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ヤンマーのオリジナルアニメ『未ル わたしのみらい』2025年春に地上波で放送決定。「武器を持たない」ロボットが時空を超えて人類の背中を後押しする物語。総合プロデューサーには植田益朗氏を迎える

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7月18日(木)、農業用の機械や建設機械などを開発するヤンマーホールディングス株式会社は、自社が制作とプロデュースを手がけるオリジナル商業アニメーション『未ル わたしのみらい』を2025年春に地上波に向けて放送することを発表した。オムニバス形式の全5話で放送される予定だ。

製作チームには、劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』『シティーハンター』のプロデュースを務めた植田益朗氏を総合プロデューサーとして加え、アニメスタジオ5社が参画する。

本作は、遠い未来の人類によってつくられたロボット「MIRU」が時空を超えてタイムリープし、さまざまな時代を舞台に、「人と自然の対峙と調和」をテーマにした物語が展開されるようだ。「MIRU」は”武器を持たない”ことを特徴としたロボットであり、困難に立ち向かう人間に寄り添い、後押しする存在として描かれるという。

「MIRU」は時代も場所も異なるパラレルワールドを行き来し、必死に生きている人たちに出会い、悩みや苦しみに寄り添い、新たな人生への一歩を後押しする。やがて物語は、「なぜそのロボットは作られたのか」、「ディストピアに向かう地球の未来を救えるのか?」といったテーマに向き合っていく。

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(画像は『未ル わたしのみらい』公式サイトより)

本作の制作協力である株式会社スカイフォールの植田益朗氏は、1979年に日本サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)に入社し、『機動戦士ガンダム』の制作を経て劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』をプロデュースした。以後は、『銀河漂流バイファム』『シティーハンター』『∀ガンダム』など、数々の名作・ヒット作を手がける。

2000年にはサンライズを退社し、フリープロデューサーとして『犬夜叉』の制作に携わっている。植田氏は、「えーっ、ヤンマーがアニメを作る!?」と驚き、武器も兵器も持たないロボットアニメを作れることに幸せを感じているコメントを発表した。

アニメ『未ル わたしのみらい』は2025年春に地上波に向けて放送される予定だ。本作が気になった方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてほしい。

以下、プレスリリースの全文となっている。


ヤンマーのアニメ「未ル」の総合プロデューサーに植田益朗氏を迎え、2025年春に地上波放送決定

ヤンマーのオリジナルアニメ『未ル わたしのみらい』2025年春に地上波で放送決定。「武器を持たない」ロボットが時空を超える物語_002
「未ル」キービジュアル

ヤンマーホールディングス株式会社が製作・プロデュースを手がけるオリジナルの商業アニメ「未ル」※1(ミル)の総合プロデューサーに植田益朗氏を迎え、2025年春に地上波での放送が決定しました。正式タイトルは『未ル わたしのみらい』に決定し、オムニバス形式の全5話での放送を予定しています。

当社は“人の可能性を信じる、人の挑戦を後押しする”という価値観「HANASAKA(ハナサカ)」のもと、“A SUSTAINABLE FUTURE”を創り出すことをパーパスに掲げています。本作では、主人公が現状を変えるべく葛藤し、ロボットと関わりながら成長して未来を変えていく姿を描きます。「未ル」で描く一人一人の挑戦は「HANASAKA」に通じ、“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現する第一歩だと考えます。アニメのストーリーを通じて、一人一人が未来を創る存在であると強く思い、より良い未来に向け一歩踏み出す気持ちを後押しすることで、持続可能な社会の実現に向けた共感の輪を広げていきます。

今回制作チームには、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』『シティーハンター』などを手がけたアニメプロデューサーである植田益朗氏に加え、新進気鋭のアニメスタジオ5社が参画しています。今や「アニメ」という文化が世界共通となる中、アニメでチャレンジする人、感動を生み出す人の可能性を支え、後押ししたいという「HANASAKA」の思いを体現しています。加えて、各アニメスタジオにクリエイティビティを最大限に発揮していただくことで、オムニバス形式の全5話の作画のテイストや演出に個性が生まれ、多彩な「未ル」の世界が描かれます。詳細は順次発表を予定しています。

