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盲目の格闘ゲームプレイヤー「BlindWarriorSven」が『スト6』の最上位ランク「マスター」に到達。サウンドアクセシビリティ機能を利用し「エドモンド本田」で高みに至る

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 『ストリートファイター6』にて、オランダ出身の格闘ゲームストリーマー・BlindWarriorSven氏が「エドモンド本田」で最高ランク「マスター」に到達した。

 BlindWarriorSvenはクラシック操作のエドモンド本田使いであり、その名の通り同氏は盲目のプレイヤーである。

 8月5日には世界最大級の格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series 2023(以下EVO 2023)」の『ストリートファイター6』第1プール予選に出場しており、BlindWarriorSven氏が見事勝利をした試合は国内外で大きな話題を呼んだ。

 『ストリートファイター6』には目の不自由なユーザーに向けて「サウンドアクセシビリティ」という機能が用意されている。バリアフリーeスポーツを提唱する株式会社ePARAの協力のもと本システムは開発され、本モードを使用すれば音を頼りに対戦を楽しむことができる。

 具体的には対戦相手との距離、上・中・下段の攻撃ヒットやめくり攻撃、各種ゲージ残量などが個別の音声で表現され、常に変化する戦闘の状況をリアルタイムで把握することができる。

 このたびマスターに到達したBlindWarriorSven氏はEVO 2023以前から『ストリートファイターV』といった作品に取り組んでおり、同作においても上位ランクへ到達した雄姿を配信に残していた。

 今回の配信はランクのポイントが2万4620ポイントの時点でスタートし、昇格時には同じくダイアモンド帯の「マノン」との白熱の勝負を繰り広げた。

 お互いに1ラウンドを獲得し、ヒットポイントも心もとない。緊迫した状況でBlindWarriorSven氏はバーンアウトしたマノンを壁際にジリジリと追いやり、最後は「スーパー百貫落とし」でトドメ。

 ポイントが2万5000を突破し、同氏は見事に本作の最上位ランク「マスター」へ到達した。

盲目の格闘ゲームプレイヤー「BlindWarriorSven」が『スト6』の「マスター」に到達_001
(画像はCompletely Blind Gamer plays Street Fighter 6 Ranked – Twitchより)

 なお、マスター到達後には「MRポイント」を競うマスターリーグが用意されており、11月1日にはマスターリーグの上位500名が該当する新たな最上位ランク「レジェンド」が登場する。

 BlindWarriorSven氏の達成は「サウンドアクセシビリティ」機能の可能性を改めて実証するものであり、同時にSven氏の努力の結晶であるはずだ。同氏の今後の戦いにも引き続き注目したい。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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