代表作『キッチン』などで海外でも知られる作家のよしもとばなな氏が、昨日Xにて自身が「書いてない」本が、自身の名を騙って勝手にAmazonに出品されているという旨のコメントを投稿。
読者らからのコメントも集まり、よしもと氏以外の作家も同様の被害にあっているという報告がなされている。
問題が広まる発端となったのは、2月25日のよしもと氏のXへの投稿。「世界には時間がない」と題された書籍で、書影には「吉本ばなな」という名前もあるが、これは同氏による著作ではない。作家の綾辻行人氏などもこれに反応しており、注意喚起を呼び掛けている。
村上春樹さん、東野圭吾さん、京極夏彦さん、伊坂幸太郎さんらも同様の被害に遭っているもよう。ニセモノの作品がAmazonのKindleに──って、最低😠
— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) February 25, 2025
吉本氏の著作のほか、村上春樹氏や東野圭吾氏、京極夏彦氏、伊坂幸太郎氏らといった他の著名作家も名前を騙られた偽の書籍がAmazonに出品されていたようだ。現在はこれらの書籍は吉本氏のものを含めて一旦ストアから姿を消しているが、今後も同様の手口が繰り返される可能性もある。Amazonで書籍を購入される方はご注意されたい。
みなさんのお力もあり、削除されました😆同姓同名なのでは？というご意見もありましたが、同姓同名でも、たとえ私がごく普通の名前でも本文にかかわる知的財産権を訴えることができます。また、私の項目に著作としてや各個人におすすめとして表示されることは訴えることができます。ただ裁判地が米国に…
— 吉本ばなな (@y_banana) February 26, 2025
