いま読まれている記事

作家がペンでなく拳で殴りあう格闘ゲーム『Write ‘n’ Fight』が日本時間で8月23日に発売決定

article-thumbnail-220822l

 デベロッパーのAVOS’は8月20日、同年の4月に発売を予定していた格闘ゲーム『Write ‘n’ Fight』を海外時間で8月22日(日本時間で8月23日)に発売すると発表した。

 対応プラットフォームはPC(Steam)で、リリースに合わせて本作を40%オフで販売するローンチセールを開催する。

 『Write ‘n’ Fight』は歴史的な作家が言葉ではなく、拳で殴り合う格闘ゲームだ。プレイヤーは歴史的な作家の名を冠する男達を操作し、各キャラクターの超人的な身体能力で戦うことができる。

 2021年の7月に公開されたトレイラーでは「クトゥルフ神話」の生みの親であるH.P.ラブクラフト、19世紀のロシアの小説家・思想家であるレフ・トルストイ、『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』でお馴染みのフョードル・ドストエフスキー、『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』などで知られるウィリアム・シェイクスピア、19世紀イギリスの作家であり『クリスマス・キャロル』の作者であるチャールズ・ディケンズ、『老人と海』でお馴染みのアーネスト・ヘミングウェイなどの作家が登場している。

 トレーラーでは「ラブクラフトがクトゥルフらしく手が伸ばす」、「ドストエフスキーが『罪と罰』にならって斧を使う」光景が確認できる。これらのパロディー要素により、少なくともミームの様な突発性の快楽を味わえるはずだ。

 また、本作に登場する各作家たちは、短時間だけその空間の「ボス」として力を発揮できる「マジックアリーナ」を使用できる。

 たとえばH.P.ラブクラフトの「マジックアリーナ」は、フィールドにクトゥルフを想起させる奇怪な巨体が屹立し、しばしば敵対する作家に追加で攻撃を仕掛けるというもの。チャールズ・ディケンズの場合は『クリスマス・キャロル』に因んで空間にクリスマスツリーがそびえ立つようだ。

 チャールズ・ディケンズが使用する「マジックアリーナ」の特殊効果は不明だが、本システムによりステージギミックが勝敗に関わるトリッキーな戦闘を味わえるだろう。

 くわえて、本作には超人的な反応速度を訓練することに適した2倍モード、「両プレイヤーが一定数のコマンドの羅列を先行して入力したのち、両方のキャラクターがコマンドを実行する」プロフェットモードという実験的なモード、グラフィック面ではあえて画像を粗くする「レトロモード」が搭載されている。ピーキーなチューニングが施された作品が好みであれば、嬉しいオプション機能と言えよう。

『Write ‘n’ Fight』が8月23日に発売決定。作家が殴りあう格闘ゲーム_005

 トレーラーでは前述の作家のほか、『トム・ソーヤーの冒険』の作者であるマーク・トウェイン、イタリアの詩人、作家であるアレッサンドロ・マンゾーニ、『西部戦線異状なし』の作者であるドイツの小説家エーリヒ・マリア・レマルク、『鼻』や『羅生門』でお馴染み芥川龍之介などの作家が登場しており、計15人の作家が登場する。

 興味がある読者は、Steamストアページにアクセスしてウィッシュリストに登録し、欠かさず本作をゲットしよう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年4月27日01時~2024年4月27日02時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