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麗しきおビンタ決闘ゲーム『薔薇と椿 〜お豪華絢爛版〜』のRTAレースは超フィジカル勝負だった。「RTA in Japan Summer 2024」にて披露された、秒速30発の「おビンタパーセカンド」を誇る超速往復おビンタは必見

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東京都千代田区のnote placeにて8月9日から8月15日まで開催されているイベント「RTA in Japan Summer 2024」にて、Nintendo Switch向けに発売されているビンタアクションゲーム『薔薇と椿 〜お豪華絢爛版〜』のRTAレースが行われた。

走者はKOH藻氏・にしきふぐ氏・いちくろ氏の3名。アクションゲーム『LA-MULANA』とのコラボシナリオを含むすべてのシナリオを通しでプレイするレギュレーション「All scenarios(with LA-MULANA)」にて激戦の末、20分52秒の記録でいちくろ氏が1位を獲得した。

『薔薇と椿 〜お豪華絢爛版〜』は、2007年からブラウザやスマホアプリ向けに公開されたゲーム『薔薇と椿』シリーズのエピソードを集め、Nintendo Switch向けにリメイクした作品。大正時代の華族である「椿小路家」の女性たちが、権威と名誉を巡って争うさまを描いた作品となっている。

本作はNintendo Switchに付属するJoy-Conを振り、実際にビンタの動作をすることで相手キャラクターと「おビンタバトル」を繰り広げるのが特徴。今回行われたRTAレースでは、いかに速く・多く・正確におビンタを繰り出すかがタイム短縮の大きなポイントとなった。

レースの見どころは、相手に一方的にビンタを叩き込み続けることができる「往復おビンタ」タイム。おビンタの回数が多ければ多いほど相手の体力を削ることができるため、3名の走者は各々異なる方法でビンタの高速連打を行った。解説のひととせはる氏によれば、走者の「おビンタパーセカンド」は秒速30発にもなるとのこと。

『薔薇と椿 〜お豪華絢爛版〜』のRTAレースは超フィジカル勝負だった。「RTA in Japan Summer 2024」にて_005

瞬発力と判断力が要求されるゲーム性もさることながら、とにかく高速でおビンタをし続ける往復おビンタの存在により、レース後半は走者同士の体力勝負の様相に。走者のKOH藻氏は「この日のためにジムに通って体力を付けて参りましたわ」と語るなど、フィジカルが問われるRTAとなった。

なお、RTA中は走者・解説者ともにゲームの世界観に合わせ「お嬢様言葉」で話していたが、これに対してレース終了後に『薔薇と椿』公式Xアカウントがコメントを寄せている。

「RTA in Japan Summer 2024」は8月15日まで開催される。動画配信サイトのTwitchにてリアルタイム配信も行われているほか、既に行われたRTAのアーカイブは公式YouTubeチャンネルで見ることが可能だ。興味のある人は引き続きイベント情報をチェックしよう。

ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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