8月8日、地動説を証明するために命を賭ける者たちが描かれる人気漫画『チ。ー地球の運動についてー』のアニメについて、オープニング主題歌を人気ロックバンド・サカナクションが担当すると発表された。
さらにサカナクションでボーカルとギターを担当する山口一郎氏から「この素晴らしい作品に携われたことはバンドにとってはとても光栄なことです。」と喜びのコメントも届いている。
『チ。ー地球の運動についてー』は、漫画家・魚豊氏によって2020年から2022年まで連載されていた、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いたフィクション作品だ。
作中では15世紀のヨーロッパを舞台に、謎めいた学者フベルトの言葉で地動説の可能性を知り、知的好奇心に駆られる神童ラファウを中心に、さまざまな人物による群像劇が描かれる。
かなり評価も高く、2022年に実施された「第26回 手塚治虫文化賞」にてマンガ大賞を受賞するほか、さまざまな賞を受賞している。
アニメ『チ。ー地球の運動についてー』のオープニング主題歌を務めるサカナクションは、「新宝島」や「モス」などの楽曲で知られる人気のロックバンド。今回が2年ぶり新曲となっており、初のテレビアニメ主題歌を手がけるとのこと。
また、ボーカルとギターを担当する山口一郎氏によるコメントも届いている。「原作・台本を読んだ時の感想」と「主題歌に込めた想い、ファンに向けて一言」のふたつを語っている。
■サカナクション山口一郎 コメント全文■
1.原作・台本を読んだ時の感想
事前知識が全くない状態で作品を読めたので、純粋にとても楽しめました。
史実と思われる部分とフィクションとがギリギリのところで混ざり合いながら、
どこまで読み進めても論理的にまったく隙が生じない。
その中に人間のもつ熱さが混在する、すごいバランス感覚の上に成立している作品だと思いました。2.主題歌に込めた想い、ファンに向けて一言
原作のもつテーマをわかりやすく、具体的に音楽にするのではなく、いかに抽象的で説得力のあるものにするかということに重点をおいて制作しました。
2年間活動休止をしていて久しぶりの新曲にも関わらず、この「チ。-地球の運動について-」という作品で、初めて TV アニメの主題歌を担当させていただけたこと。
そして何よりこの素晴らしい作品に携われたことはバンドにとってはとても光栄なことです。
僕たちのこの思いがリスナーの皆さんにも伝わるといいなと思っております。山口一郎(サカナクション)
アニメ『チ。ー地球の運動についてー』は10月からNHK総合にに放送予定。本作が気になるという人は公式Xアカウントなどをチェックしておこう。
以下、プレスリリース全文。
若き天才作家魚豊(うおと)が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語 動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。「チ。 ―地球の運動について―」OP 主題歌はサカナクションに決定!2年ぶり新曲で初の TV アニメ主題歌を手掛ける!コメントも到着!
第 26 回手塚治虫文化賞のマンガ大賞ほか、数々の賞を席巻。若き天才作家魚豊(うおと)が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語「チ。 ―地球の運動について―」。
(2024 年 10 月 NHK 総合テレビ(毎週土曜午後 11 時 45 分)にて TV アニメ放送開始)
この度、OP 主題歌をサカナクションが務めることが決定致しました。(※放送予定は変更になる可能性があります)
舞台は 15 世紀のヨーロッパ某国。地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする“天動説”こそがこの世の真理だとされ、その理を覆すようなことを信じたり、研究することが重罪だった時代に、謎めいた学者フベルトの言葉で“地動説”の可能性を知った神童ラファウ。周囲からも天才だと言われ自認もしていた彼に芽生えた抑えがたい強烈な知的好奇心。「いったい何を捧げれば、この世界のすべてが知れる?」と、自らの「知」と「血」、さらには命を懸けて「地」動説の証明に挑むことになるラファウを待ち受ける運命とは――
神童ラファウを坂本真綾、異端審査官ノヴァクを津田健次郎、謎の学者フベルトを速水奨が演じる。
サカナクション山口一郎よりコメントも到着!
