「オープンフィールド」がネックだと思う人は一本道のゲームだと思ってやったっていい!
というわけでこのゲームは「逃げたっていいんだよ」「オープンフィールドだし、探索もいろいろあるよ」と、幅広い選択肢を囁く声が脳内に響き渡るのですが…………
「自由」「豊富な選択肢」「オープンフィールド」などと言われると、
逆に何をしていいかわからなくなる人もいると思います。
私がまさしくそのタイプで、
進むルートや倒すべき敵が一本道でぜんぶ決まっていて、順番にひたすらこなしていくほうが楽に感じてしまいがちです。
そういう場合は逆にオープンフィールドの利点をガン無視して、「行ったほうがよさそうなところ」だけ進むのもアリ!!
「祝福」の示す方向にガンガン進んでみましょう!!
そしてクリアが必須ではなさそうなダンジョンがあったとしても……
ギミックが厄介そうなら一瞬で諦めたって良い!!
また、便利な移動手段を手に入れた途端に街道を爆走するのも楽しいです。
「忌み鬼、マルギット」のところまで一気に進み、何度負けても寄り道せず、地道に時間をかけて倒したって別にいい!!
そういうプレイでも別にいいんです!というか、一見ちょっと無茶っぽい状況で無理やり勝利するのもムチャクチャ気持ちいいです。
その意味で言えば、「簡単に倒されないための高難度」というよりは「気持ちよく倒してもらうための高難度」なのかもな~という気もしてきます。
なにはともあれ、「オープンフィールドだからあちこち探索しないといけない」とか「装備が調ってないと絶対強敵に敵わない」ということはなく、自分がやりたいように進めてもちゃんとなんとかなるので安心してください。
寄り道と探索の良さにも自然と目覚めていく
寄り道は決して強制ではないので、
自分の中で「ちょっとは寄り道してやろうかな!」となった時こそベストタイミング。
強敵を倒した後にそれまでの道に戻ると、ゲーム内のレベルや自分自身のプレイテクも向上しているのでサクサク進む気持ちよさが味わえます。
寄り道をしていると、「は!? こんな便利なアイテムあったのかよ!!」みたいなものも発見できるし、レベルも上がっていきます。
こうやって探索を繰り返していくうちに、新たに手にしたアイテムや能力をまたメインストーリーの中で試してみたくなり、攻略に戻っていく……
そして攻略がひと段落したあと気になる寄り道要素を回収していく……
という正のループが生まれていきます。
そして素晴らしいことにこのゲーム、
寄り道しながらじっくりプレイするにせよ、
一本道でまずはどんどん進むにせよ、
「敵を倒せなくて悔しい!!」という部分以外のストレスを抑えて遊べるよう作られてる印象があるんですよね。
なので一度このループにハマってしまったら……
このゲームに病みつきになってしまうと思います。
最初に出てくるボスたちが強すぎて萎えちゃった!という方もお見かけしたのですが、
ぜひこの気持ちよさを感じられるまではプレイしてみてほしい~~~!!
さて、次項からはその「プレイしやすさ」についても触れていきます。
プレイしやすさ①スタミナが減りにくい
このゲームは攻撃・防御・ローリングなどあらゆる行動でスタミナを消費します。
このスタミナの燃費が、同系統のゲームである『ダークソウル』などに比べてだいぶ改善された印象があります。
「会敵してない場合にはスタミナが減らない」というのもめちゃくちゃ良い仕様だと思います。余計なストレスがない……!
プレイしやすさ②「ガードカウンター」がめっちゃ強い
盾で敵の攻撃を普通に受けたあと、通常の攻撃よりも強力な反撃をボタンひとつで簡単に繰り出せる「ガードカウンター」がとても便利です。
動画で見てもらうのが早いのでぜひご覧ください。
ガードカウンター時は普段のガン盾プレイのときにR2ボタンを押しているだけなのですが、なんだかテクニカルなことをしている感が演出されて気持ちいいです。
ただ、ボスやちょっとデカくてパワーのありそうな敵に対してずっと盾を構えてしまうと簡単にスタミナを削り取られて大きな隙を作ってしまうので、使いどころには注意が必要です。
プレイしやすさ③序盤のレベル上げスポットがある
結局プレイヤーキャラのレベルが高ければ高いほどプレイしやすさは上がるので、
行き詰ったらとりあえずレベル上げをするというのも手だと思うのですが、
本作は序盤のレベル上げに最適だな~と感じる場所がありました。
「関門前」に出てくる巨人っぽい敵です。
レベル上げには倒した敵から獲得した「ルーン」を使用しますが、
初期のレベル上げに必要なルーンは1レベルあたり1000前後。
そこらへんの兵士を倒して得られるルーンは70程度だったりする一方、この巨人は……
1回倒すと1000ルーンも得られます!!!デカすぎる!!
ここで黙々と巨人狩りをすれば序盤は割と有利に進められるかと思います。
『エルデンリング』はプレイヤーの心を折りたいんじゃない、むしろめちゃくちゃクリアしてほしいんだと思う
そんなわけで、その難易度が何かとフォーカスされがちな『エルデンリング』ですが、
あくまでもプレイヤーが絶対にクリアできないような理不尽な難易度ではなく、
幅広いプレイ選択肢とそれを支える遊びやすさを感じる、中毒性の高いゲームだと思います。
クリアを阻んでプレイヤーの心を折りたいわけではもちろんなくて、
「ほら!!こういうやり方もあるよ!!」とプレイヤーを導いたり、
時には「そのスタイルで勝てるかな? かかってこい!!」とプレイヤーを試してきてくれるかのようで……。
ある意味、『エルデンリング』は「ものすごくクリアされたがってるゲーム」という言い方もできるんじゃないかなと感じました。
「自分にはこのゲームは無理そう」と尻込みしてしまっている方も、
臆せずトライしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、
ネットで話題の序盤ボス「ツリーガード」や「忌み鬼、マルギット」を倒し、
その他序盤のいくつかのダンジョンに寄り道したときのメインストーリーの進度ですが……
0%……?
0%!?
0%!?!?!?!!
ボリュームありすぎ!!!!!!!
無限に遊べんじゃん!!!!!!!!!
やっぱクリアさせる気ないんじゃないか!!???
……な~んて叫んでしまいましたが、
これは「ボリュームありすぎ💢無限に遊べんじゃん💢やっぱクリアさせる気ないんじゃない💢」ではなく、
「ボリュームありすぎ💖無限に遊べんじゃん💖やっぱクリアさせる気ないんじゃない💖」
ですからね。
これからもどんどん狭間の地を冒険していこうと思います。
みなさんも……
王となれッッ!!!!!!
以上です。
ありがとうございました。