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“団地感”が凄いシンガポール産のリアルなホラーゲーム『Scarred』発表。生活感のある背景美術と臨場感のある美麗なグラフィックが不穏過ぎる

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 シンガポールに住む個人ゲーム開発者のKOEXstudio氏は8月31日、「シンガポールの建築物」からインスパイアを受けたホラーゲーム『Scarred』を発表し、のSteamストアページを公開した。

 『Scarred』はシンガポールのノスタルジックなロケーションを舞台にしたホラーゲームだ。ゲームの詳細は明かされていない要素は多いものの、トレーラーでは高精細でリアルなグラフィック表現が確認できる。

 筆者は「シンガポールのノスタルジックなロケーション」を知らないが、トレーラーで描かれるマンションの薄く汚れた壁面や「誰かが壁に掛けたタオル」といった生活感のあるディテール、やや旧式のエレベーターなどは強く“団地感”を彷彿とさせるものであり、日本のプレイヤーも「静まった団地の不気味さ」として本作の恐怖を親近感を持って味わえそうだ。

 ゲームプレイは敵の正体や、敵からの回避方法を見極めながらフィールドを探索する1人称視点のホラーパズルゲームとされている。また、ストーリーはシンガポールの実話をモチーフにしており、メインビジュアルやスクリーンショット、制服を着た幽霊の姿などから「学校」も重要なモチーフとなるのだろう。

 なお、公開されているスクリーンショットやトレーラーは現時点で断片的である。トレーラーのような高精細なグラフィックや、背景美術の生活感が醸し出す不気味さをゲーム本編にも期待したい。

 本作を手掛けるkoexstudio氏はこれまでに複数のゲームリリースしており、2Dのホラーアドベンチャーゲーム『Seduction』や、人類が滅亡した未来にタイムスリップし戦うサバイバルアクションゲーム『There Is No Tomorrow』交通事故で生き残った男が自らの潜在意識の世界を冒険する『Noosphere』といった様々なジャンルの作品を手掛けている。

 作品をリリースするたびにクオリティが上がっており、今作では2019年に設立されたパブリッシャー「Iterative Collective」が販売などを担当するかたちとなる。

 本作に興味がある読者は、The Iterative Collectiveや開発者であるkoexstudio氏の公式アカウントをチェックして続報を待とう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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