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『アーマード・コア6』ですべてのボスを己の「拳」のみで撃破したプレイヤーあらわる。1発の銃弾すら使わず、徒手空拳で強引にクリア

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  8月25日に『アーマード・コア6』が発売された。ファン待望の10年ぶりの続編のリリースに、世界中の数多くのファンが熱狂している。同シリーズの大きな魅力は、自らの操作する機体を思いのままにカスタマイズできることにあるだろう。本作のプレイヤーは、お気に入りの武器や自分に向いている武装を選び取り、自分なりのビルドを組み上げることを楽しんでいる。

 そんな中、機体に武器をひとつも装備せず、1発の銃弾さえも使わずにパンチとキックのみの徒手空拳でのみ戦おうとするプレイヤーが国内外で増殖している。

 そして、ついにすべてのボスを撃破し動画をアップしたプレイヤーが登場した。この恐るべき偉業を成し遂げたのは、TwitchおよびYoutubeで活動するストリーマーのZeroLennyだ。

※この動画内容は『アーマード・コア6』のネタバレを含みます。

 『アーマード・コア6』は発売以降間もなく、その難易度の高さがユーザーの間で大きく取り沙汰された。チュートリアルで戦うボス「惑星封鎖機構大型武装ヘリ」を倒すことすらままならないとして、発売日には「最初のヘリ」がXのトレンドワードに上がるほどだった。

 ZeroLennyは、「最初のヘリ」ことこの強力なボスをゲーム開始時から使用できる「ブースト体当たり」を駆使することで突破したようだ。

 のちに機体の自由なカスタマイズが解放されてから、同氏は接近戦の機動力を高めるために四脚の機体に乗り込む。以後はそのビルドのみで、攻撃をかわしながら近づいて殴り続けるインファイトのスタイルであらゆるボスに立ち向かっていく。

 ただでさえ難易度の高い本作でそのようなチャレンジを行うことは、ほとんど苦行に近い行為であるとも思える。とくに、大型かつ苛烈な遠距離攻撃を持つタイプの敵を撃破するのにはかなりの労力を費やしたようだ。一方、自身と同じような大きさである対AC戦においては、どんな相手であっても「相手の機体をボクシングリングのように」コーナーに相手を追い込むことで、非常に楽な戦いができたとも語る。

 本作のボスに苦戦を強いられているプレイヤーは、あえて同氏のような奇天烈なプレイをしてみるのも一興ではないだろうか。それをきっかけとして、新たな活路が開けるかもしれない。

ライター
かわいいゲームとこちらの価値観を揺さぶってくるようなゲームをたくさんプレイしたい。『シルバー事件』と『ナイト・イン・ザ・ウッズ』から多大な影響を受けたことにより、現在小説家としても活動中。

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