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ずっとCV上田麗奈とCV上田麗奈が戦ってて頭おかしくなる──『崩壊:スターレイル』二相楽園の狂気の上田麗奈濃度に、キミも頭を溶かされよう

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私は常々思う。
普通、何年も同じゲームを遊んでいると、飽きてくるはずなのだ。

ゲームのジャンルを問わず、「同じモノを何年も遊び続ける」だなんて、もうそこに何かしらの執着があったり、そのゲーム自体が異様に面白くないと、正直やってられなくなる。

そして、この記事で扱っている『崩壊:スターレイル』というゲームも、気がついたら運営3年目に突入しそうになっている。私は、リリース時からこのゲームを遊び続けている。だから、およそ3年くらい、私はこのゲームの感想を書き続けているのだ。

普通、飽きてもおかしくないのである。

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しかも、ちょっと前に展開されていた「オンパロス編」というストーリーも、あまりにすごい内容で……正直、私は「もういいだろう」と思っていた。

もう、“やりきって”しまったのではないか?
これ以上、ゲームとして面白くなりようがあるのか?

そんな燃え尽き症候群のような状態で、Ver.4.0で新しく実装された新世界「二相楽園」を遊び始めたのですが……ずっと上田麗奈と上田麗奈が戦っていた。

そして私は思った。『崩壊:スターレイル』は、まだこんなに面白くなる余地があったのかと。コイツらはまだまだ頭がおかしくなれるのかと。元々どうかしている節はあったものの、3年目にして、ついにこのゲームは壊れてしまったのだ。

……という、無駄に壮大な前フリをしておきながら、二相楽園の感想を書いていきます。ヒバナーのみなさん、どうぞよろしく!

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文/ジスマロック
編集/実存

※この記事には『崩壊:スターレイル』ver4.0メインストーリーのネタバレが含まれています。お気をつけください。

※この記事は『崩壊:スターレイル』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


上田麗奈vs上田麗奈

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「上田麗奈」という、すごい声優がいる。

もう、オタクのみなさんには説明不要かもしれないけど……『チェンソーマン』のレゼ役や、『閃光のハサウェイ』のギギ・アンダルシア役などでお馴染みの方だ。

上田麗奈の演技には、底知れない「魔力」がある。
レゼにせよギギにせよ、劇場へ向かった人間が、みんなおかしくなって帰ってくる。かく言う私も、頭がおかしくなって、DLsiteで販売されているCV上田麗奈のASMR作品をほぼ全部買っていたりする。

違う、もともと声優として好きだから買っているんだ。決して、邪な気持ちで買っているわけではない。いや、私の話はどうでもいいんだ! 放っておいてくれないか!?

とにかく、上田麗奈の演技はすごい。
そして二相楽園には、「火花」という、上田麗奈が演じる新キャラクターが登場する。

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白い方が「火花」。

「火花」は二相楽園を席巻している人気配信者であり、ファンのみんなは彼女が好きすぎて頭がおかしくなっている。そんな狂信的な人気も含め、トップ配信者と言えるのだろう。

そして火花は、「幻月遊戯」という一大催しへの参加を表明。
学校をメチャクチャにしたり、笑い男よろしくな感じでファンのみんなを火花にしたり、とにかく二相楽園を混乱の渦に陥れようとする。

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黒い方が「花火」。

そんな火花に待ったをかけるのが、「花火」
2人目のCV上田麗奈である。こちらはすでにスターレイルに登場していたキャラクターであり、つまるところ「火花は、花火の別ver」とでも言える存在なのだ。花火は「仮面の愚者」として、過去のお話でもトリックスターのような活躍を見せていた。

だが……どうやら、花火は火花の存在が許せないらしい。
そもそも「火花」は、花火が使っていた配信者としての「ガワ」でしかない。そんな「ガワ」が、勝手に自我を持って動き出し、本来中身だったはずの花火を「旧型」呼ばわりしてくる。さらには迷惑行為ばかり働く。

花火はついにキレて、どうにか火花の存在を消そうとする。

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……と、ここまで二相楽園のあらすじ(?)を書いてみたけど、要するにこれ、「敵も味方もCV上田麗奈」というストーリーなのだ。二相楽園の頼れる味方として登場する、CV上田麗奈のトリックスター花火。二相楽園でのライバルとして登場する、CV上田麗奈のトリックスター火花。

