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『ブレア・ウィッチ 日本語版』がPS4とNintendo Switch向けに発売。失踪事件の捜索で“呪われた森”へ入った元警官が目にするものとは

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 NAパブリッシングは、サバイバルホラーゲーム『ブレア・ウィッチ 日本語版』のPlayStation 4版とNintendo Switch版を7月9日(水)に発売した。価格はいずれも税込で、通常版が5280円、サウンドトラックと52ページのアートブック、さらに追加DLCチケットが付属した豪華外箱仕様の初回限定版は7480円。音声は日本語吹替となる。

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(画像はマイニンテンドーストア『ブレア・ウィッチ 日本語版』より)

 本作は、社会現象にまでなった1999年公開の映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に基づく物語をゲーム化した作品である。原作映画の2年後、1996年にメリーランド州バーキッツビル近郊にあるブラックヒルズの森で起こった少年の失踪事件を描く、完全オリジナルのストーリーだ。主人公は失踪した少年の捜索に加わった元警官の「エリス」。忠犬の「バレット」とともに、森の奥地へと分け入っていく。しかし、この場所は古くから魔女が住んでいるという噂もある「呪われた森」であった。

 本作を開発したのはポーランドに拠点を置くBloober Team。『Layers of Fear』『>observer_』など、数々の一人称ホラーゲームで高く評価されているスタジオ。オリジナル映画は手持ちカメラで撮影するPOV(ポイント・オブ・ビュー)のジャンルを生み出したが、今作にもこの技法が踏襲されており、Bloober Teamが得意とする視点でゲームが進んでいく。

 後に『クローバーフィールド』『REC』といったフォロワー作品が出たPOVは、主観視点のまま物語が進んでいくため、鬼気迫る生々しさがある。また、映画と同様にビデオカメラで撮影を行う要素もあり、オリジナル映画とあわせても遜色なく楽しめる。

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(画像はマイニンテンドーストア『ブレア・ウィッチ 日本語版』より)
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(画像はマイニンテンドーストア『ブレア・ウィッチ 日本語版』より)
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(画像はマイニンテンドーストア『ブレア・ウィッチ 日本語版』より)

 今回発売される日本語版では、エリス役を務める中井和哉さんをはじめ、「カーヴァー」役の掛川裕彦さん、「魔女」役の斉藤貴美子さん、「ジェス」役の小松由佳さん、「ラニング保安官」役の宝亀克寿さんが日本語吹替を担当している。

 本作はすでにSteamとXbox Oneへ向けた日本語字幕版が発売済みだが、吹替によって喋っている内容を直感的に理解できるので、恐怖感はさらに増すことになるだろう。

 本作が気になっていた人は、今回のPlayStation 4版とNintendo Switch版の購入を検討してみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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