任天堂は特別番組「スーパーマリオブラザーズ ワンダー Direct 2023.8.31」にて、『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の新情報を一挙に公開した。
本作の発売日は10月20日(金)で、対象プラットフォームはNintendo Switch。価格はそれぞれ税込でダウンロード版が6500円、パッケージ版が6575円。またニンテンドーカタログチケット対象ソフトとなる。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ11年ぶりの完全新作となる横スクロール・アクションゲームだ。今作ではフラワー王国を舞台に、プレイヤーはマリオやルイージといったキャラクターを操作して冒険することとなる。
最大4人でのマルチプレイに対応しているほか、今作はピーチ、デイジー、キノピオ、ヨッシー、トッテンもプレイアブルキャラクターとして登場。ヨッシーとトッテンに関しては「落下」以外ではミスにならず、ヨッシーにおいては「食べる/吐き出す」といった特殊なアクションを使用可能だ。
また、今作ではシングルプレイでも楽しめるオンライン要素も用意されており、同じステージを攻略しているプレイヤーに挨拶をしたり、ステージ上に「ほかのプレイヤーを助ける」機能を持つパネルを設置することができる。
番組では「ゆる~い繋がり」として紹介されており、他プレイヤーをサポートしたいり、同時にゴールすることで「ハートポイント」が蓄積されるという。本システムの発表を受けて、一部のユーザーはフロム・ソフトウェアが手掛ける『ソウルシリーズ』やコジマプロダクションの『デス・ストランディング』など近年のトリプルAタイトルのシステムを取り入れていると反応している。
冒険するステージは7つの地域に分かれており、土管型の岩山がそびえたつ「ドカンロック平原」、寒い麓や雲より高い高度のステージを携えたモックモック高山、黄金の滝が流れる水辺のステージを中心とする「オーゴン滝」、海中や洞窟を中心とした「フラワー諸島」といったエリアがライナップ。
各エリア内では従来のように定められた順番で個別のステージを攻略する場面もある一方、ステージによっては好きな順番で楽しむこともできる仕様となる。
ステージ上には近づくと喋ってくる「おしゃべりフラワー」といった新キャラクターや、プレイヤーの動きをマネしてジャンプする「ホッピン」、情報に種をプチプチと発射する「スイカパックン」、勢いよく突っ込んで地面や壁面に突き刺さる「メリコンドル」、ミイラのような姿の「マキマキ」といった新たな敵キャラクターも登場する。
また、ステージ上のどこかに存在する土地の力を蓄えた特別な「ワンダーフラワー」に接触することで、ステージやキャラクターに不思議な変化を起こす「ワンダー」が発生。映像ではドカンに顔がついて生き物のように動きだしたり、プレイアブルキャラクターがクリボーや鉄球になったり、はたまたステージがサイドビューではなくトップダウン視点に変化するといったダイナミックな現象を確認できる。
ステージ上に存在する「ワンダーシード」と呼ばれるアイテムを獲得することで「ワンダー」は終了する仕様となり、「ワンダーシード」を消費することで新たなステージを開放できるという。
プレイアブルキャラクターに関しては水を吸い込んで放水したり、大きな花で敵を弾き飛ばせる「ゾウ変身」のみならず、敵キャラクターを泡で包み込んで倒したり、何もない場所に足場を作れる「アワ変身」、情報からの落下してくる敵を倒したり、本来侵入できない天井や地下に潜ることができる「ドリル変身」も新たに登場する。
さらに、本作では冒険を進めると「バッジ」と呼ばれるアイテムを獲得でき、この「バッジ」を装備することで「変身」とは別にプレイアブルキャラクターへ特殊な能力を与えることができる。
パークはキャラクターの落下速度を大幅に減速させる「帽子パラシュート」や空中でツルを発射してワイヤーアクションを行える「つるショット」、大事なものが接近すると特殊なエフェクトが発生する「ダウジング」、敵にも自分にも姿が見えない「透明」といった便利な能力のみならず、一風変わった能力も用意される。一度に装備できるバッジはひとつだけであり、ステージを攻略する際に「バッジを付け替える」ことも鍵となるだろう。
上記のほか、本作ではジョイコンを“おすそわけ”することで最大4人でローカルマルチプレイを実施できる。マルチプレイ中にはミスしても5秒間の間は魂としてステージを浮遊でき、5秒以内に生存している見方がインタラクトすることで復活させることが可能となっている。また、味方にヨッシーがいれば、ほかのプレイヤーがヨッシーに騎乗することもできるそうだ。
多数の新要素を携えた『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』。興味がある読者は、10月20日の発売を待とう。