こうなると、ストーリー中、ひたすら上田麗奈の声を聞き続けることになる。
味方視点では、CV上田麗奈の花火がキャハキャハしゃべり続け、敵視点に移ったと思ったら、また今度はCV上田麗奈の火花がキャハキャハしゃべり続けている。

どっちもハイテンションだから、なんか段々頭がグラグラしてくる。
短時間に摂取していい上田麗奈の許容量を超えてしまう。

CV上田麗奈のキャラが現地ガイドとして登場し、上田麗奈の声を聞きながらストーリーが進行し、CV上田麗奈の敵に追い詰められ、CV上田麗奈のキャラと苦難を乗り越え、最後はCV上田麗奈のボスと戦う。過剰供給である。

「うんうん、時代はやっぱり上田麗奈の悪女だよネ~」なんてミーハーな気持ちで店に入ったが最後、食べても食べても終わらない料理が運ばれてくる。ちょっと待ってくれ、ここまでCV上田麗奈を注文した覚えはない。店主、もう食べきれない。ストップだ。いいって! ちょっと!? まだ出てくるの!?

あ……あああああ~~~~~っ!!!!!

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しかも、最後は花火と火花がボコスカ煙をあげながら殴り合いを始める始末。

殴る、蹴る、髪を引っ張りあう……人気配信者とは思えない、なんとも醜い争いが始まる。CV上田麗奈がCV上田麗奈と喧嘩している。この世に、同じ存在はいらない。火花と花火、最後に残るのはどちらかひとり。ひとつ分の陽だまりにふたつはちょっと入れない。

だからもう、上田麗奈ファンのみなさん、やるしかない。
二相楽園を遊ぶと、ちょっとウンザリするくらいに上田麗奈の声を聞くことができる。ファンのみなさんは悶絶できるだろう。私は悶絶しました。いろんな意味で。

『レゼ編』にも、『閃光のハサウェイ』にも、「上田麗奈濃度」で言えば、全く引けを取っていないと思う。いろんな意味で。CV上田麗奈に狂わされてしまったみなさん、『崩壊:スターレイル』をどうぞよろしく。

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ちょっと真面目な話をすると、二相楽園は、現代の「コンテンツ消費社会」を扱っている物語でもある。そもそも街のあちこちにオタクっぽいものが登場するから、そういうテーマなのだと思う。

二相楽園の人々は、インターネットを通して、世界中の「面白いもの」を見てしまった。視野が広がり、要求が厳しくなり、見聞きしたものに斬新さ、面白さ、刺激が足りないと思うようになる。さらに刺激的なコンテンツへ、さらに面白く、さらに快楽的なコンテンツへ……。

人々の「消費」によって、ガワだったはずの「火花」は自我を持ち、ひとつの生命として動き出し始めた。火花みたいに、人気者になりたい。チヤホヤされたい。誰かに認められたい。人々の潜在意識に潜む「憧れ」や「願い」は、「推し」として表出する。

そんなファンの願いを叶えるため、火花は「みんなを“火花”にすることで、みんなの願いを叶える」という、歪んだ計画を実行に移す……二相楽園のストーリーには、そういう「自我を持って動き始めたガワが、ファンの願望機として作動したらどうなる?」というSF的な面白さもあるのです。

だから、CV上田麗奈が延々と流し込まれる面白さだけじゃないんですよ。
いや、たしかにストーリー中ひたすらCV上田麗奈を流し込まれるけど、ちゃんと内容も面白いんです。あまりの上田麗奈濃度に頭がおかしくなってくるけど、「消費社会」の話として面白いのです!!

探偵はもう、死んで……ない!?

