新ARC「ブリー」が怖すぎる。この世界のロボット、やっぱり殺意高すぎでは?
新ガジェットや強化された武器を引っ提げて意気揚々と雪原を駆け回っていた筆者だったが、ここは殺人ロボのはびこるポストアポカリプス。もちろんそう簡単に冒険させてくれる世界ではない。立ちはだかるのは、やはり「ARC」たちだ。
今回のアップデートでは新たなARCも登場する。まずは小型の「スカルカー」。

比較的倒しやすい部類のARCではあるのだが、こいつは狙撃が得意。確実に仕留めておかないと、思わぬところから一撃をもらうことになる。
見つかってしまったら、遮蔽物に身を隠しつつ確実に処理しておきたい。小さいからといって油断は禁物だ。

そして、問題となるのがもう1体。大型ARCの「ブリー」である。4足歩行の地上型ARCだ。

こいつは、こちらを発見するやいなや猛スピードで迫ってきて、ショットガンのような爆撃を浴びせてくる。逃げても速い。隠れても来る。そして当たれば痛い。

もちろん、ボス級ARCの例に漏れず攻撃をまともに食らえば1発ダウンもありうる超火力だ。並大抵の装備で正面から挑むのは、はっきり言って自殺行為である。
さらに、今回の試遊では遭遇できなかったのだが、3基の砲塔で武装した「ハイドラ」というARCも新登場するとのこと。こいつも見るからにプレイヤーを苦しめてきそうな見た目をしている。

やはりこの世界のロボット、殺意が高すぎる……。
殺人ロボに玉砕した筆者を救ったのは、見知らぬ誰かだった。やっぱレイダーは助け合いでしょ
ここでは、試遊中のちょっとしたエピソードを紹介しよう。
せっかくの機会なので、先述の凶悪な新ARC「ブリー」に、筆者は果敢にも挑んでみた。
結果は……玉砕である。
ある程度ダメージを与えることはできたものの、猛スピードの突進と爆撃の前に、なすすべもなく雪の上を這いつくばる半人前レイダー。ああ、またしてもARCの殺意に敗れてしまうのか……と諦めかけた、その時。
どこからともなく現れたほかのレイダーたちが、颯爽とブリーに銃弾を浴びせ始めたのだ。
ド派手に炎上するブリー。そして見事、奴を撃破。筆者も蘇生してもらい、無事に窮地を脱することができた。
あったけえ……。
機械に支配され、凍える吹雪が吹き荒れる終末世界。だからこそ、人のぬくもりがより一層輝くのだ。殺伐としているだけが『ARC Raiders』ではない。
レイダーは助け合いでしょ。
……と、ちょっといい話風にまとめたところで種明かしをすると、じつはこれはスタッフより「今はPvPはナシの時間です」というアナウンスがあった時間帯の出来事だ。つまり、もともと撃ち合いが起きない状況だったわけだ。
とはいえ、見知らぬ人同士がARCという共通の脅威を前に自然と手を取り合う、という体験もまた、『ARC Raiders』というゲームの魅力であることは確かだと思う。

というか、ブリーが暴れているとまずは奴をどうにかしないとPvPどころではない。みんなも、誰かがARCに襲われていたら、ちょっとでもいいので助けてあげよう。
……とはいえ、「普段のマッチでは、いつ撃たれるか分からなくて怖い」という人も多いだろう。そんな人にこそ知ってほしいのが、次の話だ。
アプデを重ね、マッチング改善でより遊びやすくなったレイダー生活
ここからは少し視点を変えて、これまでのアップデートで遊びやすくなったポイントを紹介したい。最新の新要素に目を奪われがちだが、本作はリリース以降、遊び心地の改善も着実に積み重ねられてきているのだ。
まず代表的なのが、マッチングシステムの改善だ。
そもそも本作には、プレイヤーのプレイスタイルに応じてマッチングの傾向が変わる仕組みがある。他のレイダーと積極的に撃ち合う好戦的なプレイヤーと、協力的なプレイヤーとでは、出会いやすい相手が変わってくるというものだ。
ちなみに公式の開発者ノートによれば、このプレイスタイルは「好戦的か友好的か」の2択ではなく、連続したスペクトラムのようなものだという。近いスタイルのプレイヤー同士がマッチングする可能性が高まる仕組みで、同じタイプの相手とだけ出会えると保証されるわけではない。いつ何が起きるか分からない予測不可能さも、本作の醍醐味というわけだ。
そのうえで、一緒にプレイしたときに楽しめる可能性が高いプレイヤー同士をなるべく同じラウンドにまとめ、面白いプレイが体験できるように調整することが公式の狙いだとのこと。