また、今回アニメで登場するロボット「MIRU(ミル)」は、「武器を持たないロボット」であり、困難に立ち向かう人間に寄り添い、後押しする存在です。「人と自然の対峙と調和」をテーマに、オムニバス形式で描く『未ル わたしのみらい』の世界で繰り広げられる人間たちのストーリーにご期待ください。

■アニメ「未ル」の概要
製作・プロデュース:ヤンマーホールディングス株式会社
総合プロデュース:植田 益朗
制作協力:株式会社スカイフォール
企画協力:btrax Japan合同会社
放映時期等:2025年春アニメ(オムニバス形式のストーリー、全5話)
正式アニメタイトル:『未ル わたしのみらい』

あらすじ:
遠い先の未来に人類によって作られたロボット「MIRU」。武器を持たず、時空を超えタイムリープし、様々な時代に訪れる。時代も場所もパラレルな世界でありながら、どの時代にもいる、必死に生きている人達に出会い、その人々の悩み、苦しみに寄り添い、新たな人生への一歩を後押しする。

人類は「MIRU」と出会う事で、希望に向かって歩き始める。

なぜそのロボットは作られたのか、ディストピアに向かう地球の未来を救えるのか?「MIRU」そのものも完璧ではなく、人との出会いによって悩み、学んでいく。

人類は新たな友「MIRU」を得て明るい未来への一歩を踏み出していく、歩幅の小さい一歩だが、その一歩が「バタフライエフェクト※」のように大きな変化を生み、再生に向けた一歩になっていく。

「未来は自分たちの手でつくれる」

そんな思いを込めたアニメです。

※バタフライエフェクト:「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」ことを意味する言葉

株式会社スカイフォール 植田益朗氏コメント
「えーっ、ヤンマーがアニメを作る!?」 まさにハンマーで頭を叩かれたような、衝撃を受けた。それもロボットアニメ!?いや、その上兵器も持ってない?武器を持たないロボットが!?『機動戦士ガンダム』でアニメ人生をスタートし、まさかこの歳でまたロボットアニメを作ることになるなんて。

しかし、話しを聞くとあまりにもチャレンジングに取り組む姿勢、メンバーのやる気に、これは結構面白いことになるかと、今はかなりのめり込んでいる。アニメ人生Last shootingになるかもしれない、このプロジェクトに参加している、花咲(HANASAKA)な自分をこの上なく幸せに感じております。

(植田 益朗氏プロフィール)
1955年東京都生まれ。
1979年日本サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)入社。『機動戦士ガンダム』の制作を経て、劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』を初プロデュース。以後『銀河漂流バイファム』『シティーハンター』『∀ガンダム』など、数々の名作・ヒット作を手がける。「機動戦士ガンダム生誕20周年記念プロジェクト」完遂後、2000年にサンライズを退社。フリープロデューサーとして『犬夜叉』の制作に携わる。アニプレックス立ち上げ時に制作統括として参画。その後A-1 Pictures社長、アニプレックス社長・会長を歴任。現在は株式会社スカイフォール代表取締役。

「未ル」特設ページ:https://www.miru-anime.com/

「未ル」公式Xアカウント:https://x.com/miruanime_info(@miruanime_info)

「未ル」公式Facebookアカウント(US):https://www.facebook.com/miruanimeinfo/

※1ヤンマーのアニメプロジェクトを本格始動、作品タイトルを「未ル」に正式決定(2023年6月20日発表)https://www.yanmar.com/jp/about/brand/yanmar_robot/news/2023/06/20/125807.html

<HANASAKAについて>
ヤンマーらしさの象徴で、“人の可能性を信じ、挑戦を後押しする”という創業者の精神やビジョンの根底にあったヤンマーの価値観を「HANASAKA(ハナサカ)」と呼んでいます。ヤンマーの事業領域を超え、スポーツ・文化などあらゆる領域で挑戦する人たちを後押しし、「HANASAKA」の輪を世界へ広げることで、人と未来を育んでいきます。

詳しくは、https://www.yanmar.com/jp/about/hanasaka/をご覧ください。

<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。

詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。

<注記>
記載内容はリリース発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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