上海アリスRepriseは10月10日、同サークルの弾幕シューティング『東方紅魔郷:New Classic ~ the Embodiment of Scarlet Devil.』がより楽しくなる「おまけテキスト動画」をYouTubeで公開した。
同人サークルの上海アリス幻樂団が2002年に頒布した『東方紅魔郷』の事実上のリメイク版である本作は、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steamに対応。
一方で2002年当時はインストール先のパソコンから閲覧できたゲーム外のテキストデータ(おまけテキスト)が、ゲーム内その物に同梱されていないのはリメイク版でも変わらない。
このテキストデータには、作品やキャラクターにまつわる重要な設定が細やかに記されており、原作者のZUN氏が当時を振り返る形でテキストを掘り起こしたのが本動画だ。
東方紅魔郷:New Classicにはおまけテキストを入れられなかったので、予告していたとおり動画にしました。
— 上海アリスReprise (@SAliceReprise) October 10, 2026
エキストラのストーリーやキャラ設定の紹介はここにしかないので、気になる方は是非是非。
(ZUN)https://t.co/VpZUlV2vmx pic.twitter.com/8RGqr7DCdF
今や原作ゲームを遊んでいない層からも絶大な人気を誇る『東方紅魔郷』のキャラクターだが、ZUN氏が今回のようにキャラクターなどを語る機会は多くない。
しかも『東方紅魔郷』は24年も前のゲーム。公式や二次創作を問わずコンテンツとして無限に広がり続けた「東方Project」にとって、本動画はそのオリジナルに立ち返る貴重な内容となっている。

例として博麗霊夢と並ぶ形で東方Projectの顔として定着している霧雨魔理沙について、ZUN氏は「旧作に出てきた敵キャラの一人」と表現。
これは『東方紅魔郷』といったWindows版より前に頒布された、いわゆる「東方旧作」を踏まえた発言のようだ。
魔理沙は1997年に頒布された『東方封魔録』の4面ボスとしての登場が初出とされており、今のような主人公ではなく敵キャラクターだった。なお、当時は赤髪で人物像も異なるというのはファンの間ではよく知られた話と言える。

長らくファンの間で議論の的になってきた点にもZUN氏が触れており、中でも『東方紅魔郷』の3面ボスである紅美鈴については「中国っぽい妖怪」と言及。
紅美鈴は、おまけテキストでは「中国人風の妖怪」と紹介されているだけで、具体的に何の妖怪なのかは長らく明かされていない。
この点についてZUN氏は、憧れの中国っぽさを表現しようとしたキャラクターと説明。「今考えると何者かよくわからない」と、最初から何の妖怪なのかわからない存在と捉えられる解説を挟んだ。
その他にも、1面ボスであるルーミアが髪に結んでいるリボン(御札)について語るなど、これまでに積み重ねられた二次創作(EXルーミア)を踏まえれば気になるような場面が楽しめる。
吸血鬼であるスカーレット姉妹の種族設定については「こいつら生き物かどうかわかんないですよ?」とも。すでに『東方紅魔郷』のおまけテキストを把握している東方ファンも必見だ。