原作について、「史実と思われる部分とフィクションとがギリギリのところで混ざり合いながら、どこまで読み進めても論理的にまったく隙が生じない。その中に人間のもつ熱さが混在する、すごいバランス感覚の上に成立している作品だと思いました。」と惚れ込んだ。主題歌について「原作のもつテーマをわかりやすく、具体的に音楽にするのではなく、いかに抽象的で説得力のあるものにするかということに重点をおい
て制作しました。」と明かし、2年間の活動休止を経ての新曲が、バンド初の TV アニメ主題歌となったことについては、「この素晴らしい作品に携われたことはバンドにとってはとても光栄なことです。」と喜びのコメントが届いた。
■サカナクション山口一郎 コメント全文■
1.原作・台本を読んだ時の感想
事前知識が全くない状態で作品を読めたので、純粋にとても楽しめました。
史実と思われる部分とフィクションとがギリギリのところで混ざり合いながら、
どこまで読み進めても論理的にまったく隙が生じない。
その中に人間のもつ熱さが混在する、すごいバランス感覚の上に成立している作品だと思いました。
2.主題歌に込めた想い、ファンに向けて一言
原作のもつテーマをわかりやすく、具体的に音楽にするのではなく、いかに抽象的で説得力のあるものにするかということに重点をおいて制作しました。
2年間活動休止をしていて久しぶりの新曲にも関わらず、この「チ。-地球の運動について-」という作品で、初めて TV アニメの主題歌を担当させていただけたこと。
そして何よりこの素晴らしい作品に携われたことはバンドにとってはとても光栄なことです。
僕たちのこの思いがリスナーの皆さんにも伝わるといいなと思っております。
山口一郎(サカナクション)
アニメ化に伴い、驚天動チ。的3点の書籍・商品の出版活動も開始。
一、『チ。 —地球の運動について— 豪華版 』
出版技術の粋を集めた、圧倒的仕様。
四六判、上製本、天地チリ無し、天銀、美麗カバーグラフィック、透明カバーデザイン。
※デザインは変更の可能性ございます。
二、公式トリビュートブック『チ。 —地球の運動について—』 第 Q 集
日本を代表する超豪華執筆陣が思い描き表現する、「チ。」
アニメ化を記念し、ジャンルの垣根を越えた著名人達に「チ。」をトリビュートし、表
現してもらったものを収録。内容もイラスト、エッセイ、小説、詩、評論、対談とバラ
エティに富む。さらに深化する「チ。」の世界を見逃すな。
アニメ OP 主題歌担当のサカナクション山口一郎氏も参加!
イラスト:板垣恵介/松本大洋/高橋しん/真鍋昌平 etc.
対談:野口聡一(元 JAXA 宇宙飛行士)、ピース又吉直樹(お笑い芸人)、津田健
次郎(声優・アニメ版「チ。」ノヴァク役)、サカナクション山口一郎(アニメ版「チ。」
OP 主題歌担当)etc.
エッセイ:冲方丁、佐藤究、秋田ひろむ(amazarashi)etc.
小説:朝井リョウ
詩:最果タヒ
評論:石橋圭一(印刷博物館 学芸員)、谷川嘉浩(哲学者)etc.
三、ポスターコレクション『チ。 —地球の運動について— 』 1
最終回を彩ったイラストが、1 枚のポスターとなって登場。
週刊ビッグコミックスピリッツ 2022 年 20 号に掲載された「チ。」最終話主
要キャラが描かれたカラーイラストが掲載されたが、その幻の絵を一枚のポス
ターとして制作。「チ。」の物語を紡いだキャラクターが一堂に会する様子は、
圧巻。
※デザインは変更の可能性ございます。
以上 3 点、全て予約受付中。
予約は特設サイトにて。↓
https://dps.shogakukan.co.jp/chi.
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【原作】
魚豊「チ。 ―地球の運動について―」
(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
【キャスト】
ラファウ:坂本真綾
ノヴァク:津田健次郎
フベルト:速水奨
【OP/主題歌】サカナクション
【スタッフ】
アニメーション制作:マッドハウス
©魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会
公式 HP:anime-chi.jp
公式 X:@chikyu_chi
2024 年 10 月 NHK 総合テレビにて(毎週土曜午後 11 時 45 分)放送開始(予定)