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ここで、この「二相楽園」という世界について、軽く紹介しよう。

二相楽園は「愉悦」の運命を歩む世界であり、まぁ……その……見ればわかると思うんですけど……とにかく「エンタメ」に浸食されまくった世界なのだ。「愉悦」とは、言葉通り「愉しむ」こと。愉しいことが集いに集った結果、こんなエンタメまみれの文化が発展した。

ゲーム、アニメ、マンガ、配信、インターネット……現実でもなじみ深い「エンタメ」の数々が、二相楽園では、なによりも重視されている。個人的には、これまでの『崩壊:スターレイル』のなかで、最も身近に感じる世界観だと思う。

ひょっとしたら、私たちが暮らしているコンテンツ氾濫の現代社会こそが、「愉悦」の運命を歩んでいるのかもしれない。そう思わせられる世界だ。

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そして二相楽園では、「幻月遊戯」という催しが開かれる。

そして参加者たちは、「勝利すれば、1分間だけ星神になれる」という危険な報酬を求めて、しのぎを削り合う……まぁ、平たく言うと「二相楽園の聖杯戦争」みたいな感じですね。

Fateコラボはこのための布石だったのかあっ!!
……というのは、私の勝手な妄想なのですが。

この戦いには、「仮面」を入手した8人の参加者が集う。
だから、銀河中から個性豊かなメンバーが集ってくる……「火花」も、そのうちのひとりだった。そして二相楽園の人々を全力で楽しませて、最も「願力」を集めたものが勝者となる。つまり、「一番バズったヤツが勝つ」という、極めて現代的なバトルロワイヤルなのだと思われる。

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で、私が好きなのは……まぁ、不死途(しなず)なんですよ。

そもそもコイツ、告知でイラストだけ出たときは「あぁ、ブートヒルの別ver出るんだ」とだけ思ってました。全然ブートヒルじゃなかった。CV子安武人だった。だってブートヒルに似てたんだもん!

そしてメインストーリーで本格的に登場したら、思ったよりふざけた感じのヤツだった。
CV子安武人と言われると、すごい悪役とかトチ狂ったやつとかを想像しがちだけれど、なんかヘンな探偵だった。なんか今日声優の話多くない? でもCV子安と言われただけで「子安!子安!!」と思ってしまう層がここにいるのだから仕方ない。

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彼の横にいる、助手のサルである「語り部」が、いちいち会話に割り込んでは、不死途の様子を推理小説仕立てにしてくる。本編をプレイしていない人には何を言っているのかよくわからないと思うけど、「横にいる語り部がいちいち推理小説仕立てにしてくる」としか言いようがないのだから勘弁してほしい。

そもそも、不死途は人間なのか……?
棺のようなところで寝ていたから、おそらく吸血鬼とかそういう存在なんじゃないかとは思うものの、真相はよくわからない。「不死途」なんて名前なんだから、アンデッドに類する何かなのは間違いないだろうと思うものの、横のサルがナレーションを入れてくること以外なにもわからない。

でも、彼は数々の難事件を解決しているし、(自称は)名探偵らしい。
妙にすっとぼけた言動を繰り返すものの、その実力は本物。二次元シティの実質的なトップである「パール」とも通じているし、銀狼に頼られて(?)いたりもする。不死途の活躍が楽しみだ。そして横のサルがなんなのかを早く教えてほしい。

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ほかにも、十の石心「パール」や、帝弓七天将の将軍「爻光(こうこう)」なども参加し、幻月遊戯はどんどん白熱していく。やっぱり、この「名前だけは出ていたキャラが続々と揃ってくるワクワク感」が、『崩壊:スターレイル』の得意技な感じがします。

そもそも、リリース初期に「カンパニーには“十の石心”というヤツらがいて!」「帝弓七天将という7人の将軍がいて!!」と聞かされていたときは、「はいはい、そういうフレーバーテキストね……」と、そこまで真剣に受け止めていなかった気がする。こういう要素、あんまりマトモに回収されないから。

でも、実際のところ「十の石心」は予告通りに続々と登場し、帝弓七天将に至っては半分以上が姿を現している。これも3年近く続いたからこその「貯金」が生かされているというか……しっかり実装されるたびに、「え、マジでちゃんとキャラ設定用意してたんだ」と驚かされる。

二相楽園のストーリーは、そういう「着実に積み重ねてきた世界観設定」が、ガッツリ生かされていると思う。なんか、うれしくなっちゃうよね。急に語彙が消失するけど、こういうの……うれしくなっちゃうよね。続けてよかったなと思っちゃう。

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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