ゲームクリエイターの桜井政博氏は11月7日、「ファミ通40周年フェス」のステージに登壇し、引退についての現在の考えや、今後のゲーム業界への貢献について語った。
『桜井政博のゲームについて思うこと』新刊発売記念ステージでは、過去のコラムで取り上げた引退について、桜井氏が現在はどのように考えているのかを問われた。
桜井氏は、しっかり考えなければならないこととして「需要があるのか」「自分はそれに応えられるのか」の2点を挙げ、どちらかが崩れることが引退に関わってくるとの考えを示した。
一方、自身の現状については「非常に残念なことに、私、バリバリ働けているんですね」と発言。自分の働き方を客観的に見ても、よく働けていると感じているそうだ。自分の持論ばかりに頼らず、他者の意見も聞いており、自分にしかできないことが認められて仕事の依頼が届いていると説明した。
そのため、現在の仕事ぶりだけを見れば引退の気配はないとしつつ、さまざまな面で衰えを感じていることにも言及。朝から晩まで仕事をしていると目が疲れ、ぼやけてくることなどを挙げた。ただ、現時点では仕事の依頼が来ており、あとは自身の心がいつ折れるかということになると話している。
続いて、仕事へのモチベーションについて問われると、だからといって同じことを繰り返していればよいとは考えていないと回答。人はステージを変えていく必要があるとし、自身がYouTubeチャンネルを開設したことを、その一例として挙げた。
桜井氏は、ディレクターを務めること自体にはこだわっていないとしたうえで、ゲーム業界に貢献するために何が必要で、どうすればよいのかを、現在の仕事が終わった後のテーマとしていつも考えていると語った。
