また、アーツは属性も攻撃範囲もさまざま用意されており、4個まで同時にセットできるので、毎回違った構成を楽しむことができます。筆者オススメのアーツは「氷破陣」で、地面を走る氷の刃がゆっくりと敵を貫通して連続ヒットしていく攻撃です。
連続ヒットの間隔がけっこう細かいので何回もダメージが入るうえに、ゆっくりと進む間に多くの敵を巻き込めて、かなりの総合火力を出せます。遠くの敵に向かって打てるのもナイスです。
……と、気持ちよさそうに書いてきましたが、毎回こううまくいくわけではありません。本作の戦闘は敵の攻撃が激しいうえにかなり痛く、油断していると普通に負けます。
特に厄介なのが弓兵。画面の外から矢を連射してくるので、位置取りに気をつけないと、あっという間にHPを持っていかれることになります。
いや、分かってはいるんです。遠距離攻撃が強いなら、周りに気を配って、しっかり攻撃をよけながら倒していけばいいじゃないかと。
でも、こんなにかわいい子が真ん中で全身を揺らしながら戦ってるものだから、ついつい画面の真ん中のレトラを見ちゃうんですよ! 不可抗力です! だから、遠くから薄着のレトラをチクチクいじめるのはやめてくれ……!
レトラちゃんのバトルを目に焼き付けたいのに、敵の妨害でやられてしまう……そんな苦しい状況を切り抜けるために欠かせないのが、強化アイテム「アトリビュート」です。ランダムな報酬でどんどんキャラが強くなっていく、ローグライトでは定番のキャラクタービルド要素ですね。
このアトリビュート、ショップの価格を永続的に下げるクーポン券や攻撃性能を上昇させる刀などさまざまなものが用意されているのですが、なかでも強力だったのが、「敵を倒すたびにHP上限と攻撃力が永続的に上がる」という“魂喰らい”。
雑魚の群れをまとめてなぎ倒す本作では、倒した数がそのまま強さに変わっていきます。最初は600ほどだった最大HPは、気づけば4倍の“2400”ほどにまで成長。ここまで育てば、多少レトラちゃんに目を奪われて被弾しても、それほどの痛手にはなりません。
一方で、一度この圧倒的耐久力を知ってしまうと、次の周回でもこれを探し彷徨うことになったりもしましたが、「欲しいものを求めながら深みへと潜っていく」のもこの手のランダム要素の醍醐味ですよね。
ただし、強くなるには代償がつきもの。本作ではレトラが強くなるたびに、「夢幻深度」という呪い的な何かが溜まり、こちらに不利な効果が発生していきます。ショップの値段が上がったりレベルアップしづらくなったりするほか、敵の攻撃力が上がるのがシンプルに痛いです。
この「夢幻深度」と引き換えに強化を取ってさらなる成長を目指すか、それともいったん強化を諦めて現状維持しつつ挽回の機会を狙うか、そういった判断が必要な場面もたびたび訪れます。
そして、そんな場面に限って悩ましいポーズで大きなものを揺らして、こちらの判断力を鈍らせてくるレトラ。このイベントは強化と安全、そして“煩悩”の3択だったのかもしれない……。
ノリは軽いのに、じつは世界を救った強キャラ!? 設定画で見えたレトラの素顔
ここまで、レトラの可愛さやゲーム性について語ってきたのですが、この記事を書くために何度か本作をプレイしているうちに、筆者はレトラについて、もっと深く知りたくなってしまいました。作中でも断片的には表現されるものの、こんな程度ではもの足りません! もっとレトラのことを教えてくれ!!
とは言え、先行プレイ中のゲームということもあり、ゲーム外部でそんな都合のいい情報があるわけ……
レトラのキャラクターシート作ってみた! 資料集を自分で作る感じで楽しかった(*´ω`*)
— ほーせんか 電猫遊戯@ゲームダンジョン14 【2E-7】 (@denneko_yugi) May 22, 2025
ファンアートお待ちしております…🙇🙇🙇#夢幻桜楼閣 https://t.co/0sLiDvL7hD pic.twitter.com/OhG7YDuzw4
ありました。
なんと本作の開発者さんが、ご自身の公式Xアカウントに、レトラのキャラクターシートを投稿していたのです。 ありがたすぎる……。
そんな形で思いがけず、レトラの更なる情報にたどり着くことができたのですが、画像を見てまず驚いたのが、その経歴です。レトラは「機神アポカリプス」というめちゃくちゃ強そうな名前の神的存在を打倒したあと、世界を旅しているのだとか。今回も旅先で伝承を調べるうちに、この夢幻桜楼閣へとたどり着いたらしい。
え、もう世界を救ってるの!?
あっけらかんとしていてノリの軽いレトラですが、実は歴戦の強キャラ。いや、逆に強キャラだから敵の群れに「さ~てやっちゃいますか!」みたいな軽いノリで突っ込んでいけるのかも?
なんでも、フードの猫耳や刀をまとめている尻尾は、どちらもアクセサリーなのだそう。てっきり生えてるものと思ってましたが実は偽物。その割にはレトラの意志で自由に動かせるという謎技術。

そして設定画には、表情の差分もずらりと並んでいます。なかでも右下のニヤリとした笑顔。やっぱりこの“かわいいけど底知れない”感じがする表情、好きですね~。 世界を救った強キャラだと知ったうえで見ると、この笑顔が急に、修羅場をくぐってきた者の余裕の笑みにも見えてきます。
さらに調べてみると、もうひとつ驚きの事実が判明しました。なんと、レトラの過去の冒険の様子が、ゲームとして存在してるようなのです。
その作品の名は、『星樹の機神 プラネットルーラー』。本作と同じく電猫遊戯が開発し、2015年にSteamで配信されたRPGです。そのストアページを覗いてみると、主人公たちと一緒に冒険する仲間として、レトラの姿があるではありませんか!
つまり、10年以上の時を経ての単独主役、大出世です。

しかもストアページの紹介文を読み進めていくと、「アトリビュート」という言葉が出てきます。あの世界では、旧世界の遺物として遺跡から発掘されるものらしい。
アトリビュートって、本作の強化アイテムと同じ名前だ!
夢幻桜楼閣へ挑んでアトリビュートを集めまくって、彼女はいったいどんな高みまで昇りつめていくのでしょうか……!?
以上、『夢幻桜楼閣』をプレイして感じた、本作の魅力について書かせていただきました。あらためてひと言でまとめるなら、「レトラ推しすぎるゲーム」、これに尽きるでしょう。
タイトルにもロビーにも、戦闘中も勝利演出も、どこを切ってもレトラ。物語で語るより先に、姿と声でレトラを魅せる。最初から最後までその一点に振り切った作りに、潔いこだわりを感じます。そして、本作は間違いなく、「レトラの魅力を伝える」ことに成功していると思います。
レトラを動かすローグライトアクションのゲーム部分にも、爽快かつ自由度の高いコンボと、悩ましい強化のやりくりがしっかり詰まっていますし、なにより褐色猫耳の美少女が、胸をユサユサ、脇をチラチラさせながら戦ってくれる。怪しげな楼閣に挑む理由としては、それだけで十分すぎるでしょう。
『夢幻桜楼閣』は11月5日、PC(Steam)/Nintendo Switch向けにリリースされます。気持ちいいアクションをムホホな気分で楽しみたいお紳士の皆様。ぜひレトラと一緒に夢幻の楼閣へ挑んでみてはいかがでしょうか?














