任天堂は6月18日、Nintendo Switch 2用ソフトとして7月17日発売予定の『ドンキーコング バナンザ』の詳しい情報を伝える番組「ドンキーコング バナンザ Direct 2025.6.18」を放送した。
番組では、共に地下世界を冒険する少女「ポリーン」の存在が明らかになったほか、すべてをブチ壊すアクションや「コングバナンザ」「シマウマバナンザ」といった様々な姿に変身できる「バナンザ変身」、行く手を阻む謎の組織「ヴォイドカンパニー」など最新情報が公開された。
『ドンキーコング バナンザ』は、巨大な地下世界を“破壊”の力で突き進む3Dアクションゲームだ。『ドンキーコング』シリーズとしては、1999年に発売された『ドンキーコング64』以来、約26年ぶりの完全新作となる。
本作の特徴として挙げられるのが、文字通り“何でも破壊できる”点。立ちはだかる敵はもちろん、壁や地面といった地形すらも自由に破壊することが可能。時には、思いもよらぬ抜け道や隠されたエリアを発見できることもあるという。
本作の物語の舞台は、黄金のバナナの発見に沸くインゴス島。島を訪れていたドンキーコングは、突然の大嵐によって地下深くの世界へ飛ばされてしまう。そこで出会ったのは、言葉を話す「ふしぎな岩」であった。
その岩の正体は、特別な歌声を持つ13歳の少女、ポリーン。何らかの理由で姿を変えられていた彼女とドンキーコングは、それぞれの願いをかなえるため、どんな願いもかなうといわれる「星の中心」を目指す。
なお、「ポリーン」という名前は、1981年の初代『ドンキーコング』でマリオに助けられるヒロインとして初登場したキャラクターとして知られている。その後はゲームボーイ版『ドンキーコング』シリーズのヒロインとして登場したり、近年では『スーパーマリオ オデッセイ』で市長兼シンガーとしてその歌声を披露するなど活躍の場を広げている。
本作に登場するポリーンが彼女と同一人物なのか、その関連性は現時点では明らかにされていない。
また、ドンキーたちの行く手には、ヴォイドコングが率いる採掘会社「ヴォイドカンパニー」が立ちはだかる。彼らもまた、各地でバナナを奪いながら星の中心を目指しているようだ。
（画像はYouTube「ドンキーコング バナンザ Direct 2025.6.18」より）
本作のアクションは、おなじみの「パンチ」や「ローリング」に加え、地面を叩いて隠れたアイテムを探す「ハンドスラップ」や、相棒ポリーンの歌の力を借りる「くちぶえ」など、多彩なものが用意されている。
また本作の大きな特徴が、いにしえの力「バナンザ」による変身だ。その力を受け継いだというポリーンの歌声で、ドンキーコングはより強力なパンチを繰り出せる「コングバナンザ」や、素早い速度で駆け抜ける「シマウマバナンザ」、広げた翼で大空を滑空する「ダチョウバナンザ」など、様々な姿に変身することができる。
さらに、本作ではJoy-Con 2を「おすそわけ」することで、ドンキーコングとポリーンをふたりで操作することが可能。ポリーンはJoy-Con 2のマウス操作に対応し、狙いをつけて声の塊を発射することができる。
くわえて、本作はソフトをもっていない本体と遊ぶことができる「おすそわけ通信」に対応。近くならSwitchにもおすそわけできるほか、オンラインを通じてゲームチャットに参加している人ともおすそわけ通信が可能だ。ただし、オンラインによるおすそわけ通信は、Nintendo Switch 2のみ可能となっている。
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