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ジャンプ新連載『魔々勇々』(ままゆうゆう)が「一話からすごい」「画力高い」とひそかに話題に。新人作家・林快彦氏による初連載作品

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 9月11日(月)に発売された週刊少年ジャンプ41号にて、新連載『魔々勇々』(ままゆうゆう)の第一話が掲載され、一話の完成度の高さや新人作家らしからぬ画力がSNS上でひそかに話題となっている。

 ジャンプでは41号から3つの新連載がスタートする予定で、いずれも手塚賞出身の新人による連載デビュー1作目となっている。第一弾となった『魔々勇々』は、『オクトキル』で第101回手塚賞の佳作を受賞した林快彦氏による新作だ。

 2021年4月のJUMP新世界漫画賞では『ラブリー・ランナーズ・ハイ』で準入選を果たし、『絵に描いた餅を描いた餅』や『へのへのもへじと棒人間とパンツ』といった読み切り作品を公表してきた。2022年に少年ジャンプ+で公開された『へのへのもへじと棒人間とパンツ』は、主人公が棒人間という異質な設定とエネルギッシュな恋愛模様を描いた作品として話題になった。

 『魔々勇々』は勇者と魔王が共存するようになった時代を描く、ニュー”ノーマル”ファンタジー漫画。勇者の肩書だけを持ち役目を失った孤児の青年・コルレオと、彼を育てる女魔王マママの前に、異世界の勇者エヴァン・オール・グリーンとそれを追う異世界の魔王が訪れる。均衡が崩れ世界はどうなっていくのか、先が気になるストーリーと巧みな展開で、完結型の第一話は完成度高く描かれている。

 本作には業界の著名人も何人か反応しており、『チェンソーマン』藤本タツキ先生が中の人として知られる「ながやま こはる」のXアカウントでは、「ジャンプの新連載面白かったのでオススメです。」とのポストが。漫画業界以外でも、芸人のマヂカルラブリー野田クリスタル氏も「すんごく好きなんだけどこの新連載」とポストするなど、著名人の反応がいくつか見られた。

 『魔々勇々』という言葉がおそらくキーボードやスマートフォンでは打ちづらいせいか、X上では漫画名がトレンド上位には入らなかったものの、「ジャンプの新連載」という単語から昨日の週刊少年ジャンプ41号発売からトレンド入り。第一話以降の展開がどうなるのかまったく不透明である点を不安に思う読者も見られたものの、総じて画力の高さや第一話の完成度の高さを称賛する声が寄せられ、「大ヒットの予感がする」という予想も立てられた。

 ジャンプでは今後も2号連続で新人作家による新連載が掲載開始となる予定で、9月19日の42号では血飛沫舞う剣戟バトルアクション漫画『カグラバチ』(外薗健)、9月25日の43号では新時代フィギュアスケート物語を描く『ツーオンアイス』(逸茂エルク)の連載がスタートする予定となっている。

編集者
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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