そしてこの仕組みは、リリース後も断続的に改善されてきた。
まず、正当防衛が「好戦的」と判断されなくなった。先に撃たれたから、身を守るために撃ち返しただけ。それなのに好戦的なプレイヤーとして扱われてしまう……そんな行き違いがなくなったのだ。慎重派のレイダーには嬉しい改善だ。
さらに、チーム人数ごとにプレイスタイルが記録されるようにもなった。これもプレイヤーの要望を受けて実装された機能だ。ソロ・2人・3人のそれぞれで別々に記録されるため、同じアカウントでも「ソロではのんびり平和に、フルパーティではガチで撃ち合う」といった使い分けができる。これは地味にありがたい。
さらに、マッチメイキングのアルゴリズムそのものも、現在進行形で継続的な調整が行われているとのことだ。
これらはいずれも期間限定ではなく、恒久的に適用される改善だ。協力的に遊びたいレイダー同士が出会いやすくなれば、先ほどのような“あったけえ”出会いも、普段のマッチで起こりやすくなることが期待できそうだ。
さらには、ゲーマーの悩みの種であるチート対策についても、公式から声明が発表されている。検知体制の強化に加え、チートの使用が確認されたアカウントは永久BANの対象とし、再犯者が新しいアカウントで復帰しにくくする対策も進めているという。公平なプレイ環境に向けて対策を継続・強化しているとのことだ。
協力的な仲間と出会いやすくなったら、次は装備だ。ブリーにリベンジを果たすにも、それなりの力が要る。
そこで紹介したいのが、5月のアップデートで追加されたトレーダー、放浪の使者「アーマル」だ。
アーマルは、上層を流浪する放浪部族の特使という設定のキャラクター。ARCパーツや装備、武器などと引き換えに、様々な設計図、装飾アイテム、各種アイテム、そしてレイダートークンをトレードしてくれる。いわば物々交換でレアアイテムが手に入るトレーダーだ。

