ゲーム・映像のアート制作を手がけるGlitz Visualsは3月25日(火)、ゲームクリエイターの小澤健司氏が設立したゲームスタジオ「スタジオサザンカ」と資本業務提携を締結すると発表した。
小澤氏は「NetEase Games 桜花スタジオ」でディレクターとして『聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ』の開発に携わったが、退職を経て3月3日にサザンカスタジオ設立を発表している。
Glitz Visualsは、『ファイナルファンタジーVII リバース』や『首都高バトル』を筆頭に、ゲームやVTuber、アーティスト関連のCG・アート制作に携わる制作会社だ。
発表によると、今回の提携はグローバル市場を見据えた挑戦的なゲームの共同開発や、両社の交流を通じた人材育成を目的にしているという。
本発表にあたって、Glitz Visuals代表の江口拓夢氏は「提携の話が持ちかけられた時、他社も多数手を挙げていた」なかでGlitz Visualsが選ばれたことに深い感謝を伝えた。
一方、小澤氏は江口氏との縁やゲーム産業における“人的・資本的な問題”について触れつつ「お互いの自主性は尊重しながらも、知恵と肉体を絞って新しい未来を作るために、両社の強みをフル活用して並走していく」とコメントしている。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
Glitz Visuals、スタジオサザンカと資本業務提携を締結
~ゲーム制作と業界の人材育成を目指す新たな挑戦~
ゲームや映像のアート制作を手掛ける株式会社Glitz Visuals(東京都新宿区、代表取締役:江口拓夢)は、このたび、ゲームディレクター小澤健司氏が設立した株式会社スタジオサザンカ(本社:東京都新宿区、代表取締役:小澤健司)と資本業務提携を締結いたしました。
本提携により、ゲームタイトルの共同開発およびゲーム業界における人材育成の推進を目標に掲げ、より強固な制作体制を構築してまいります。
提携の背景と目的
当社は、これまでに数多くのゲームや映像案件に携わり、Unreal Engineを活用したAAAタイトルの開発経験を積み重ねてきたほか、映像分野においても技術的な挑戦を続け、メディアにも取り上げられる先進的なクリエイティブを追求してまいりました。これまで、AAAタイトルをはじめとする大規模プロジェクトや、話題を呼ぶMV・CMなど、多岐にわたる映像・ゲーム案件で、先端技術と洗練された表現力を武器に業界の最前線を走り続けております。一方、スタジオサザンカは小澤健司氏の豊富な経験と鋭い感性をもとに、新たなクリエイティブの可能性を追求するために設立されました。
本提携を通じて、当社はグローバル市場を見据えた高度な開発チームの構築と、スタジオサザンカの企画提案力・推進力を融合させた、挑戦的なプロジェクトの実現を目指してまいります。更に単なる技術提供に留まらず、両社の人材交流を通して、業界全体の発展に寄与していく所存です。
今後のより具体的な取り組みについては、随時発表してまいりますので、ご期待ください。
代表コメント
Glitz Visuals 代表取締役江口拓夢
提携の話が持ちかけられた時、他社も多数手を挙げていたと聞いています。
その中でGlitz Visualsを選んでくださったことに、深い感謝とともに、激しい挑戦心が沸き上がりました。
提携は仲間であり、同時に互いに刺激し合うライバル関係。
互いの強みや技術力をぶつけ合い、共にグローバル市場で業界をリードする未来へ全力で突き進みます。
是非、我々の挑戦を見届けてください。
Studio Sasanqua.inc 代表取締役小澤健司
世間で起きる種々の出来事を素直に称賛する一方、自分ごとのように悔しくも感じる人。
自分のやっている仕事のまわりで、常に新しいやり方はないかと問いかけている人。
そういう人と働きたいなぁと思っていたら、江口さんと出会うご縁をいただけました。
ゲームは巨大な産業で、様々な国で新しい取り組みの芽が生まれようとしている一方、
実現のために解決しなければならない人的・資本的な問題も多いです。
お互いの自主性は尊重しながらも、知恵と肉体を絞って新しい未来を作るために、
両社の強みをフル活用して並走してまいります。
会社概要
株式会社Glitz Visuals
所在地:東京都新宿区高田馬場2-14-9 明芳ビル201
代表者:江口拓夢
事業内容:ゲーム・映像その他デジタルコンテンツの企画、制作及び開発
公式サイト:https://www.glitzvisuals.com/
株式会社スタジオサザンカ
所在地:東京都新宿区高田馬場2-14-9 明芳ビル201
代表者:小澤健司
事業内容:ゲームソフトの企画・開発・販売、ゲームソフト企画に関するコンサルティング
公式サイト:https://studiosasanqua.com/