個人ゲーム開発者のえば氏は、自身が手がける高校野球部シミュレーションゲーム『球ひろいSimulator』にチェコ語に対応すると自身のXで明らかにした。きっかけは、えば氏が同作のウィッシュリスト登録状況を確認したところチェコからの登録が「1件」だけ入っていたことだ。
えば氏はひとりのユーザーのためにチェコ語の言語対応を決めたことになる。この行動はSNSで話題を呼び、えば氏のXでは本作のウィッシュリスト登録者数が日本のユーザーよりもチェコ圏のユーザーのほうが多くなったことが報告されている。
チェコ語実装の経緯。『キングダム・カム』の開発元も称賛
ある日ウッシュリストを見ると
— えば⚾球ひろいSimulator⚾ (@ebachan_manga) August 1, 2026
チェコの人が1人だけ登録してくれててん
俺はここ最近の世界野球大会で
チェコがいかに野球と日本にリスペクトを持ってくれてるか知ってるねん
だからこのチェコにいる1人の野球ファンのために、チェコ語も実装してん
待っててくれチェコの友人よ⚾🤝 https://t.co/vk3xpgCsqs pic.twitter.com/5r90FAdr7i
えば氏は自身の投稿で、世界の野球大会でチェコがいかに野球と日本にリスペクトを持ってくれているか知っているとコメント。チェコにいるひとりの野球ファンのためにも、チェコ語を実装すると意気込みを綴っていた。
えば氏の並々ならぬ努力の行動は海外メディアでも取り上げられ、チェコでも話題となった。
一例として、中世で生き抜く名作オープンワールドRPG『キングダムカム・デリバランス』を手がけたチェコのゲーム開発スタジオWarhorse Studiosからお礼のメッセージがえば氏のもとに届き、チェコ出身のプロ野球選手であるオンジェイ・サトリア氏も自身のXで「Arigato🙏🏻」とコメントし、注目を集めている。


『球ひろいSimulator』の概要。過酷な補欠部員の生活
なお、2026年8月にリリースを控えている『球ひろいSimulator』は、日本の高校野球部を舞台にした一人称視点の探索シミュレーターだ。プレイヤーは新入部員となり、監督や先輩からの理不尽な上下関係に耐えながらボールを探し回ることになる。
先輩に対して、主人公は「はい」としか言えない。この内容は開発者自身や周囲の実体験をもとに制作されており、当時の抑圧や理不尽さが如実に描かれているという。

ゲームが開始されたら、広いグラウンドに落ちているボールを拾い、カゴへと持っていくこととになる。ボールは2個までストックすることができ、目標数のボールを拾い集めることで次のステージへと進行する。
また、ステージには女子高生が歩いていることもある。補欠部員としてボールを拾っている主人公は好きな女の子に見つかるとゲームオーバーになってしまうため、注意が必要だ。

約1カ月半で完成。作者も参加し全編フルボイスに
本作を手がけたえば氏は、自身のYouTubeチャンネルで8月2日に完成を報告し、約1カ月半で『球ひろいSimulator』を完成させたことを明かしている。投稿されている動画によると、言語は日本語、英語、韓国語、簡体中文、繁體中文、チェコ語に対応している。おもに機械翻訳で実装したとのこと。
ストーリーは全編フルボイスで実装され、日本語は作者本人が音声を収録しており、日本語以外の音声は、すべてインディーゲーマーであるJ-mon氏が担当している。
🎉🎉PVが出来ました🎉🎉
— えば⚾球ひろいSimulator⚾ (@ebachan_manga) July 19, 2026
Steamにて公開中の『球ひろいSimulator』
なかなかPVを作れなかったんですけど
とうとう完成しました!
ゲーム内容がこれでだいたいわかると思います!
▼Steamストアはこちら▼https://t.co/62E68jK7qu#球ひろい #ゲーム制作 #UnrealEngine #UE https://t.co/w2oVSLcQvI pic.twitter.com/l7q1mcRElC
EBA GAMEが手がける『球ひろいSimulator』は、8月中にPC(Steam)向けにリリースされる予定だ。
なお、えば氏はSteamストアページにて本作の配信はすべてのシーンで可能であると告知しており、配信の概要欄にはSteamストアページのリンクを貼ってほしいと明記している。