過去のイベントで買い逃した装飾アイテムなどに出会えるチャンスもあり、これまで入手が大変だった設計図などを手に入れやすくなっている。そして、その交換ラインナップは週替わりで変更となる。
さらにアーマルは、保管庫スペースの拡張や、遠征中でも大切なアイテムを最大5つまでキープできる「遠征用金庫」といったサービスも提供してくれる。「装備が溜まりすぎて保管庫がパンパン」というベテランレイダーの悩みにも応えてくれる、頼もしい存在だ。なお、アーマルを利用できるのはレベル25に到達してから。
「強い装備がなかなか作れない」と悩んでいたレイダーは、ぜひ毎週アーマルの店を覗いてみてほしい。新たな設計図と先ほど紹介した武器強化を組み合わせれば、あの憎きブリーをボコボコにできる日も近い……かもしれない。
このように、着実に遊びやすくなってきた『ARC Raiders』。そして、こうした積み重ねの“その先”にあるのが、プレイヤー待望の声が大きかったという「PvE」だ。
ついに来た! 待望の「PvE」がテスト開始
ついにテスト開始となる「PvE」。簡単に言えば、PvPを廃したことで「ARCとの戦い、および探索に集中できる」ということだ。
「ARCとの戦いは楽しいけど、ガチガチのPvPはちょっと……」。そんな声は、リリース以来多くのレイダーから上がっていた。実際、戦闘を望まない意思を示すエモートである「Don’t shoot!(撃たないで!)」がちょっとしたミームになるくらい、平和主義のレイダーは一定の勢力を保っていた印象だ。その要望に応えるかたちで、ついにPvEが期間限定のベータテストとして実施される。
|◤━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
— ARC Raiders Japan【公式】 (@ARCRaidersJP) September 26, 2026
【PvEモード】ベータテスト決定!!
#ARCRaidersJP #アークレイダース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◢|
ARC… pic.twitter.com/8OoG10hhiu
開催期間は10月13日から10月20日までで、期間中は従来のPvPvEとPvEを切り替えられるようになるとのことだ。PvEではプレイヤー間ダメージはゼロとなり、ARCの脅威と協力プレイに焦点を当てた体験が楽しめる。
ARCだけを相手に、仲間と心置きなく雪原や廃墟を冒険できる。先ほど「PvPナシの時間」にブリーを倒してくれた見知らぬレイダーたちとの、あの「あったけえ共闘」を、思う存分味わえる機会になりそうだ。
対人戦が怖くて本作を敬遠していた人や、一度は手に取ったけれど離れてしまった人にとっては、まさに待ちに待ったチャンス。もちろん普段はPvPを楽しんでいるベテランにとっても、ARCとの戦いだけに集中できる新鮮な体験になるだろう。
ただし、今回のPvEはあくまで期間限定のテストとなる点には注意。この機会を逃すと次がいつになるかはわからない。フィードバックを収集して今後の方向性を模索するとのことで、みんなもぜひ参加しよう。
さらに注目なのが、これに先駆けて10月8日から10月12日までは期間限定で「フリープレイ」も実施されるということ。
|◤━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
— ARC Raiders Japan【公式】 (@ARCRaidersJP) October 3, 2026
『フリープレイ』実施決定!
ラストベルトの世界を楽しもう!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◢|
レイダー達よ、準備はできたか!?
「ARC Raiders」では、アップデートに合わせて「フリープレイ」を実施します!!… pic.twitter.com/1li5XeS6v4
Steam、PS5、XBOXにて本作を4日間無料でプレイできる。今回紹介した新アプデのコンテンツも体験可能だ。本作を噂には聞いていつつも手を出せていなかったゲーマーが「とりあえず試してみる」には絶好の機会となる。
少しでも気になっている人は、ひとまず参加してみてほしい。また、同期間で50%オフのセールも実施中なので、試してみて気に入ったらそのままお得に冒険を続けることもできる。
凍える雪原で、緊張感のある探索と温かい共闘が君を待っているぞ。
以上、新アップデート「Frozen Trail」の先行体験の模様と、いまの『ARC Raiders』の遊びやすさをお届けした。
長くなったが、要するにいまの『ARC Raiders』はこんな風に変わっている。
新アプデ「Frozen Trail」
- 新マップ「ペンドラ・パス」:雪景色の美しい新たな探索の舞台。ときどき吹雪が発生しHPが削られるため、屋内に逃げ込まなければいけないという新たな緊張感が生まれた。
- グラップリングフック:移動ルートの選択肢が増え、探索の自由度が大きく広がった
- テザーランチャー:飛行型ARCを地面に固定できる。厄介な敵への対処法が増えた
- 武器強化:強化パーツで性能や挙動を変えられる。同じ武器でも自分好みに仕上げられるようになり、装備選びの幅が広がった
アプデによる改善
- マッチング①:「撃ち返しただけで好戦的扱いされるのが納得いかなかった」という人へ。正当防衛は「好戦的」と判断されなくなったほか、自分と目的が近いプレイヤーとマッチしやすくなるよう調整が進められている
- マッチング②:「ソロでは平和に遊びたいけど、仲間とはガチでやりたい」という人へ。チーム人数ごとにプレイスタイルが記録されるようになり、遊び方に応じた使い分けが可能に
- チート対策:「チートが気になって離れた」という人へ。検知体制の強化や永久BANの徹底など、公平なプレイ環境に向けた対策が継続・強化されている
- トレーダー「アーマル」:「設計図が集まらない」「保管庫がパンパン」と悩んでいた人へ。週替わりのラインナップから物々交換で設計図などを入手しやすくなったほか、保管庫の拡張や「遠征用金庫」も利用できる
今こそ復帰のタイミング
- 大型アプデの配信:「Frozen Trail」は過去最大級となる大型アプデ。探索やゲームプレイに変革をもたらす多数の新コンテンツを体験できる
- フリープレイ:10月8日から本作を無料で体験可能。多数の新規レイダーが参戦し、コミュニティが活気づくことが予想される
- PvEベータテスト:レイダーたちの要望を受けて10月13日より期間限定でテスト開始。ARCだけを相手に仲間と冒険できる貴重な機会
吹雪は容赦なく体力を奪い、ブリーは猛スピードで殺しにくる。凍える世界の殺意は、相変わらずだ。それでも、見知らぬ誰かとの助け合い、そして積み重ねられてきた改善によって、ゲームの遊び心地はどんどん温かくなっている。
本作はリリースから約1年を迎えている。過去最大級のアップデート、遊びやすさの改善、そしてPvEテストに無料プレイと、復帰するにも新たに始めるにも、いまは絶好のタイミングだ。
「Frozen Trail」では今回紹介した要素のほかにも、家具を設置して自分だけの空間を作れる「前哨基地」や巨大戦艦を探索する高難度コンテンツ「フリゲート」などさまざまな新要素が登場する。さらにスキルツリーの刷新、報酬パス(バトルパス)の導入、そして新しいクエストなど、豊富なコンテンツが実装予定だ。
ベテランレイダーも新米レイダーも、仲良く限界終末世界の雪原に繰り出そうではないか。
ちょっと殺意は高いけど、心躍る冒険が君を待っているぞ。
上層で会おう!
『ARC Raiders』はPC(Steam、Epic Games Store)、PS5、Xbox Series X|S向けに発売中。異なる機種間でのクロスプレイにも対応している。





