KADOKAWAは5月30日、『近畿地方のある場所について』の文庫版を発表した。7月25日に発売を予定しており、価格は税込880円となる。
今回発売される文庫版では、すでに発売されている小説版と内容が異なっており、登場人物も変化。発表文では「はじめての方も、すでに読まれた方も、よろしくお願いします」と添えられている。
※お知らせ※
— 背筋:『近畿地方のある場所について』作者 (@sesujisesujises) May 29, 2025
『近畿地方のある場所について』が文庫化されます。
単行本とは内容が異なります。
登場人物が変わります。
7月25日発売予定。定価880円です。
はじめての方も、すでに読まれた方も、よろしくお願いします。 pic.twitter.com/8S3NwKTcv0
『近畿地方のある場所について』は小説投稿サイト「カクヨム」にて投稿され、累計2000万PV以上を記録した背筋氏による人気ホラー小説だ。物語はオカルト雑誌を制作中のライターの背筋が、編集者である小沢の失踪をキッカケに、事件と関係のあるとおもわれる「近畿地方のある場所」についてネットで情報を呼び掛けたところからはじまる。
作中ではこれらの募集で集まった複数の情報を頼りに、「怪異の正体」を突き止めていくドキュメンタリー形式の小説となっている。インタビューのテープ起こしや雑誌の短編小説、おかしな読者からの手紙など、バラバラな順番で構成されたエピソードが特徴的で、ネット上では「怖すぎる」と話題になった。
『近畿地方のある場所について』は現在、小説版とコミカライズ版が販売中だ。